脂肪斬り
昨日か一昨日、テレビでお腹に注射を打って胴回りを細く
している人がいたんです。
当然注射をしているのは医者です。(これも問題ですが)
「こんなに楽に痩せられるんだー。」なんて喜ぶ。
お気楽なのはあなたの頭の中ですから!残念!
身体の中はパニック斬り!!
という感じでしょうか。
注射でどうなったのか知りませんが、本当に皮下脂肪を何
らかの形で血管内に溶かし出したのなら、血液中には脂肪酸
が満タンで大変な事態です。
血液中に中性脂肪が脂肪酸として溶け出すと、脂肪酸の上
昇を抑えるために肝臓で急激に処理する必要があります。
これって重症糖尿病ですもんね。
別の方法であったとしても、基本的に脂肪を消し去る方法
なんてないんですから、どこかで処理するわけです。
そもそも楽して痩せようなんて、他の部分が問題ではありま
せんか?(思考回路とか)
あなたの身体はあなたの生活(生き方)の結果です。
その身体を嫌うのですか?
うーん..最近斬ってばかりだな....
(2004年12月29日)
左右
最近ここで癌の話を書きました。
抗ガン剤というのは、延命を目的にしているのではなく、如
何に腫瘍が縮小するかを目的にしていると。
今朝のニュースでは、悪名高き癌治療薬であるイレッサが
承認取り消しになるかもしれないとのこと。
その理由が、「延命効果が認められない」らしいのですが、
そんなことは前から分かっていたことで、さんざん被害を広
げた上でのことです。
私のような素人が分かることが、医師や薬剤師に分からな
いということがあるのでしょうか?
さてイレッサだけでどれほどの税金を無駄にし、どれ程の人
命を奪ったことでしょう。
日本だけでも数百人の命を短くしたことは分かっています。
厚労省や薬剤メーカー、承認機関はどの面下げて弁解をす
るのでしょう?
病気・治療・薬・薬剤メーカー・医師・病院・厚労省・この
辺りをよく知ることは、これから医療を受ける側にとって重
要なことですし、命を左右することになっているようです。
(2004年12月28日)
始発
今日は偉く眠いなと思いながら、次男を連れて仕事場へ。
珍しく家内に、「明日は健真を仕事に連れて行って」と言わ
れ、気合いを入れて次男を起こし、外へ出たのですが、妙に
外が暗かったです。(今思えば)
「まぁ冬至が終わったところだし」と、そう気にも留めませ
んでしたが、駅に着いて時計を見ると....
−まだ4時50分でした。−
「まだ始発も運行していませんから、残念!!」
起きる時間を間違えました。
いつも時間を確かめず電車に乗るもので、いつもの癖で電車
に乗っちゃいました。
....始発電車に。
普段と違うことをすると、こういうことが起こります。
治療所のベッドで眠そうに次男がポケモン大百科を見ていま
す。(サンタのプレゼントの)
(2004年12月25日)
EVE
ここ数日色々なことがありました。
バタバタして落ち着きませんが、以前にも書いた「禍福は糾
える縄の如し」を信じています。
この件が落ち着いたらここでもお話ししようと思います。
それまでは福を信じるのみです。
今日は金曜のクリスマスイブですから、街は大変な盛り上が
りようでしょうね。
私も今晩サンタに変身する予定です。
皆様にも素晴らしいクリスマスが訪れますように(祈)
(2004年12月24日)
準備
日本での死因の第1位は癌だということは周知のことです
よね。
でもこの癌ということ、癌の治療のことは案外知られていま
せんね。
そもそも癌という診断基準には、各医療機関で大きな隔た
りがありますし、日本の医師(病理医)は癌の診断を出しや
すいことが分かっています。
本当の癌患者が海外では癌と診断されないのか、癌ではない
患者が日本では癌と診断されるのか、あなたならどう思いま
すか?
また一旦治療にかかる際、アメリカでは約9000人の腫
瘍腫瘍医が化学療法を担当します。
この腫瘍腫瘍医は、一般内科を含め6年間の研修が必要とさ
れています。
日本では2005年から認定医試験を始めようとしていると
ころです。
さらに全国に80ある大学の中で、臨床腫瘍科があるのは9
大学のみです。
癌になってからではなく、癌になる前の準備が必要ではな
いですか?
あなたの癌に対する知識は大丈夫ですか?
一見十分な対策を講じているようなアメリカでも、1975
年以来癌による死亡者は、毎年9000人ずつ増え続けてい
ます。
何でも後追いの日本でも恐らく....。
(2004年12月20日)
クリスマス
昨日クリスマスプレゼントを買いに、トイザらスに行きま
した。
クリスマス前の最後の日曜とあって、店内は超満員です。
子ども二人のプレゼントを探しながら右往左往していまし
たが、今更ながら子供用のおもちゃの高性能化と価格の安さ
には驚かされます。
勿論携帯用ゲーム機などは結構な値段がするのですが、私達
が子どもの頃に持っていたようなゲーム機の性能とは比べも
のになりませんから、この性能がこの値段とはと家内と驚き
っ放しです。
だってラジコンの飛行機やヘリコプターすら1万円もしな
いんです。
一昔前なら、大人のおもちゃとして10〜20万はしていた
のではないでしょうか。
結局子どもはラジコンのバイク(2輪走行するもの)と、
赤外線のセンサーでマシンガンを打ち合うサバイバルゲーム
機を買ってもらっていました。(私の母親に)
昨日は家の中を走るバイクと、走り回りながら鉄砲を撃ちま
くる兄弟+1(私)で騒々しい家でした。
まぁ年に一度ですもんね。
(2004年12月20日)
裏側
日本人は遺伝的にコレステロールの影響が出にくいとされ
ており、あまりにも過度にコレステロールと中性脂肪が高く
ない場合には、コレステロールを下げた方が死亡率は高まる
ことが統計上分かっています。
当院でも血液検査を患者さんに見せてもらっている限りで
は、コレステロールが高いよりも低い方が治療はし難いこと
が多いですね。
不妊症やアトピーでも、コレステロールが極端に低い人は、
比較的治りが遅く治療の成果が出難い傾向があります。
LDLコレステロールは悪玉などと呼ばれますが、LDL
は細胞への物資輸送を行っているわけですから、これが低い
人は細胞の活性が低く、傷の治りが遅かったり、皮膚粘膜が
弱かったりします。
その逆にHDLコレステロールが高いと喜んでいたら、実
は体内異物を肝臓に運搬する必要が高い人、つまり異物が体
内に多く存在する人ということもあります。
これは薬物を投与されている人に見られますので、やたら薬
を処方されている老人などはこの傾向があります。
当然喜んでいる場合ではありません。
数字の表側だけ見てはいけませんね。
その数字に隠された意味を知らなくては、折角の血液検査も
意味がありません。
(2004年12月18日)
ビスファチン
医学の常識は常に変わることは常々ここでも書いています
が、今朝の新聞では血糖値に関しての新たな発見が書かれて
いました。
元々人間は身体を動かすことを中心に作られているため、
身体や頭を働かすときに必要な栄養である血糖(ブドウ糖)
を増やすホルモンは多くあります。
それに比べ、使えば無くなる血糖をわざわざ減らすホルモン
はほとんど無くて、体内では膵臓から分泌されるインスリン
だけだと考えられてきました。
その為現代のように身体を酷使しない時代では、体内の血
糖の量(摂取する量)と消費する量のバランスが悪く、使わ
れない血糖が多すぎるために調節障害を起こし、糖尿病が増
えています。
しかしこの血糖値を下げるホルモンが、脂肪細胞から出て
いることを大阪大学教授の下村教授が発見し、ビスファチン
と名付けました。
但しこのホルモンの働きは、現在のところインスリンよりも
少ないと見られ、血糖値の調節機能よりも内臓脂肪を増やす
機能に注目されているようです。
この発見自体は素晴らしい発見なのですが、これでビスフ
ァチンを阻害して内臓脂肪を減らそうなどという安易な発想
だけで薬剤が作られないかどうか心配です。
酵素の阻害剤や受容体をブロックするような薬剤は過去にも
色々な種類が出ていますが、基本的に人間の身体の働きは複
雑ですから、長い研究や臨床試験を行うべきです。
薬剤の場合、一旦発売されれば発売中止までに多額の医療
費を費やします。(新薬なら尚更)
過去には短期間に1兆円以上を使いながら生産中止になった
薬剤もあります。(1億が千個ですよ!)
勿論元は税金ですから(残念!)
内臓脂肪が気になるなら、まずは食事と運動で対応するこ
とが先決です。
楽して痩せようなんて災いの元です。
(2004年12月17日)
ATC
昨日は夕方からATCに行っていたのですが、見事にクリ
スマスツリーが点灯していました。
子どもが産まれて以来、クリスマスは子どものイベントにな
ってしまいましたが、ツリーを見ると何故かかわくわくしま
すね。
ATCにはアウトレットがあるのですが、平日ということ
もあってか、ワンフロアーに数人しか人がいません。
第3セクターの失敗は数多いですが、フェスティバルゲート
と並んでここは正にゴーストタウンと呼んでも良いくらいで
す。
買い物は空いてるに越したことはないんですが、ここまで
空いていると店員が珍しそうに寄って来ます。
但し逃すまいという気迫は全くありませんが....。
大阪近郊の方々、空いている安売りの店が宜しければ、AT
Cへどうぞ。
ツリーの見事さ(だけ)は特筆ものですので。
(2004年12月16日)
給食
今朝以前来られていた患者さんから、治療所に講演会の案
内チラシを置いてくれないかという問い合わせがメールで届
いていました。
何のチラシかというと、「学校給食と子どもの健康を考え
る会」という民間団体のもののようです。
早速HPを見せて頂きましたが、参考で載っていたある学校
の給食メニューが載っていたので見てみると、思わず絶句の
メニューですね。
小学生のお子さんをお持ちの方なら分かるでしょうが、そ
の無国籍ぶりといい、品目の偏りといい、メニュー構成のセ
ンスや食い合わせの悪さといい、目に余るものがあります。
そもそも私達の小学生の頃、それまでパン食のみだったメ
ニューに米食が加わり、米に牛乳というへんてこな組み合わ
せが気持ち悪かったのを思い出します。
現在はさらに拍車をかけるようにひどいですね。
未だにある牛乳やパン食中心には私もかなり抵抗がありま
すし、味覚が未形成な子どもに味の濃い無国籍ファミレス料
理を食べさせるのは、最早給食の本来の目的は全く果たして
おりません。
我が子が将来このような給食を食べさせられるのかと思う
と、少々ぞっとしますね。
日本の気候風土にあったものや、安心出来る素材(給食では
安価な海外ものを使用)で子どもには食事をさせたいところ
です。
これでは本当に食育どころの話ではありません。
(2004年12月15日)
潰れる
私は開業と同時にPCデビューし、それ以来基本的にはネ
ットとメールくらいしかしないものですから、PCに関して
の知識なんて殆どありません。
それが何を思ったのか、昨日ブラウザとメーラーを新しく
違うものを使うようにしました。
まぁあまりにもウイルスメールが届くもので、診療予約のメ
ールと勘違いして、治療中に手を止めて確認しなくてはいけ
なくなったからなんですが。
メールが着くと音が鳴るようにしているんですが、これが
しょっちゅう鳴るんです。
人によってはメール後暫くして来院される人もいますので、
一日に1〜2回確認すれば良いというわけにもいかず、仕方
なくメーラーを変えてみたんです。
これが大変で、原因も分からずメールが送受信できなくな
ったしまったり、文字化けしたりで....。
やっとまともに動くようになりました。
本当はプロバイダーでも対処してくれるのですが、もうす
ぐプロバイダーも変更予定ですので、今更別料金もなぁ....
ということで、来年になればメールアドレスとHPのアド
レスが変更になります。
2月頃だと思いますが、その時期にもう一度お知らせします
が、無くなってしまったと勘違いなさらないように。
潰れたの(閉院)でもありませんので。
(2004年12月14日)
風邪
昨年、日本呼吸器学会で風邪の治療に薬は不要であるとガ
イドラインが出ましたが、果たして一般の方々に普及したで
しょうか?
個人的な感想を言うと、全く普及していません。
当院に通う患者さんを見ていると、かなり普及したような錯
覚を受けますが、初診の方や家内の友人や親戚に聞くとそう
ではないことが分かります。
風邪に効く薬はないと言っても、目を丸くするばかりで納
得しません。
解熱剤はあまり使用しない方が良いと言っても同様で、子ど
もの脳障害が怖いと言いながら、返ってリスクを増やすよう
な方法を選択します。
この土日は次男が発熱し、土曜の晩には40度を記録しま
した。(先日のおたふく風邪よりもしんどそうでした)
41度を越えるようならと、一応アセトアミノフェン(カロ
ナール)を用意しましたが、深夜には38度になり、翌日の
昼間には平熱に回復していました。(土曜に針治療はしまし
たが)
勿論体力は個々人で異なりますが、これが本来の治り方なの
でしょう。
(2004年12月13日)
課題
先日のフィブリノーゲン製剤の件は、その後納入先病院や
厚労省に問い合わせが殺到し、大変な騒ぎのようです。
私達のような鍼灸師にもカルテの保存が義務づけられていま
すが、この保存期間は5年間であるため、それ以前のカルテ
については、各医療機関の判断に委ねられます。
カルテを保存して管理しようとしても、大量のカルテを保
存する場所が無ければそれまでです。
今回も多くの病院でカルテが現存しない問題が発生しており
ます。
c型肝炎の場合、潜伏期間が長く症状を出さないまま経過す
ることが多いため、いざ治療が必要な頃にはカルテがないと
いうことが起こりえます。
今回の場合も、カルテの保存期間云々ではなく、あくまで
も危険がある製剤を漫然と使い続けた厚労省や、医療メーカ
ーの責任が問われます。
また使用していた側の医療機関に関してはどうでしょう?
自分達が使う製品に関しての十分な知識や、それに関する
情報はどう得ていくのか。
これは今後の課題かもしれません。
(2004年12月11日)
うやむや
薬害エイズ訴訟は今だ記憶に新しいですが、最近また輸血
用のフィブリノーゲン製剤がC型肝炎に大量に侵され、潜在
的な感染者がかなりいることが話題になっています。
今日のアサヒドットコムで、大阪市内の納入の可能性があ
る病院一覧が出ていますが、それを見て何とも言いようがな
い脱力感に襲われました。
ほぼ全ての中規模以上の病院名が上がっています。
そりゃ厚生省が認めた製剤ですから仕方ないのでしょうが、
これは使用されていた期間内に手術した経験がある人は、殆
どの人が感染の可能性が否定出来ないということです。
中には中規模の産婦人科医院もありました。
誰がこの責任を取るのでしょうか?
又薬害エイズの時のようにうやむやに....。
(2004年12月9日)
認定
最近、医師会や鍼灸師会でも、認定制度というものが出来
ています。
各会や学会が規定の講習会への参加や、学会への参加、或い
はレポート、筆記試験などで認定し、患者の病院選択や鍼灸
院選択の手助けをしようというものです。
個人的には「?」な制度のような気がしますし、実際にこ
の認定制度で認定されれば安心なのかといえば、そうでもな
いような気もしますし。
勿論これらの試み自体が全く間違っているとは思わないので
すが、鍼灸師などでは入学試験や国家試験をもっとレベルを
上げた方が効果的でしょうし、教員のレベルを上げたり教育
内容を見直した方がより現実的なような気がします。
医師にしても同様で、医学部時代の教育内容を見直すこと
や、学校ごとのレベル差をどうにかすることが先決なように
も思います。
そこでこの認定制度がらみの事件を一つ紹介します。
この事件は日本内科学会の認定医試験で、日本医科大学老
人研究所の助教授が臨床記録を偽造して合格し、その後それ
が発覚して現在処分待ちというものです。
さらにこの医師と記者の一問一答も載っていたのですが、そ
の内容が面白かったので紹介します。
この医師は日本消化器病学会の評議員になるため、その資
格である認定医になりたかったということです。
悪いことをやったと思わないかという問いかけに対し、
「誰もがやっているようなことだ。認定医だから優秀なわけ
ではない。制度そのものがあってもなくても同じだ。」
と言い切ってしまったそうです。
不正を働いてしまってからこういうことを言うのも考えもの
ですが、恐らくこの医師の言うことも一理あるのでしょう。
誰もがやっているというのは分かりませんが、認定医だから
優秀な訳ではないというのはその通りでしょう。
今は過渡期ですから仕方ありませんが、出来れば認定制度
は学生時代から行うようにし、学校卒業して直ぐにそれらを
受けてから更新制にするのが良いですね。
鍼灸などは他の医療資格を持ってから入学する人も多いの
で、かなり卒業時の臨床能力や知識に差があります。
それは例えれば、みのもんた好きの主婦と臨床医くらいの差
があるのです。(本当ですよ)
実際に教員より臨床能力や知識のある生徒もざらに存在しま
す。
その辺から変えなければ駄目でしょうね。
(2004年12月8日)
幽霊
ちょっとほのぼの(?)なお話。
アメリカのノースカロライナ州の女性が、おじいちゃんの
幽霊を怖がる息子のために、おじいちゃんの幽霊をオークシ
ョンにかけているということです。
ことの発端はこの女性の息子が、女性の父親が亡くなって
以来おじいちゃんの幽霊を怖がるようになったことから始ま
ります。
この子の恐がり方はどんどんひどくなり、一人では家で過ご
せなくなってしまいます。
そこでこの女性はおじいちゃんの幽霊としてオークション
に出品し、落札者にはおじいちゃんの使っていた杖を渡し、
息子宛に「おじいちゃんは私が落札しました」という手紙を
出してもらうようです。
こんなものがオークションになるのかと思いますが、この
洒落が通じたのか、本当に幽霊を買いたいのか、50件の入
札があり、日本円で約125万円にまで上がっているようで
す。
落札の締め切りは日本時間の12日午前ですので、興味があ
ればeBayで御入札下さい。
私も実家に行くと、父親の仏前に家族全員で座って線香を
上げるのが習慣となっていますが、アメリカなどはそういっ
た習慣もなく、案外オカルト好きだったりしますよね。
嘘か本当かマリアの処女懐胎を信じているといいますし。
親を幽霊として売ってしまうよりも、違う形での解決を求め
るのは私だけでしょうか。
オークションで売られていくおじいちゃんをどう感じるので
しょうか?
大人になったら幽霊を買い戻すんでしょうかね。
(2004年12月7日)
通説
以前から、しきりにサメの軟骨を健康食品に薦める広告が
ありましたが、そのサメ軟骨エキスを薦める理由に、サメは
癌にならないからなんて理由があったんですね。
この通説を否定して、最近はサメも癌になることが分かっ
たとのことですが、サメが癌になることが分かったと否定す
る記事を見て、初めて癌治療の理論として使っていることを
知りました。
こんな理由で癌治療に使う人(業者)がいるとしたら驚き
ですね。
同じようなもので、アレルギー(アトピー)の人は癌になら
ないなんて通説がありますが、これも個人的には怪しげな通
説だと思っています。
(2004年12月6日)
特別じゃない
昨日、@小児アトピーを作ってみました。
先日の報道が直接の動機ではありませんが、小児アトピーで
鍼灸のHPを見る人が多少でも増えればなんて思い作りまし
た。
あくまで一つの選択肢としてです。
先日、患者さんに鍼灸師は受験の際のレベルが低いため、
医師に比べてどうしてもバカが増えるのではと指摘されまし
た。(もう少しソフトでしたが)
確かに日本では鍼灸大学もありますが、殆どは専門学校であ
り、しかも決してレベルが高いとは言えません。
それに加えて急激な学校増で、レベルの高い学術、技術が
習得できる環境だとは言えません。
それに加えて、授業は1日3時間程度で、春夏冬期の長期休
暇が含まれますので、これでレベル高くというのはいささか
無理がありそうです。
一旦学校を卒業しても就職口が無い場合も多く、自分で開
業するにも鍼灸整骨院が殆ど。
鍼灸だけを追求していこうなどと言えば、無謀な人間扱いを
受けるかも知れません。
ただこのHPでは、徒に鍼灸を薦めているわけではなく、
本来の身体作りという意味や、身体というものに理解を深め
て頂き、ある疾患に限定した知識だけではなく、正しい健康
知識は全ての身体作りに共通だと言うことを認識して頂きた
いのです。
糖尿病の食事は万人の健康食ですし、適度な運動療法もほ
ぼ全ての人にはプラスに働きます。
こういったことからも@小児アトピーを作ったのです。
(2004年12月4日)
ギャップ
旭川医科大学の調査によると、とある県の13校の生徒約
3190名に協力を求め、尿や性体験の有無、時期などを調
査したところ、既に性感染症で通院している生徒は除いて、
クラミジア感染症に感染していた生徒が、男子で7.3%、
女子で13.9%もいることが分かったそうです。
何とも恐ろしい時代ですね。
高校生の10人に1人はクラミジアを持っており、この全員
に自覚症状が無かったそうですから、このまま感染症がどん
どん広がりを見せることでしょう。
これは東京で15歳以下の性行為を禁止しようとするのも
分かりますね。
何の知識もない子どもが興味本位で行ったことが、その後の
人生を台無しにすることになるかもしれません。
このコラムを書きながら、性病で自分の子ども達のことを
心配しなくてはならないことと、自分が高校生を子どもと書
いていることはいささか驚きですね。
確実に年代のギャップは出来ているのでしょう。
(2004年12月3日)
テロメア
人の身体は小さな細胞の集まりで出来ています。
この細胞にはそれぞれ定められた寿命があります。
この寿命は何故決るかということですが、これには現在テロ
メア説と呼ばれる説が有力です。
このテロメアとは、染色体の端っこにあって、染色体の末
端を保護しています。
このテロメアは細胞分裂の度にどんどん長さが短くなってい
き、最終的にテロメアが短くなれなければ細胞分裂が出来な
くなると言われています。
このテロメアを調べた研究結果からすると、閉経前の女性
を調査した結果、高いストレスを感じている女性は、このテ
ロメアの状態からして10年分は歳をとっているらしいので
す。
小じわが気になったり、自分の年齢だけを気にするのでは
なく、将来的にはこのテロメアの長さで若さを計ったりする
ことになるかもしれません。
(2004年12月2日)
希望
今朝は残念なニュースがありました。
大阪の大東市で、子どものアトピーを苦にした一家心中があ
りました。
まだ4歳と生後11ヶ月の二人の子どもは亡くなり、両親二
人は重症のようです。
アトピー患者は当院にも来られますし、治療がなかなか難
しいのも知っています。
それにしてもこの親子が頼るべき所は無かったのかと、治療
を出来る人はいなかったのかと思います。
アトピーもひどくなると死にたくなると言うのは、重症の
患者には良く理解できるでしょう。
当院でも同じことを言う人もいらっしゃいます。
それでも私は時間がかかっても治療は出来る(治る)と思い
ますし、どんな患者でも諦める気などサラサラありません。
うちに来ていればなどと大それたことは思いませんが、実
はアトピーの方を含め大部分の慢性病患者には、精神的な拠
り所が必要です。
なかなか治らないと思いながら来ている患者さんもいらっし
ゃいますし、私にいつのなったら治ると言う人もいますが、
それでも来てくれている人には、少しの希望が残ります。
特にこんな小さな子どもなら、幾らでも治すことは出来る
のに。
少しの希望でも生きていくことは出来るでしょう。
ただこの家族には、少しの希望も無くなってしまったことが
残念でなりません。
(2004年12月1日)
情報操作
先日から混合診療のことを書いていますが、どうもこの内
容や将来的に民間企業が健康保険に参入などという内容を知
っている人は案外少なく、混合診療は悪いものとか良いもの
とかいう話だけが一人歩きしている感じです。
特に某団体はしきりに混合診療は金持ち優遇だということ
だけ主張しており、それを招いた元凶や何故いけないかなど
を説明していないようです。
これはその某団体の参加者と直接お話しした印象ですので、
理解している方も中にはいるとは思いますが、現状の把握や
今後の保険行政のあり方などを説明することなく、徒に一般
民衆を扇動するもので結構危険ですね。
特に低所得者層に圧倒的な支持者を持ちますので、これは
大きな世論として影響を及ぼすかも知れません。
聞いたことを全て事実として捉えれば、このような団体に所
属すると簡単に情報操作を受けることになります。
やっぱり自分で情報を集めて考え、後々本当に自分たちの
子々孫々の為になることを行うべきです。
決して特定の団体や個人の為になることを行うべきではあり
ません。
(2004年11月30日)
近未来医療事情
現在の日本では国民皆保険といい、国民は何らかの健康保
険に加入する必要があります。
一般の方は大抵3割負担ですから、患者が3割を負担し、残
りの7割は保険者が医療機関に支払うことになります。
アメリカなどではこの保険者の代わりに、各民間保険会社
が残りの何割かを支払うことになっています。(これも保険
者でしょうが)
つまり生命保険や損保のようなものと同様で、契約上の約款
通りに医療機関の指定や治療がある程度決められる訳です。
その結果、比較的安い保険料での契約では、自分の希望す
る治療が受けられず、受けようと思えば多大な出費を払って
自費で治療を受ける必要があります。
行きたい医療機関も保険会社の指定病院で受けることになり
ますから、幾ら自分が希望しても近所であっても、指定され
た遠くの藪医者にかかることも無きにしもあらずです。
この民間参入型の医療保険制度が、今着々と日本でも進め
られています。
恐らくそう遠くない将来、このような形が取られるのではな
いかと思います。
先日コラム風で書いた混合診療もこの第一歩だろうという話
です。
現在この混合診療を推し進める勢力は、今後民間保険参入
を考えている某企業だというのは笑えない話です。
この保険制度民間化で得をする人、損をする人を考えてみ
て下さい。
現在の医療制度では主役というべき医療機関、これは間違い
なく病院(診療所なども)ですよね。
病院からすると、民間会社に保険請求を出す場合、当然医療
費の締め付けがきつくなることは考えるまでもなく、特に検
査代や薬剤費に関してはかなりの不支給が予想されます。
患者にすれば今まで予防的に貰っていた薬や、飲まないま
でも断り切れずに貰って捨てていた薬は窓口で断るしかあり
ません。
また風邪程度では医者にかかることは無くなるでしょうし、
場合によっては家計の状態で受ける医療を考えるかも知れま
せん。
薬剤メーカーは勿論これまでのような大判振る舞いは出来
ません。
病院の門前薬局などは死活問題です。
今までも新たな薬よりもリストラで利益を保持してきた薬剤
会社は、いよいよ危機が間近に迫ってくるでしょう。
私達はというと、恐らく整骨院ほどは影響がないでしょう
が、多少はばたつくかも知れません。
但し一番の影響は一般市民であることは明白です。
はっきり言うと現在の日本人は、医療について余りにも無知
ですし、無責任でもあります。
医者任せで薬を貰い、医者の指示通りの医療を受けることが
最善の健康法だと信じ込まされ、それを鵜呑みにしてきまし
たから、もし民間参入が始まれば、一部の富裕層(この人達
は金で今まで以上のサービスを受けるでしょう)を除けば、
大いに混乱するでしょう。
そうなったとき頼りになるのは、一部の良心的な赤ひげ診
療所でしょうか?
それとも良心的な保険会社でしょうか?
それとも自称健康オタクでしょうか?
それとも健康食品でしょうか?
それとも民間医療でしょうか?
それとも宗教でしょうか?
それとも良心的メディアでしょうか?
それともあなた自身の見る目でしょうか?
(2004年11月29日)
きも〜肝〜
東洋医学では、婦人科疾患や妊娠出産に関わる重要な臓器
に腎臓と肝臓があります。
勿論それ以外の臓器(臓腑)も重要ですし、それぞれが肝臓
や腎臓と繋がっているのですが、精を蔵すると言われる腎臓
や、子宮や卵巣、乳頭(乳首)に繋がっているとされる肝臓
は特に直接的に関わるのです。
その中で今回お話しするのは肝臓の話です。
肝臓は先に書いたように、子宮や卵巣、乳頭などに経絡と呼
ばれる経路で繋がっており、月経痛の痛みが起こる部分には
かなり深い関わりを持っています。
又、イライラといったストレスは肝臓に影響を与えると言
われていますから、イライラが溜まりやすい人は月経痛がひ
どくても当たり前かも知れません。
肝臓の経絡は胃の左右を挟み込んで走行するとも言われ、
妊娠時のつわりも肝臓の高ぶりが胃を圧迫するとも考えられ
ます。
つまりイライラはつわりも重くするということです。
肝臓の大きさはその人の目の大きさに対応すると言われま
すから、やたらに目が大きい人は肝臓が大きくて強い。
その代わりに病魔に冒されやすいといいます。
目が小さいと肝臓も小さく、その働きも弱々しいと言われま
す。
ではどの程度が良いのかというと、やはりそこそこ普通が良
いということのようです。(中庸が良いと言います)
ざっと書きましたが、自分で妊娠中に肝臓の経絡(つぼ)
を乱暴に扱うと、思いも寄らぬ影響があることもありますの
でご注意を。(肝臓や関連深い胆嚢のツボは、肩の周囲にた
くさんあんります)
妊娠中の治療を断る鍼灸院やマッサージがあるのは、この影
響を恐れるためです。(特に肩こり・腰痛など)
(2004年11月27日)
光
今朝は少し前に見たニュースから、
「新生児55人を対象にして、生後6週間、9週間、12週間時点
で光に当たっている時間と睡眠の関係を調べたところ、正
午から午後4時の間に光により当たっていた新生児ほど夜
によく眠れるという結果となりました。」
だそうです。
ここには陽の光とは書いていませんが、ある程度強い光と
なると、自然光である日光でしょうか。
ということは、外にあまり出掛けない子育てでは、自宅が日
当たりが良いか否かにかかってくるのでしょうか。
大阪市内の住居環境で言うと、日当たりが良い住宅を見付
けるのは結構大変だったりしますよね。
ある一部屋は良いけど、他の部屋は陽が一日中当たらなかっ
たり、日当たりが良いと思っていたら目の前にマンションが
なんてよくある話です。
また出産の時期にも関連して、真夏や真冬に産まれてしま
うと、ついつい散歩デビューが遅れてしまい、家の中で引き
籠もってしまうこともあるでしょう。
まぁとやかく言わずに、外へ出れる人は日向ぼっこでもし
に出掛けて下さいということですね。
(2004年11月26日)
三つ子の
三つ子の魂百までと言いますが、最近の研究では3歳児の
時点で栄養失調になっていると、その後子ども時代から思春
期にかけてIQが低下し、反社会的で攻撃的な振る舞いをす
ることが分かってきました。
栄養は日々適切に摂取することで効果を発揮し、ある意味
積み重ねが必要であると言えます。
また胎児期に母親が適切な食事をしていると、乳幼児期の子
どもは多大な恩恵を受けることとなります。
今回の研究では、離乳食後の適切な食事は、子ども時代か
ら思春期にかけての心身の発育に、多大影響を与えることを
示唆しています。
後で後悔しても遅いのですから、準備期間を作って妊娠か
ら出産、育児に挑みたいものです。
(2004年11月25日)
報告
昨日、無事第二回の座談会が終わりました。
今回の座談会は「お腹の話」と銘打って、腸内細菌の話や腸
管免疫・免疫寛容のお話しをさせて頂きました。
腸内細菌や免疫寛容は、これから妊娠や出産・子育てを控
えている女性には特に効いて欲しい内容でしたので、そうい
った環境にある患者さんを中心に声をかけさせて頂き、少人
数でしたが治療の合間には出来ない詳しい内容や、離乳食の
重要性を出来たことは中々意義があったのではと思います。
乳幼児を抱えていたり、妊娠中のお母さんは特に神経質に
なりやすく、子育てを楽しむ余裕もなく、ただただ子どもが
早く大きくなることを願う人も少なくありません。
少しでも子育てを楽しめるように、少しの知識で余裕が出来
ることを知って頂けたならと考えています。
勿論子育ては悩みの連続ですが、その合間に感じる楽しさ
が必要ではないかと思います。
それすら感じることが出来ない子育ては、ある意味間違って
いるのでは無いでしょうか。
子育ては義務ではありますが、義務だけに縛られていては育
児ノイローゼまっしぐらです。
少しの余裕、少しのいい加減さ、少しの喜びが子育てには
必要です。
少しの喜びを感じることが出来れば、大きな喜びや幸せまで
もう少しというところです。
第3回は未定ですが、少しでも多くの人に聞いて貰いたい内
容を思いつき次第開催します。
(2004年11月22日)
根本的な解決
現在、保険診療と自由診療の併用を認めようという混合診
療について厚労省で話し合われています。
現在の法律では、癌などに未承認薬などの薬剤を使おうと思
うと、それ以外の検査費用や入院費用もその時点で保険外と
なります。
これは保険診療と自由診療は併用出来ない取り決めのためで
すので、それを撤廃しようということです。
そもそも日本では、現在約17000種類以上の薬剤があ
りますが、その中に世界では標準的に使われている薬剤が使
えないというおかしな現状があります。(世界の標準治療薬
は312種類です)
その為海外で標準的に使われる薬剤を使おうとすると、保険
が適用されないため保険外診療となってしまいます。
本来はここのところを話し合うべきのような気がするので
すが、そこを飛び越えて現在の薬剤状況を変えずに対応しよ
うというのが、この混合診療の導入です。
つまり保険外の薬剤は10割負担で、それ以外の検査や薬剤
入院費用などは保険適応で行おうというものです。
先ほど現在は混合診療が出来ないため、全て実費でと書き
ましたが、実際には薬剤は病名によっては保険が適応になっ
たり、適応期間が延長されたりということがあるため、病名
を偽って保険請求出来るものはレセプト上だけ病名を変えて
請求する、いわゆる不正請求も横行しているようです。
これはやっぱり個人的には必要な薬剤と必要でない薬剤を
しっかりと討議するのが先のような気がしますが、現在の管
理機構は薬剤メーカーと厚生省の天下りでなされていますの
で、適切な薬剤管理が出来るとは思えません。
混合診療が認められると、今までは高額な薬剤費のため未
承認薬を諦めていた人にも選択の余地が増える反面、薬剤費
の負担が増えることは確実です。
患者側の選択の余地が増えるということは、今まで以上に患
者側が積極的に医療に関与し、自分で選択する必要がありま
すし、責任と金銭的負担を負うことは確実です。
今まで諦めていたものが、あと数万、数十万という出せば
出せる金額まで下がるため、お金を出さなければ家族を見殺
しにしたような気にならないでしょうか?
こういう目先のことでなく、根本的な医療事情や薬剤事情を
変えなくてはこういう問題は堂々巡りです。
まぁそういう意味ではもっと皆さんが医療に関心を持たなく
てはいけないということでしょう。
(2004年11月20日)
ネットハンティング
様々な論議を呼んでいるアメリカの銃社会ですが、今回ま
た新たな火種が起きそうです。
今回の問題は、ネット経由で狩猟を行うというものです。
これはアメリカのテキサスで予定されているもので、ネッ
トでの画像を見ながら牧場にいる鹿やアンテロープ、野生の
豚などを、マウスでリモートコントロール出来る銃で殺すと
いうものです。
動物の命もこうなればネットゲームですね。
このサービスでは、殺した動物の頭を剥製にしたり、食用に
加工するサービスもするようで、命のやり取りを感じること
なく、よりテレビゲームに近い感覚で狩猟を行うことが出来
るのでしょう。
やっぱり自分の手を汚さずにこういうことをすることが少
々抵抗がありますし、ネット上では誰がその行為を行ってい
るか分かりませんから、子どもがより銃に慣れ親しむ土壌を
作るような気もしますね。
これがバスフィッシングや鯉釣りと根本的に違うのかと言
われれば微妙な判断ですが、少なくとも全く手応えのない中
で行うゲームとは違うような気もします。
この辺りは個人の判断次第ですが、どう思いますか?
(2004年11月19日)
取り違え
今朝ドラマのような内容のニュースがありました。
これは東京の70代の夫婦が、長男として育てた46歳の男
性が産院の取り違えによって、他人の子どもと入れ替わって
いるとのニュースです。
この夫婦は長年この長男の顔や体格が両親に似ていないこ
とを気にしていたということで、長男に子どもが産まれたの
を機に血液検査を受けたところ、親子としては血液型が合わ
ないと指摘されたそうです。
さらにこの男性と老夫婦がDNA鑑定を受けたところ、や
はり親子関係は否定されたということです。
この夫婦は病院側の責任を問うために、産院を開設していた
都に対して計3億円の裁判を起こしています。
しかしこういうことがあるもんなんですね。
うちなどは産婦人科がとても規模が小さく、尚かつ他の子ど
もと比べてかなり身体が大きかったり、顔が疑う余地もない
ほど似ていたりと、全く疑う余地がありませんでした。
この老夫婦は子育てしながらもずっと疑問を持ち続けてい
たのでしょうから、どんな親子関係だったのでしょう?
3億円の請求というのは微妙ですが、男性の本当の親を知り
たいという願いは分かるような気もしないではない....。
これは当事者にしか分からないんでしょうね。
私なら孫までいる子どもに、血液検査やDNA鑑定をするか
と言われれば否定的ですし、これが本当ならもう一家族を壊
してしまう可能性もありますしね。
産院の特定と入院患者の特定が出来てしまえば、更に問題
は広がりそうですが、カルテの保存期間は大きく越えていま
すので、完全決着とはいきそうにありません。
果たして続報はあるのでしょうか。
(2004年11月18日)
母乳考
母乳育児に拘って100%母乳という人は最近多いようで
す。
これには色々なバックグラウンドというか、反動というかが
あるように思います。
最近は少子化の影響で、一昔ほどのミルクの需要が無くな
ってしまいました。
この状況を危惧したミルクメーカーは、乳児用ミルクをいわ
ゆる発展途上国へ輸出することや、産婦人科への訪問指導や
過剰なミルク評価、宣伝戦略によって市場を広げようとしま
した。
その結果ミルクは市場を広げましたが、授乳の機会を失っ
た乳房からは当然母乳が出なくなりますから、100%ミル
クに頼る人が多く出ることとなりました。
これが特に深刻だったのは発展途上国でした。
発展途上国では本来出るはずの母乳が、産婦人科でのミルク
指導などで出る能力を失い、それに加えて高価なミルクも買
えずに栄養失調となる乳児が出る始末。
そこでWHOなども過剰な宣伝を制限するために、ミルク
の缶への子どもの写真を制限(このミルクを飲めばこんなに
可愛い子どもになりますよという宣伝を制限)したり、産婦
人科にミルクメーカーが出入りすることを制限したりしたわ
けです。
日本ではこの試みはあまり浸透せず、未だに産婦人科では明
治や森永といったメーカーの人間が出入りしていますよね。
確かうちの子どもが産まれた産婦人科でも、退院間近には
ミルクがプレゼントされ、ミルクの説明があったようです。
では実際にはどうかというと、個人的には初乳などの免疫
機能に大きく関わる母乳は積極的に飲ませるようにすること
は重要ですが、あまりにも母乳神話を作り上げるのはどうか
と感じています。
確かに飲ませる機会が少なくなると、序々に母乳の出は悪く
なります。
それでも母乳はあくまでも、母親の体調に合わせて飲ませ
れば良いのではないかと思うのです。
乳首が切れて母乳を飲ませるのが苦痛だったり、夜中に大変
な思いをしてストレスを溜めるのなら、ミルクを間に飲ませ
ても良いのではないでしょうか。
母乳の子どもは強く育つなんて言いますが、実際には子ども
の健康には妊娠中の栄養状態と離乳食後の食事の状態なども
大きく影響しますし、大体ミルクよりも高栄養の母乳を出す
ための栄養を摂れている母親がどれほどいるのでしょうか?
母乳神話を過大評価するならば、妊娠前から身体をしっか
り作り、妊娠中の食事に気を配り、乳幼児の間は母乳とミル
クを上手く使い分けるのが、より健康的な子どもを作ること
になりそうです。
但し初乳や出産後すぐは母体の為にも母乳を優先的に飲ませ
ることをお薦めは致します。
意固地になって母乳に拘り、溜めなくても良いストレスを
溜めて、子育てが苦痛になることは避けたいところです。
もう一つ言えば、ミルクをあげることは旦那さんにも出来ま
すので、母体を休ませることも父親を育児に参加させること
も出来ます。
こんな子育てもあることを知って欲しいのですが、どう思い
ますか?
(2004年11月17日)
結局は
この時期になると寒暖の差が増してくるため、どうしても
風邪をひく人が増えてきます。
風邪やインフルエンザは低温で乾燥したところが大好きです
から、寒い戸外であったり暖房機で乾燥していたりすると、
風邪をひき易いということになります。
勿論風邪をひくかどうかはその人の免疫力次第ということ
になりますが、一番たちが悪いのは症状が強く出ないまま、
ずっと風邪ひきの状態でいる人ですね。
風邪の諸症状は、ある意味治そうという身体の免疫反応でも
ありますから、悪寒や発熱、咳や鼻水、たんなどの症状が出
なければ出ないで治りが悪いわけです。
元気な子どもなどが一日限りの高熱を発し、翌日からはケ
ロッとしているというのが理想的な治り方でしょう。
大人になると高い熱が出ないと言いますが、十分な免疫力が
備わっていなかったり、諸症状を薬で抑えるために返って長
引いたりさせているのです。
発熱が出来ない人に、葛根湯などの発熱を誘発する漢方薬
を使うのも一つの手段ですが、出来れば熱を出せる体力を付
け、発熱物質の元となる食材を十分に摂ることが一番自然な
方法ですね。
発熱させる物質というと大袈裟ですが、要は季節の地のもの
をしっかり食べると言うことです。
これに勝るものはありません。
(2004年11月16日)
高額
〜式健康法だとか、〜流治療法などという、人
名を付けた治療法がありますよね。
それぞれ雑誌やテレビに出ていたり、学会で盛ん
に活動していたりするのですが、一見目を引くよ
うな治療でも、色々と調べていく内にげんなりさ
せられることがあります。
一番失望させられる原因は、やはり治療費の高
さでしょうか。
有名な人に診てもらうと高いのは最早常識なのか
もしれませんが、診察料やカウンセリングだけで
数万円というのもざらな世界です。
それでも有名な先生には診てもらいたい人が多
いのでしょう。
鍼灸などは、上手な先生でも一定以上の金額を要
求する人はあまりいません。
というより、高い金額を要求するほど腕がなく特
殊であることが多いです。(宗教的ですね)
最近は医者でも相談料や予約料と称して、数万
円を保険請求とは別に取る医者も見掛けます。
そんな人に今までの学説を覆すようなことを言わ
れても、金儲けの見せ物にしか思えないのは私だ
けでしょうか?
(2004年11月15日)
紙一重なのに
先日の新聞で、2002年度までの5年間に医
療事故や不正行為で行政処分を受けた医師114
人の内、約7割の80人が既に現場に復帰してい
ることが分かったそうです。
この中でもわいせつ罪では13人全員が、覚醒
剤では7人中6人が復帰していると言うことで、
一般的な社会とは少々違った職種であることが分
かります。
ふと鍼灸師でもそうなのかなんて思ってしまい
ました。
個人的にはわいせつ罪や覚醒剤なんて、常習性が
あり悪質なものは、一生免許剥奪だと思っていま
したので、受験の際に犯罪者は医療関係者にはな
れないと教えられたのは何だったのかと....。
特に鍼灸師と違って医師は自分で覚醒剤を扱え
ますし、泌尿器や婦人科なんてわいせつ罪と紙一
重なのに..。
医師は過ちを許されない職業であっても良いので
はないでしょうか(特にこの2罪に関しては)
(2004年11月12日)
昨日の続き
昨日ここで書いた選挙の結果についてですが、
IQ and Politics というサイトで詳しく表にな
っていました。
この表を見ると、如何にもな答えが出てきます。
勿論IQが全てだとは思いませんが、民衆思い
の大統領と評価されての結果だとは素直に思えな
いところがありませんか?
日本で行っても、小泉さんでは同じような結果が
出るのかも知れません。
知名度で右に出る人はいませんから。
このアメリカの選挙の結果は日本にも必ず大き
な影響を及ぼすことでしょう。
南の方では中国船籍と思われる原潜がウロチョロ
していますし、21世紀も激動の日本史となりそ
うです。
(2004年11月11日)
移住
先日のアメリカ大統領選挙でまたまたブッシュ
が勝っちゃいましたね。
これにはアメリカの識者達は大いに落胆したそう
です。
ブッシュ再選が決ると、カナダへの移住希望者
が殺到したことも事実のようです。
それほど人気がないブッシュですが、比較的IQ
が低いといわれる地域、労働者層での票獲得が勝
負を決めたというので、アメリカとして良かった
のかどうか。
アメリカも未だ貧富の差や、教育レベルの差が
激しいため、目先の利益を取るか否か、本当の情
報を得ての人物評価等が適正に行われることはあ
りません。
日本でもどれほどの人間が、目先の利益や義理
人情、宗教に誤魔化されて投票していることか。
日本でもその内、直接選挙で国家元首を選ぶ時代
が来るかも知れません。
それまでに勉強しておかなくては、日本から手軽
には移住なんて出来ませんよ。
(2004年11月10日)
もうすぐ
そういえばもうすぐ第2回の座談会です。
妊娠中や新生児をお持ちのお母さんには大体連絡
を付け、お話しを聞いて頂くようにと思っていま
す。
今回は前回と違い各論的な話となり、お腹の働
きと免疫などの面から離乳食のお話しをするつも
りですので、離乳食にお悩み中のかたに多少でも
参考になればと思います。
つい先日長女が3ヶ月検診でしたので、保険セ
ンターで検診とさらに離乳食の話などもあったそ
うです。
しきりに離乳食は5ヶ月からと言ってたなんて話
を聞くと、一緒にいて保健婦と話し合い(あくま
で)でもしたいなと思います。
まぁ座談会に来られた方には、この辺りを詳し
くお話しすることになります。
(2004年11月9日)
最近の子ども
最近の子どもが弱くなっているって皆さん感じ
ますか?
私はというと、弱くされてはいるけれど、生まれ
つき弱いわけではないと思います。
陽和堂でも小さい子どもさんの相談はよく受け
ます。
直ぐ熱を出すとか、食べ物を食べないとか、入院
したとかetc...
こういったものは殆どが生活環境や、親の育て
方によるものが原因だと思います。
勿論先天的な障害を持ち合わせているなどは別の
話です。
免疫力云々は生まれてから幾らでも作れますか
ら、今の子どもは弱いなどと言わずに、今一度子
どもの生活を親の生活と共に見直してみて欲しい
と思います。
(2004年11月8日)
うなぎ
昨日のニュースより、
うつ病につながるリスクがある「抑うつ症状」
が小学生の約8%、中学生の約23%にみられる
ことが1日、北海道大大学院の伝田健三・助教授
(児童精神医学)らの調査で分かった。
ということです。
調査の仕方が適正かどうか分かりませんが、少
なくとも昔の人が想像する子どものイメージから
すれば、彼らの頭の中は大分変化しているようで
す。
来院する子どもを見ていても、本当に子どもら
しいという子どもは減っているように思います。
中身は変わらないのでしょうが、個人個人が自分
のテリトリーを持ち、そこから出て行けなかった
り、そこに立ち入るのを拒んだりと、閉鎖的な性
格の子どもが多いようです。
これは小さい頃から一人部屋を与えられ、必要
以上に家族と接触する機会が減ったせいかもしれ
ません。
その生活様式の先駆者であるアメリカなどでも、
これらの週間を見直そうとする人も出ているよう
です。
昔ながらの長屋住まい、ウナギの寝床が再考さ
れたりするかもしれないですね。
(2004年11月2日)
丸顔
先日から私、少々丸顔になっています。
太ったわけではありません。
むしろ痩せているのではないでしょうか。
というのも、2〜3日前から耳下腺が腫れてい
ます。(痛みで食が進みません)
これは流行性耳下腺炎ではないかと疑っているの
です。
というのは、2週間ほど前に長男が耳下腺炎にな
り、昨日からは次男が耳下腺炎になっているから
です。(二人ともアンパンマンのようです)
すっかりこれらの病気は済ませたと思っていた
のですが、どうも両耳の下が腫れる症状といい、
唾液が出る瞬間の激しい痛みといい、間違いない
ような気がします。
耳鼻科に行く暇がなかったため、水曜にでも開い
ている耳鼻科を探して行こうかとも考え中です。
(2004年11月1日)
バカ
アメリカのFDAでは遺伝子組み換え食品に対
して、監視の目を光らせています。
その一方でそれ以外には規制がないため、アメリ
カでは猫アレルギー用の猫を遺伝子組み換えで作
り売り出すようです。
この猫には既に予約が世界から入っているよう
です。
アメリカも捕鯨に反対するならこんな馬鹿げたこ
とに反対してよ....
(2004年10月29日)
自覚
今日はすっかりコラムを書くのを忘れていまし
た。(平日アップなのに)
今日の話題は、自覚についてです。
つい先日イラクで一人の日本人青年が拉致された
ことで、彼は批判の的となっています。
今回は同情の余地もないほどのバカさ加減ではあ
りますが、政治的な思想も使命感もなく、ただ自
分の興味心を満たす為の行動ですから、私などは
返って同情したりします。
彼にもう少し認識の深さを教える人がいればと
か、彼を海外へ語学研修に出す前に教えることが
あったのではないかとか思ったりします。
彼が今後どういう運命になるかは分かりません
が、イラク戦争以来ネットで流れる残忍な報復刑
を受けるとすれば、政府関係者を始め、それに関
わる人は彼のそれらの光景をしっかりと見る必要
があるのではないかと思うのです。(どんな残忍
なシーンであれ)
別に自衛隊が撤退するべきだと言っているので
はありません。
彼が自分の命の危険を自覚しなければいけなかっ
たのと同じく、政治家は自分の意志で人の命をも
左右するという自覚が必要ではないかと。
決断に対して罪悪感を感じるのではなく、あくま
で自覚を持って欲しいのです。(それほど今の政
治家は色々な自覚がないように思います)
(2004年10月28日)
サメヤキノコヤ
今朝のニュースで、癌の免疫療法として人気の
高いサメの軟骨やキノコを使った治療を、学会で
高い評価を得ているとしたのは、患者の誤解を与
えるとして、癌学会からこの某大学元教授が事情
聴取を受けたとのことです。(注意喚起というと
ころでしょう)
この免疫療法というのは大学ぐるみでも行って
いるようで、金額を見ると初診時に初診料、検査
費用、健康食品も合わせると、最低17万〜42
万もの費用がかかります。
これは従来の治療とも併用するため、これに他の
病院の治療費がかかってくるわけです。
キノコの免疫療法は、今話題のスギヒラタケの
急性脳症の時にも言いましたが、基本的には私は
お薦めしません。
β−グルカンによる免疫反応は長続きせず、その
後免疫反応が落ちてくることも考えられるからで
す。
それなら十分な栄養を与えてそれぞれの機能を
活性化する方が良いと思います。
栄養が行き届かない状態で鞭打たれた身体が、本
来の免疫力、或いは本来以上の力を出せるとは思
えません。
この免疫療法に希望を見い出そうとした人もい
るでしょうが、もう一度考える必要があるかもし
れません。
私なら、初期のガンが発見されれば外科手術をす
るかもしれませんが、全身に転移していれば抗ガ
ン剤は使わず、むしろ栄養療法をすると思います
し、家内にもそう話しています。
こんなことは普通の家庭では話さないのでしょ
うが、今後あたふたしないためにも、自分の行く
末を自分で決めるためにも家内には話しているの
です。
(2004年10月27日)
第2回
第1回を開いて以来、結構な時間が経ちました
が、いよいよ第2回の座談会を開く予定です。
日時は今のところ11月21日(日)の10時〜
13時を予定しております。
前回治療所を会場にしましたが、そんなに違和
感がなかったので、同様に陽和堂で行いたいと考
えています。
陽和堂の患者さんも、HPの読者の方々も奮って
ご参加下さい。
但し会場の広さを考えて、大体15名程度で考え
ていますのでご了承下さい。
今回の話題は、「お腹の話」を中心にしたいと
思います。
腸管免疫や免疫寛容、離乳食とアレルギーの話、
腸内細菌などなどを、出来るだけ分かりやすくお
話ししたいと思います。
特に妊娠前後の方や、子どもさんがまだ小さい
方には必須の内容だと思います。
出来ればちょっとは東洋医学のお話しも。
参加ご希望の方は参加希望のメールを下さい。
参加費は500円です。
(2004年10月26日)
遠路
今月は2度も土曜をお休みしてしまい、患者さ
んには大変ご迷惑をお掛けしました。
申し訳ありませんでした。
私は先週の金曜の深夜から、家族と母親を車に
乗せて、母の里である山口県下関市へ20年振り
の里帰りをしていました。(往復1200Km)
伯母が体調を崩したため、こういう機会がなけれ
ば里帰りする機会がありませんでしたので、グル
ープホームへ入所している祖母の面会も兼ねて行
ってきました。
20年も行っていないと、過去の記憶を頼りに
どこかに行くということが出来ませんね。
畑や田んぼ、池や山までもが形を変えてしまって
いました。
唯一祖母の家と海だけが同じようにありました。
祖母が入所するグループホームは、入所型の痴
呆老人が少人数暮らすスペースで、非常に綺麗な
素晴らしい施設でした。
入所には条件がありますが、窓の外は一面の海が
広がり、自分でも住んでみたいと思わせるような
所でした。
痴呆が進んでいるため、私はおろか母親すら忘
れてしまっていますが、にこにこしながら、
「あなたはどこから来られましたか?」
と何度も同じことを聞いたりしていました。
母があなたの娘と孫、ひ孫も来たと同じことを
繰り返し言っていましたが、どこか微笑ましい光
景に写りました。
こういった老後も幸せかも知れません。
髪に子供用のピン留めをしている祖母は、子ど
もの頃に還ったかのようでした。
(2004年10月25日)
キノコ考
今朝の新聞で大々的に取り上げられているので
ご存じお方も多いでしょうが、新潟と山形で原因
不明の急性脳症で5人が死亡し、その共通点とし
てスギヒラタケというキノコを4人の人が食べて
いたようです。
又腎機能障害を抱えていた点も共通しており、
毒物の排出機能が衰えた人間であったことも関係
しているだろうとのことです。
このコラムでは以前から、キノコには注意した
方が良いと書いてきました。
特にキノコを食べた後に肝機能障害を起こすこと
が多く、これも解毒の過程での障害だろうと思い
ます。
キノコには毒性のあるものが多く、それだけで
も危険ですが、私が以前ここで書いたのは、キノ
コは消化すると多糖体という食物繊維になります
が、この食物繊維が問題だと書きました。
食物繊維というと、とかく良いものだと勘違い
されますが、食物繊維はその種類や量によっては
身体に悪い影響を与えるものも多く存在します。
食物繊維は他の糖が小腸で吸収されるのと違っ
て、小腸では吸収されずに大腸に届きます。
大腸では腸内細菌の働きで分解され、菌類は様々
な代謝産物を排出します。
この中には身体に有益なものばかりではなく、菌
の種類によっては直接腸の組織を破壊するものを
代謝したり、血液によって全身に影響を与えるも
のが排出されたりします。
これが食物繊維が元で起こる、大腸癌の元であ
るということも分かっています。
或いは多糖体は細菌類の細胞膜の構造と似ている
ため、身体は多糖体を細菌の侵入と勘違いし、異
物に対する防御体制を整えます。
これがキノコ類を食べると免疫力が上がるとさ
れる由縁ですが、これも本当に有益であるかどう
かは不明です。
一旦は免疫力が上がっても、その後免疫力が上が
り続けることはなく、返って疲弊するとも言われ
ています。
やはり食事は日々栄養となるものを食べるべき
で、むやみに底力のない活性化をさせるべきでは
ありません。
砂上の楼閣では結果的には長続きしないというこ
とです。
キノコもあくまで食材として扱う方が良いでしょ
うし、肝機能や腎機能が衰えた方には多く食べさ
せてはいけないと思います。
(2004年10月22日)
ビジュアル
もう直ぐ院内掲示で、受精卵が胎児になってい
く様子をパネルで掲示しようと思っています。
これを見ると、映像として胎児が成長していく様
子と、それにかかる時間が分かります。
この前は歯の話を書きましたが、この図を見る
と胎児の重要な部分が、妊娠初期に集中している
ことが分かります。
又妊娠5〜6週の1週間の間に、人類の進化の
過程を一気に通り過ぎていくことも分かります。
この1週間で胎児は、魚の姿から両生類、爬虫類
を経て、哺乳類へと進化するのです。
この激しい変化を起こす時期が、薬やX線、ウ
イルス感染の影響を受けやすく、奇形や先天異常
の原因となることは、これらからも容易に分かり
ます。(栄養不良も勿論です)
やっぱり現代人は視覚で刺激しないといけませ
んね。
(2004年10月21日)
死刑
少し前に患者さんとの会話の中で、看護師が大
臣になったという話を聞きました。
その時は厚労省の大臣にでもなったのかと、そう
気にも留めなかったのですが、今日初めてそれが
助産師(看護師)出身で、しかも法相であること
を知りました。
この南野法相は、助産師から看護短大の教授な
どを経て、参議院議員となっています。
又、最近では男性助産師の導入推進派としても知
られています。
男性助産師のことに関してはさておき、この法
相という役職には、死刑執行の指示を出すという
職務があります。
裁判で死刑執行が決っても、大臣の署名がなけれ
ば死刑は執行されないのです。
その為、死刑執行の数は、その大臣の就任期間
によって大きく変わります。
自分は人殺しがしたくない大臣は署名しませんの
で、その間は死刑判決が出ても死刑は執行されま
せん。(宅間死刑囚の時は早かったですね)
実際に臨床の場でどれほどこの人が働いたか知
りませんし、何故議員などしているのか知る由も
ありませんが、死刑執行というものをどう捉えて
いるのでしょうか。
取材には死刑制度自体は必要であると発現してい
ますので、恐らく死刑自体は彼女の在任中にも行
われることでしょう。
私は死刑制度の反対者ではありませんが、人の
生にまつわる仕事をしていた人が、人の死を決定
するということを、どう捉えているのか知りたい
とは思います。
恐らくは私などとは全く違った感性の持ち主で
しょうから(格好だけ見ても)、在任中の働きぶ
りも興味を持って見ていこうと思います。
(2004年10月20日)
情報
ウコンの服用で肝障害が起こったとして、厚労
省が現在その対応を考えているとのことです。
ウコンは肝機能を回復させるとして、結構サプリ
メントとしては良く出回っています。
特に沖縄産のものが有名でしょうか。
このような健康食品の副作用報告は最近頻繁に
目にするようになりましたが、今回のものは数で
見るとかなり少ないことと、実際にウコンが原因
であるかどうかが不明だったり、ウコンを飲んで
いるから酒を飲んでも大丈夫などと、バカなこと
を考えた人がいたようで、真偽は不明です。
個人的にはウコンのサプリメントは必要だとも
思いませんが、一時期の無法状態から一転して、
やたら副作用報告が出るようになってきたことに
対して、少々過剰反応とも思えるところがありま
す。
現在治療所の掲示板には、抗生物質や風邪薬の
副作用として発症する、スティーブンスジョンソ
ン症候群の情報を掲示しています。
こちらは過去3年間で100人以上が亡くなって
おり、桁違いに多いのですから、不必要な風邪薬
の副作用はもっと多くの人が知り得る伝え方をす
るべきだと思います。
マスコミの報道は、一時副作用を過剰に伝え、
それに反発する形で使い方を誤らなければ大丈夫
と伝えるものが多いですね。
アトピーのステロイドなんてその代表ですが、で
あれば本当に必要な場合や量・強さを診断出来る
人間がどれだけいて、どこに行けば責任を持って
対応してくれるのかは伝えません。
せいぜい皮膚科学会の名簿を載せるくらいでし
ょうか。
本当の情報を正確に伝えるには、何らかの意図的
な報道でなく、冷静で理論的な第3者としてもっ
と報道して貰いたいと思います。
(2004年10月19日)
体重
婦人科疾患の中で、最近もその数が増えている
ものに乳ガンがあります。
この乳ガンには幾つか発病しすい条件があり、肥
満や初潮から閉経までの期間が長いなどが分かっ
ていました。
恐らくは両方とも女性ホルモンの影響かと思わ
れますが、この中で肥満というリスク因子は、予
後にも大きく関わる因子のようです。
ある報告では、乳ガン患者で診断時に肥満だっ
た者は、生存期間が短いという結果だったという
のです。
この報告には明確なステージなどは書かれていま
せんでしたので詳細は不明ですが、肥満自体は元
々好ましいものではありませんので、自分の健康
管理として、体重のコントロールは不可欠だとい
うことですね。
ここではしばしば書いていますが、体重が増え
ている人間は、基本的には余程の過食で無い限り
は、栄養の偏りが問題であり、ある意味栄養失調
ですから、無駄なダイエットフードよりも、むし
ろしっかり食べて必要なものを摂る工夫をした方
が早く痩せますね。
本当の健康を目指せば、理想の健康だけでなく
理想の体型を作ることも可能なんです。
(2004年10月18日)
薬局
私が幼稚園児の頃、薬局と言えば母親が幼稚園
の帰りにアンプル剤をお喋りしながら飲む場所で
した。
狭い店内で母親はカウンター越しに店員と世間話
をし、私はウルトラマンや仮面ライダーの人形型
シャンプーを弄り倒していました。
店内で交わされる話の内容は、医学とは大凡関
係のない内容であったと思います。
せいぜい新製品の紹介くらいだったでしょう。
小さなコミュニティーとしての存在が強く、医療
機関よりは身近な存在だったでしょう。(医療機
関なんですが)
現在はそのような小売りの店が徐々に無くなっ
てしまい、大型のドラッグストアーが殆どになり
ました。
店員はアルバイトが殆どで、薬剤師が常駐という
のも怪しいものです。
最近、薬局の評価を第三者機関が行うことを決
めたと報道されていました。
この中では投薬ミスを防ぐために、病院の医師へ
の疑義紹介なども積極的に行うことが書かれてい
るのですが、病院の門前薬局にこのようなことが
出来るかどうかは疑問ですね。
勿論正統な意見ではあるのですが、1995年
に日本医療評価機構という組織が出来、病院の機
能評価が行われているようですが、この機能評価
を現在知っている人がどれほどいるでしょうか?
貴方は近くの病院がどのような評価であるかを
知っていますか?(ランク付けではないようで、
あくまでも基準を満たすかどうかのようです)
是非この度の薬剤師会の試みが、同じようになら
ないことを祈ります。
(2004年10月16日)
オープンシステム
産婦人科医がつくる「日本産婦人科医会」は、
産科オープンシステムを全国で推進する方針を決
めた。
産科オープンシステムとは、妊婦の検診は診療
所、お産は病院で行うというシステムを指すよう
です。
その際に診療所の医師(主治医)は、病院での出
産に立ち会うことが出来、診療報酬を分配すると
いうことです。
これは出産時の医療事故が診療所で多く発生す
るため、その事故防止を目的として行われるよう
です。
確かに私の家内が出産するときも、非常時には対
応出来るとは思えない設備でした。
診療所と呼ばれる個人医院では、それぞれの個
性を生かした出産が行われ、費用もピンキリです
から、このオープンシステムが普及するかどうか
は疑問ですが、本来の目的を失わないなら是非成
功して欲しいと思います。
助産院もこのような流れには多少影響を受ける
でしょう。
助産院の中には、病院などでは出来ないきめ細か
い心配りをしてくれるところも多いですから、こ
れらの施設が良いところを出し合って、本来の目
的である「健全な出産」目指して頑張って欲しい
ところです。
(2004年10月15日)
英国
以前ふと疑問に思いながら、その内に忘れてし
まっていたことがありました。
それはワールドカップに出場した、イングランド
とスコットランドのことです。
イングランドとスコットランドは共に英国なの
に、何故一つの国から二つのチームが出場してい
るかということです。
これは疑問に思われた方も多いことでしょう。
オリンピックなどでは英国(イギリス)として
一つの国で出場するのですが、欧州でのサッカー
やラグビーでは、ウェールズ、イングランド、ス
コットランド、北アイルランドがそれぞれ一つの
国として扱われます。
私達が知る英国という国は、イングランドでは
なく、「連合王国と北アイルランド」という政治
的な結びつきの連合国のことのようです。
これらの4カ国は、一般的にはUKと表されてい
ます。
ユニオンジャック(正式名称はユニオンフラッ
グ)と呼ばれる英国国旗は、これらの国の国旗を
重ね合わせたものなのです。
だからベッカム率いるイングランドのユニフォー
ムには、ユニオンジャックではなくて、イングラ
ンドの国旗である、白地に赤の十字模様が胸に付
くわけです。
私達日本人からは理解しがたい共同体はこれだ
けでなく、コモンウェルスと呼ばれる世界の4分
の一が参加する巨大な組織ものなどもあります。
英国は非常に奥の深い国のようです。
皇太子のゴシップだけでなく、こういったイギリ
スの本当の姿を知る必要があるかもしれません。
(2004年10月14日)
胎内
虫歯の原因として、細菌の感染や歯垢などがよ
く取り上げられ、その結果ブラッシングの仕方や
フッ素塗膜などが勧められたりしますが、これは
あくまでも後天的な問題に関してですね。
実は歯の形成自体は、まだお母さんの胎内にい
る間にある程度決っているのです。
母親の胎内では、受精後3〜8週には乳歯の形
成が始まります。
さらに8ヶ月目には永久歯の芽が生まれていると
も言われています。
当然この時期は胎盤からの栄養に頼っている訳
ですから、母親が十分な栄養を摂っていないと、
幾ら生まれてから歯のケアをしようとも、弱い歯
が形成されるということです。
最近子どもの虫歯が減ったのは、恐らく食事中
の蛋白質の量が戦後飛躍的に増えたせいだろうと
思います。
これに加えて妊娠中には、十分なビタミンやミネ
ラルを摂ることが必要です。
乳幼児の健康は妊娠前からの健康な母体にある
ことは言うまでもありませんが、これには正しい
栄養学の知識が不可欠であるということです。
妊娠中はとかく忙しさや体調不良のせいで、十
分な栄養を摂ることを忘れがちですが、生まれて
から大変な思いをするくらいなら、妊娠中にもう
少し気を付けて後で楽しみながら子育てをする方
が良いですよね。
心配な人は、妊娠を志したときから体調管理や
現状把握の為にご来院下さい。
(2004年10月13日)
遺伝子
遺伝子技術の発達は、私達の思いもしないとこ
ろで様々な使われ方をしています。
デザイナーベビーの存在は知る人も多いことと思
いますが、これは自分が選んだ形質を持った受精
卵から子どもを作ることです。
最早精子を選ぶだけではなく、受精卵の時点で
遺伝子解析を行い、遺伝子的な特徴から将来起こ
る病気や身体的特徴を選んで着床させることを、
ビジネスとしてしているのです。
但し遺伝子解析が進むに連れて、問題となる遺
伝子が増えてくることも確実です。
今までは問題としなかった問題が見えてくるよう
になるでしょうし、それこそ自分の卵子も精子も
使えないようになってしまいます。
完璧な人間が居ないのと同じく、完璧な遺伝子
もないでしょうし、様々な育つ環境で後天的に出
てくる問題の方が、遙かに問題であると思います
ので、こういったことやろうとしても、所詮は思
い描くような結果が得られると限らないのです。
(2004年10月12日)
汚れ
最近のニュースでは、どうも台風は周囲の汚染
された大気を寄せ集めながら移動しているという
現在の中国では、日本がかつて通ってきた工業汚
染をリアルタイムで行っていますから、かなりの
汚染度と言えるでしょう。
しかも今年は台風の当たり年で、8つも9つも
来ているわけですから、日本全土はかなりの汚れ
ようでしょうね。
子どもの頃は、雪や雨が降れば上を向いて口を
開けていましたが、今となってはそんなことはし
ようとも思いませんね。
実は雨が結構汚いものだと知ったときは、結構な
ショックだったことは憶えています。
今となっては何とも思いませんが、空気が汚れ
たのか、私の心が汚れたのかどちらでしょう。
(2004年10月8日)
ターボ
今朝某サイトで見付けたのですが、ヨーロッパ
でターボ精子と呼ばれる特殊な操作をした精子の
特許が承認されたとのことです。
ネーミングが嘘臭いのでてっきり冗談かと思っ
ていましたが、色々なサイトで取り上げているの
で本当のようです。(もし嘘なら又お知らせしま
す)
これは不妊症の原因の一つとされる、精子の運
動能力低下に対する治療(操作)のようで、着床
率を大きく高めるものとして特許を取得したよう
です。
記事の中では不妊症の殆どが精子の異常である
とされていますが、これについては少々大袈裟で
宣伝目的ではないかと思います。
まぁ以前ほど女性側だけの問題ではないと認知
されていることの反動なら、ある程度は仕方がな
いかもしれません。
ただ、このバイオ技術で誕生した精子から誕生し
た子どもが、どのような成長を遂げるのかもまだ
まだ分かりませんし、日本では承認されていない
と思います。
まぁ身体が元気になれば、自然と精子も性欲も
出てくるんですけどね。
(2004年10月7日)
ネタ
日々更新ネタを考えながら、もうそろそろ同じ
ネタを書いて良いものかと思案中です。
まぁ書き始めて以来ずっと見ている人は殆どいな
いでしょうし、時事ネタ以外は見ていない人にと
っては新鮮でしょうから....。
などと考えながらも、遡って読んでいる人もい
るのではないかとか考えると、ついつい新しいこ
とを書かなくてはと。
本当は栄養についてや、その他色々な病気や治
療についても書きたいことはあるのですが、あま
りにも難しくて(ややこしくて)読んでもらえそ
うにないですから。
本当は先日勉強したビタミンAなんて良いネタな
んですけどね。
とかく過剰症ばかりが取り上げられるビタミン
Aですが、本当は欠乏による方が深刻で起こりや
すいのではないか....。
などという内容ですが、これは又機会を見てお
話しします。
来院されている人にはお話ししているのですが、
直接お話しして反応を見ながらでないと、リアル
に反応が見えないHPでは限界があって、どうも
お話しできません。
ということで、今月か来月には第2回の座談会
を開こうかと計画中です。
そのお知らせも又こちらですることになります。
と、前置きばかりで終わりですね。
はぁ1回分のネタが出来た。
(2004年10月6日)
今年の冬
今年は暑い時期が長く、記録的な猛暑でした。
私自身はそう自覚はないのですが、患者さんが皆
さん「暑い!暑い!」と言っていたので、恐らく
暑かったのでしょう。
こういった夏が暑く長かった年には、冬場にな
って風邪やインフルエンザ(同じようなものです
が)が流行る傾向があります。
今年夏の暑さが身にしみた方々は、少々過ごしや
すくなったこの時期に、十分な栄養を摂って休息
し、夏バテを早く解消して下さい。
これにさえ気を付ければ、今年の冬とて特に怖
がる必要はありません。
予防接種に走ったり、薬に頼った生活をする必要
もありません。
秋は食欲の秋と言いますが、この時期に栄養を
しっかり摂ることが目的であり、何もバカ食いす
る時期ではないんですよ。
特に大阪人の皆さんは炭水化物大好きですが、炭
水化物ばかりを食べていても体力(免疫力)はつ
きません。
たこ焼き+ライスやお好み焼き+ライスでは駄
目ですよ。
当然ソバメシ(神戸名物)でも体力はつきません
のでご注意を。
(2004年10月5日)
身内
先日から私の姉が体調不良と言うことで、昨日
実家で会った時に治療をしました。
身体の方は惨憺たる様で、治療もたまにしか出来
ないと言うことで、かなりの強い刺激の治療をし
ましたが、やはり身内の治療は難しいですね。
何せむこうは姉ですから、私のことを基本的に
は治療家だとは思っていません。
鍼灸の仕事をしている弟ですから、幾ら話をして
も話半分程度の理解です。
母親も途中から話に加わりましたが、ここでも
テレビの健康番組を引き合いに出して、
「あるあるでは〜って言ってた。」
「血がサラサラになる。」
などという話を当たり前にされてもね。
テレビの恐ろしさを教えてくれる、身近な存在に
感謝すべきか。
身内さえもこのレベルかと嘆くべきか....。
次回は資料持参で説明会でもしようかと。
(2004年10月4日)
感染
かなり前になりますが、自殺は伝染病であると
する考えがあることを紹介しました。
確かに少し前から、若者がレンタカーの車内で練
炭自殺をするということが増えましたが、これは
間違いなくメディアを通した伝染病です。
私達は、いつでもどこでも何らかの情報を与え
られ続け、それらから逃れることは一般の生活で
は出来ません。
それらがマイナスの情報であったときには、それ
らの情報の影響で、私達は危険に曝されることが
あるかもしれません。
日々テレビで流される無責任なジャンクフード
や清涼飲料の宣伝や、デタラメな健康番組。
病院に張り出される予防接種や健康診断の勧め。
その他諸々の情報に皆さんは感染していませんで
しょうか?
(2004年10月2日)
大人
ある調査では、女性が出産に最も適した年齢は
29歳であるとされていました。
妊娠や出産は様々な精神的なストレスが生じるも
ので、それ故に色々な精神的なトラブルが発生す
るのです。
勿論精神的な問題だけでなく、身体にもかなり
の負担ですので、身体が出来上がっていない状態
では心身共に疲弊することになります。
こういった心身共にバランスが取れた年齢が、
先に書いた29歳以降となるようです。
確かに若い年齢での妊娠や出産、それに続いての
子育ては、かなりの身体的・肉体的に過酷な労働
です。
育児に至る一連の流れが、楽しいものでやりが
いがあると感じるためには、心理的・肉体的な充
実が必要であると言うことです。
当然これは母親に限ったことではありません。
親がストレス満点では、子どもはそれ以上にス
トレスを抱えるでしょうし、そんな親に頼ること
も出来ません。
勿論若くてもしっかりとした方はいるとは思いま
すが、年々体と心の成長のバランスが崩れている
ことも確かです。
早熟な10代を如何に大人に育てていくか。
これは今後の社会に大きな影響を与えることでし
ょう。
物分かりの良いフリをして、子どもに化粧の仕方
やファッションだけを教えるのは、子どもを食い
物にしているだけです。
本当に大人になることを教えることが出来る人
は、いったい今の大人にどれほどいるのでしょう
か?
※10代の親から産まれた子どもは、自殺する確
率が高いという調査結果があります。
これは切実な問題です。
(2004年10月1日)
蚊
ぼちぼちと涼しくなってきたせいか、蚊の季節
も終わりに近付いてきました。
蚊に刺されて(噛まれて?)赤く腫れるのは、ア
レルギーによるものだということは皆さんもご存
じでしょうが、蚊に刺され続けると赤く腫れなく
なることは知らない人が多いのではないでしょう
か。
東南アジアなどに住んでいる人は、通年で蚊に
刺されますから、その内にアレルギー反応を起こ
さなくなるらしいのです。
ひょっとすれば日本に来て違う種類の蚊に刺され
れば、再び赤くなるかもしれませんが、日常的に
刺されれば赤くなくなるのです。
今年は子どもと釣りに行ったりする機会が多か
ったせいか、一日に多いときで20カ所近く蚊に
刺されましたが、最近はさされて暫くは痒いよう
な気がしますが、直ぐに気にならなくなるように
なりました。
日本は季節により蚊が発生しますので、来年に
は又赤くなるのでしょうが、子どもの時はこんな
感じで虫刺されなんて気にしてなかったことを思
い出しました。
知らない内に柔な身体になるんですね。
(2004年9月30日)
勉強
昨日はテレビがスペシャル番組だらけでした。
その中で気になった番組は、爆笑問題がいわゆる
先生と呼ばれる職業の人間と、色々なことを討論
するというものでした。
テレビ的にはよく喋る人間を出せば良いというよ
うなものでしょうが、出ている人間の見識があま
りにも低くて嫌になるほどでした。
政治家が自分の利益優先なのは分かっていまし
たので、そう腹は立ちませんし諦め気味です。
多くの医者にモラルがないというのも、リアルに
見ていますので今更です。
ただ教員がバカなのは、これから学校に子ども
を通わせることになる親としては残念です。
中には、
「勉強は面白くないのは当たり前で、それを面白
くさせるのが教員の役割」
と力説している教員がいましたが、これに大きく
頷いている人間が多かったことは驚きですね。
こういう教員に教えられたくはないですし、子ど
もも教えて欲しくありません。
「勉強は面白いに決ってるだろ。」
と声を荒げていたラサール石井が非常にまともに
見えました。
当たり前に勉強は面白いですし、それを生徒に
伝えることが出来ない教員は、面白おかしく授業
をするしかないのでしょう。
勉強の面白さは、知らないことを知ったり、出
来ないことが出来たり、新しい何かを発見したり
ということですから、別に方程式や年号を如何に
憶えるかではなく、自分で考えて少しでも知的好
奇心を満たしてあげればいいと思うのです。
これは中卒であろうが大学院卒であろうが関係
なく、日常の生活に生きてくるはずです。
日々の日常に発見を見いだしたり、ものを考える
ことが出来たり、誰にでも生きてくる勉強が大事
なのです。
それで物足りない人は、専門の知識や学校に入
学するためのテクニックを得るために塾でも何で
も行けば良いと思います。
取り敢えず勉強嫌いの人間を、無関心な人間を作
るのは止めて欲しいですね。
先生方お願いしますよ。
(2004年9月29日)
補足
昨日のコラム風はページの都合上、やや尻切れ
トンボのようになってしまいました。
毎日このコラム風を読んでいる人や、陽和堂に通
院している人は理解して頂いたと思います。
健康な子どもに育てると書きましたが、本来は
大人であっても同じことです。
但し違いがあるとすれば、子どもの場合生きてき
た時間が短い分、悪い影響が短時間で済んでいま
すが、大人の場合その影響下にあった時間が長い
ですから、その影響は計り知れません。
大体人間の免疫系が出来上がるのは、丁度小学
校を卒業する頃でしょうが、この時期までに感染
症や体内のアレルギーに対して薬を使用している
と、本当の自分の免疫力というのは付いていませ
ん。
風邪を引いて熱が上がることも、鼻水を垂らす
ことも、喉が赤く腫れることも、汗をかくことも
全ては自分の力で身体を治すためには必要なので
す。
当然これらを薬の力を借りて行っていた人は、
薬が効かない病気(ない病気)では力無く倒れる
でしょうし、下手をすれば薬の副作用に倒れる方
もいるでしょう。
一般的に風邪に使われる薬の副作用で、200
4年までの6年間だけで200人近くの人が死亡
している現状を、いったいどれくらいの人が理解
しているでしょう?
勿論死亡者以外に副作用に苦しむ人はさらに多
いはずです。
免疫はその場その場で、強すぎず弱すぎず働く
必要があります。
これを完成させるには、昨日のようなことが必要
になるということです。
最後に、これは体内と体外の抗原(敵)に対し
て、身体の免疫反応が異常であるときにどうなる
かを図式化したものです。
若干簡略化しすぎですが、分かりやすいのではな
いかと思います。
| 低反応 | 過剰反応 |
| 体内 | がん | 自己免疫疾患 |
| 体外 | 感染症 | アレルギー |
|
(2004年9月28日)
法則
<強い子どもを育てる法則>
1.強い子どもを育てるには親の知識が第一である
強い子どもを作るのは医者ではない。
正しい親の知識である。
2.子どもの健康は母親の身体作りから始まる
強い子どもは母親の身体作り抜きは考えられな
い。
母親が怠けていれば、子どもも弱い。
3.感染症は貴重な経験と思うこと
感染症は、子どもが免疫を完成させるための貴
重な経験であることを理解する。
それに伴う症状も又貴重な経験であり、薬など
で緩解させるべきではない。(緊急の場合を除
き)
4.食べてから出るまで
食べる物や量、出る便の色や質、量を知る。
5.子どもの変化と親の変化は相関関係がある
親のストレスは子どものストレスとなる。
子どものストレスはまず親を疑うこと。
(2004年9月27日)
鏡
よく幼児の頃に虐待を経験すると、自分の子ども
にも虐待するようになると言いますよね。
逆に親を反面教師にして愛情をかけている方もいる
でしょう。
同じように恋愛や結婚に関しても、一番身近なお父
さんやお母さんを基準にして、それを手本にしたり
反面教師にしたりして、相手を探すことでしょう。
親を基準にして相手を選ぶのですから、我が子の
相手を見て不平や不満を言う姿は少々滑稽かもしれ
ません。
我が家でそれを見る日はまだまだ先でしょうが、
その姿を見て、
「自分のこんなところが好きだったのか。」
とか、
「こんなに嫌だったのか...。」
などと一喜一憂してみるのも楽しいかと、今はまだ
余裕で構えています。(今はまだ....)
(2004年9月24日)
血
今日は普段あまり書かない、血液の話をしようか
と思います。
皆さんも会社や学校の健康診断や病院での血液検査
をすると、血液検査の結果を貰うと思います。
この血液検査で異常が出れば精密検査となるので
すが、異常なしと診断された人は安心かというとそ
うではありません。
又異常有りと言われた人はみんな心配かというと、
そうでもないようです。
血液検査は検査当日の血液の状態を示すものです
が、そこからある程度先(将来的な身体)の予想も
立つのです。
例えば肝機能にはGOTやGPT、γ−GTPとい
ったものがあり、その数値が高いと肝機能障害など
と言われるのですが、低すぎても肝臓は十分に働い
ているとは言えません。
またコレステロールなどは、現在基準にされてい
るよりも高めの方が余命が長くなると言われていま
す。(220〜280程度)
返って低すぎたり、薬で低くすると癌での死亡率が
上がることは、コレステロールが細胞膜やホルモン
などの身体の材料であることからも分かります。
書き始めると長くなりますが、血液が重要な情報
源であることや、本当の意味で血液検査を利用でき
ている医療機関や患者は案外少ないということを知
ってもらえれば幸いです。
東洋医学の治療院でありながら、初診の患者さんに
は血液検査の結果を持ってきてもらうのは、こうい
った理由からなのです。
(2004年9月22日)
時代
皆さん連休はいかがでしたか?
昨日我が家は、武庫川河口で釣りを楽しみました。
武庫川は河岸が遊歩道になっている為、誰でも手
軽に魚釣りが楽しめます。
丁度今の時期は、ハゼ釣りがシーズンとなっていま
すので、家族連れでいらっしゃっている方も見掛け
られました。
炎天下の中、甥も釣れての釣りでしたが、小さな
ものばかり(ハゼやセイゴ)20匹ほど釣れたでし
ょうか。
家に帰ってすぐに天ぷらにして食べましたが、子ど
も達は結構な勢いで食べていました。
魚屋で買うのではなく、自分たちで釣った魚を直
ぐに食べるのは美味しいのでしょう。
私などは3歳前から父親に連れられ、毎週のように
釣りに行っていたので、魚釣りにまつわる全てのこ
とは日常の一コマでしたが、甥っ子のように初めて
の子どもにとっては、前日の銭湯も、魚の餌(石ゴ
カイ)も、魚釣りも、その後の天ぷらも非日常で楽
しかったようです。
私が贅沢だったのか、私達の時代が恵まれていた
のか、現代が恵まれていないのか、どうなのでしょ
う?
(2004年9月21日)
恐怖医療
先日テレビでマイケルムーア監督の映画が放送さ
れていました。
アメリカの銃社会の異常さと、メディアの偏った報
道による情報操作による害を描いたものだったでし
ょうか。(全て見ていませんので)
報道によって人々に恐怖心を刷り込み、その恐怖
から逃れる手段として銃を所持し使う。
それは銃器を販売する人達は大喜びです。
アメリカでは軍需産業などは国のトップ集団です
から、これらの利益を優先して政策を練ったり、報
道されるのは仕方ないのかもしれません。
元々アメリカはこういう国なのですから。
これは日本で言うと、薬を飲まなければ病気が治
らないとか、予防接種を受けない人は駄目だなんて
ことに当たるのかとふと思いました。
アトピー商法の人達や健康食品を売る人達も同じ
ですよね。
怖がれば怖がるほどストレスも溜まり、どんどん悪
化して難治化していくアトピー患者。
何をしていいのか分からず、どんどん健康食品や健
康機器に嵌り込んでいく。
気が付けばどっぷり首まで薬漬け。
これはサプリメントを扱う自分にも戒めですが、
やはり必要なものをいかに吟味し、要らないものを
如何に排除し、より普通の生活に近づけるか。
これを何年かかってでも患者と探していく。
途中で治療をやめた人は分からないでしょうが、
何年も治療に通っている人は知っています。
私は諦めません。(メッセージを込めて)
(2004年9月18日)
何番?
NHKの番組で、著名人が出身校などを訪ね、そ
この生徒と交流を持つような番組があります。
丁度私が見たときは、大阪出身の元ボクサーがゲ
ストで出演し、阿倍野の小学校で根性比べのような
スクワット合戦をやっていました。
内容は忘れましたが、スクワットをどれだけ長くや
れるかといったようなもので、最初はクラス全員で
行い、その後チーム分けをして対抗戦をしていまし
た。
気持ち次第では限界を超えれるんだということが
言いたかったのでしょうか?
あの類のトレーニングはフォーム次第では簡単に身
体を壊してしまいますし、特に筋力の未熟な小学生
では尚更です。
番組ではそういった場面は無かったのですが、実
際には生徒の中からも苦情があったようです。
新聞報道では、生徒の中の一人が腰椎の疲労骨折で
1ヶ月の運動禁止となったり、学校からの抗議で番
組を放送しないように要請があったようです。
テレビ局では「ハイそうですか」とはいかず、そ
のまま放送されていました。(良いところだけ)
1日のスクワットで腰椎を疲労骨折すると言うこと
は、かなり崩れたフォームのまま、自分の力以上の
ことをしてしまったんでしょうね。
テレビ局はこの後どうフォローするんでしょう?
先生はどう言ってあげるんでしょう?
1.君の身体の鍛え方が足りなかったんだね。
もっと身体を強くしないとね。
2.君は肉体の限界を越えたんだね。
やる気になればもっと色んなことが出来るかも
ね。
怪我はしちゃたけど、普通では得られない経験
を出来たんだもんね。
3.自分の出来ることをやるべきだったね。
頑張りすぎるとしっぺ返しが来るんだね。
4.テレビ局のせいだね。
もっと早く止めるべきだったよ。
5.ごめんなさい
さぁあなたなら何番?
(2004年9月17日)
何が大事
えーまたも某テレビ局がやってくれましたね。
ここ数日で身内や患者さんからコエンザイムに関す
る質問や、ここでは扱っていないかという話が多々
ありました。
基本的に陽和堂では、身体に本当に必要であるも
のしか扱いませんから、より重要で身体では作るこ
との出来ないビタミンやミネラル、それらに準ずる
存在であると考えるオリゴ糖以外は扱っていないの
です。
元々コエンザイムは体内で合成しているものです
し、コエンザイムを体内で使うまでに必要な大量の
ビタミンやミネラルを無視して、より少量で済むコ
エンザイムをサプリメントで摂っても意味がありま
せん。
この番組では回ごとに取り上げるものが違います
ので、この番組の通りにしていたらお金がかかって
しようがないですね。
勿論それが狙いでしょうし、メーカーのご意向があ
るんでしょうが、いい加減に一般の人も賢くならな
ければいけません。
まず必要なものを考えましょう。
・3大栄養素を十分量(@栄養を参照)
・ビタミン・ミネラルを十分量
・要らないものは極力摂らない
これが大事です。
(2004年9月16日)
更新
現在、医師会が医師免許の更新制度について検討
中のようです。
欧米諸国では更新制度は普及しているようですが、
日本では医療資格で更新制度を採用している資格は
ないのではないでしょうか?
リピーター医師の被害を防ぐことも大きな理由の
ようですが、リピーター医師がこれで本当に防げる
んでしょうかね?
これはモラルの問題で、知識の問題ではないような
気もしますが。
医師は鍼灸師に比べ命のやりとりに直接的で近い
存在ですが、その現場で命を軽視した行為をするん
ですから、もう少し医師免許の剥奪や罰則を強化し
ても良いような気がします。
勿論鍼灸師とて同じように、明らかにおかしな行
為に対しては厳罰に処することも必要でしょうし、
入学試験の適正化(分かる人には分かるでしょう)
や、国家試験をもう少しレベルの高い試験にするな
どは必要ではないでしょうか。
鍼灸師の国家試験なんて、本当に3年間の集大成
かと思うような試験ですし、合格者が8割、学校に
よっては10割が合格するような試験はどうなんで
しょう?
折角の新しい制度ですから、少なくとも一部の人
間が利益を得たり、既成事実の為の制度にはなって
欲しくありません。
年々レベルが上がっていくような更新制度が良いで
すね。
(2004年9月15日)
世界の中心で
先日から読んでいる本があります。
同じ作者のものを2冊買いましたが、両方共に中国
の古典を現代に引用しようという方が書いたもので
す。(出版は昭和ですが)
原文や原典を読みにくい人は、こういったものか
ら入れば良いのかもしれません。
この中に、時間がないから勉強が出来ないという
のはただの言い訳であるといった内容があります。
勉強は必至にやろうとか、本を読んでとか人から教
わってでなく、日々日常の中で自然と産まれるもの
であると。
つまり料理屋は料理を作りながら、私達なら鍼を
刺しながら日々会得していくのが本当の勉強である
と言っています。
これは日々を唯過ごしていれば良いと言うことでは
ありません。
ありとあらゆるものの中に真実があり、それを感
じるかどうかで勉強になるかどうかが変わるといっ
たところでしょう。
実際には本を読んで知識を付け、それを実体験で身
に付けるのが一般的でしょうし、それを繰り返す中
で本当の勉強に変わっていく方が多いのではないで
しょうか。
勉強だけをしているものは頭が固く、知識に実体
験を重ねようとします。(宗教もそうですね)
これでは本末転倒です。
ただし体験だけではどうしても不安になるか、もし
くは暴走しがちです。
両方を重ねる内に、本を読みながらも体験と照らし
合わせて納得出来たり、本当の意味で感動したりと
なるのです。
最近は疑似体験が一番の感動体験という人も多い
でしょう。
映画館で泣いている人達の殆どは、こういった疑似
体験を求めて世界の中心で泣いているのでしょう。
(2004年9月14日)
釣り
先日ここで誓ったリベンジですが、早々に果たし
てしまいました。
我ながら見事な鯉でした。
約60〜70pというところでしょうか。
それはさておき、最近は子どもだけで外に遊びに
行かしたりしませんし、大家族で過ごしたりという
ことがあまりないせいか、子どもが自分以外の世代
の人間とコミュニケーションをとることがし辛くな
っています。
その為か、小さい子どもに話し掛けられて困って
いる中学生や、やたらに喜ぶ年配の方が多いように
思います。
現代風に育っていない我が子などは、誰にでも話し
掛けるものですから、困った顔をされることも度々
です。(勿論喜ばれることが多いですが)
今回の釣りでは、近くにいたお爺さんにやたらと
話し掛けるもので、すっかり仲良しになったようで
す。
先週の水曜に初めて会った人ですが、昨日も散歩の
途中で私達を見掛けて話し掛けられ、
「おっちゃんも来ぃや。」
「じゃぁ自転車でもう一回来るわ。」
と、釣り道具をもう一度取りに帰られていました。
3時まで付き合おうと言っていたのに、結局5時
まで私達と一緒でした。
恐らくこの方は暫くこの池で私達を捜すことでしょ
う。
飽き性のうちの子がいつまで釣りをしていることや
ら分かりませんが。
(2004年9月13日)
責任
医療や医薬に関する新たな情報は、結構頻繁に入
ってはくるのですが、それをそのままここで紹介す
ることはまだ出来ません。
それはこれらの情報が全て信頼出来る無いようでは
ないことと、取捨選択を患者さん自身が行うにはか
なりの不安があることが原因です。
情報の選択は現代に於いては必須なのですが、そ
れ以前にこれだけ色々な情報がある中で、自身が病
んでいるにも関わらず、あまりにも無関心で無知な
人が多いことには驚かされることが多いですね。
しかもネットで検索して来院される患者さんが、
HPにも目を通してなかったり、ネット上に溢れる
情報を全く知らなかったり、自分の身体をどうする
つもりだろうと、或いはそういう人がしっかりと何
かを成し遂げることが出来るのだろうかと思うんで
す。
以前は病気について、治療について全く無知であ
っても、情報が閉ざされているから仕方がないのか
と思いましたが、今はそういう問題よりも無責任な
方が多いことが原因ではないかと思います。
自分の命を他人に預けるなんて、余程治療する人を
信頼しているか、無責任でないと出来ないことです
から。
先日、友人からインフルエンザ治療薬の保険治療
が承認されたことを教えて頂きました。
又、混合診療の開始や医薬品の薬局以外の販売、そ
の他医療はこれから数年で大きく変わっていくでし
ょう。
商売人が市場に参入し、どうやって医療にお金を
使わせるかを伺っています。
そんな時にお任せでは、医療で健康な身体とお金を
同時に失うことになりますよ。
自分の身体には自分で責任を持つことです。
それが本来の姿なのです。(今までがおかしかった
のですよ)
(2004年9月11日)
副産物
最近旬なニュースと言えば、温泉の偽装とここ数
日の地震でしょうか。
この二つのニュースを繋ぐような旬な出来事があり
ました。
場所は和歌山県新宮市の温泉宿泊施設です。
この施設では5日に起こった地震後、温泉の湯の色
が濃い乳白色に変わったとのことです。
この温泉では12年前に開業当時乳白色だったお湯
が、最近薄まってきていたようですが、先日の地震
で再び濃い乳白色となったとのことです。
これは思わぬ地震の副産物ですね。
恐らく話題になっているでしょうし、客足も伸びる
ことでしょう。
薄まった温泉に入浴剤など入れなくて、返って話題
が作れてよかったのかもしれませんね。
まぁどうでも良い話といえばそれまでですが。
(2004年9月10日)
リベンジ
昨日は午後から子ども二人と自宅近くの公園の池
に、魚釣りに出掛けました。
あまり釣れる気はしなかったのですが、一投目から
強烈な引きの魚がかかりました。
どうも鯉のようですが、小鮒釣りのつもりで来たも
のですから、ハリス(釣り針を結ぶ糸)が0.8号
という細いサイズで、しかも網も無しでしたから全
く上がる気がしません。
それでも5分程度格闘していましたが、時折見える
姿は60p以上有り、遂には糸が切れてしまいまし
た。
興奮する子どもと、その後家内との買い物も忘れ
釣っていましたが、次に来た獲物は全く引きのない
ただ重たいだけのものです。
なんだろうと上げてみると、見事なミシシッピーア
カミミガメでした。(いわゆるミドリガメと言う奴
ですね。)
甲羅が20pもある立派なものでしたが、家で飼う
わけにもいかずリリース。
その後も長男が亀を1匹釣り上げましたが、それ
だけで餌が無くなり終了。
でも自宅近くの池でこんなに楽しめるなんて、何で
もやってみるもんだと感心しました。
隣で釣りをしているおじさんとも仲良くなり、情報
を色々と仕入れて、晴れれば日曜にでもリベンジの
予定です。
(2004年9月9日)
予防
今年のインフルエンザワクチンの予約(医療機関
からメーカーへの)が既に昨年度分を2割も上回っ
ているそうです。
昨年は病院によって余ったところと足りないところ
が出来てしまい、かなりお粗末なことになりました
が、今年は大口の仕入れ病院も数回に分けて入荷し
たり、各メーカーが余分に保管するそうです。
これらの報道はワクチンが有効な予防法で、接種
を前提に報道されていますが、本当に有効であるか
どうかは専門家の間でも賛否両論、というか批判が
相次いでいます。
これは特効薬とされるタミフルの使用に関しても
ですが、十分に専門家の研究や調査がなされている
とは言えない状況です。
また昨今の厚労省の報道には、かなり製薬メーカー
よりの報道がされているように感じます。
今から予防接種の予定を立てるなら、一般の人は
どうか身体作りをして下さい。
どのような病気でも、最終的には本人の体力任せに
なるのですから。
これが唯一万病に対応出来る予防策と言えるでしょ
う。
具体的には、十分な量の栄養、軽めの運動、生き
る気力です。
(2004年9月8日)
産婦人科医って
以前このコラム風でも産婦人科での医療過誤が異
常に多い話を書きました。
その結果、不規則勤務が多い上に医療訴訟を起こさ
れる可能性が高いという理由で、出来れば産科はし
たくない産婦人科医が27%にも上るようです。
確かに分娩は非常にリスクがありながら、一般に
はごく当たり前の行為として捉えられている為、ど
うしても事故が起きたときに疑いを抱かれ易いとい
うことはあるかもしれません。
ただ分娩時の陣痛誘発剤の異常な使われ方を見てい
ると、それだけが問題ではなく、自然な分娩を邪魔
した上にわざわざ危険を冒して分娩させることも一
因ではないでしょうか。
私は3度出産に立ち会いましたが、分娩自体はそ
の9割以上を助産師が行い、ほんの一部だけを医師
が手伝いました。
その際も大凡緊張感などというものはなく、かなり
気の緩んだ状態での業務だったことが印象的です。
(勿論医院によって差があるでしょうが)
まぁこの状況で何かあっても処置は無理だろうと
冷静に家内と話しながら、どこに搬送する気だろう
と分娩台で話していたのも憶えています。
そういう意味では、最近助産所での出産が増えて
いるのも心情的には分かるような気がします。
どちらにせよ何かあれば小さい産科では対処出来な
くなるのですから、助産所で助産師に診てもらって
も、産婦人科で助産師(+医師)に診てもらっても
何ら変わらないですものね。
少子化によって女性一人当たりの分娩回数が圧倒
的に減ったり、医療に選択権が出てきたことによっ
て、危険な選択を強いられる病院よりも、助産師の
方が良いという選択も間違いでは無いような気がし
ます。
医師のモラルや社会的責任などについては、学生
の時期から教育を徹底し、さらには現役の医師の意
識改革が医師会単位で必要なのではないかと思いま
す。
(2004年9月7日)
転ばぬ先の
昨日は近畿地方で結構大きな地震がありました。
一度目は丁度自転車に乗っていたので、あまり分り
ませんでした。(前後に子どもを載せて元々ふらつ
いていたので)
夜中に来た方は結構長く続いていて、家内が不安
そうにしていました。
子どもは3人とも寝ていましたから、そう大騒ぎに
はなりませんでした。
私は神戸で震災の揺れを経験しており、自分には
被害が大きくなかったせいか、この位の揺れはそう
怖い感じはしませんでしたが、震災を思い出して眠
れぬ時を過ごした方も多いことでしょう。
以前神戸で震災にあったときには、最初の揺れが
大きかったため、逃げる間もなく不幸な目に遭った
人が多かったでしょうが、今回のように立って移動
出来る程度の揺れが続くときには、どういった対処
をすべきか、明確なガイドラインがなく困ります。
予めそういったガイドラインがあり、地域ごとに
支持を出す命令系統があれば良いのですが、震災以
来そういった活動が各地方自治体で行われていると
聞きませんね。
沿岸地域の高波の対処は素早かったようですが、内
陸部に関しては時の運状態です。
地方議員さんなんかが積極的に対処をして欲しい
ところです。
(2004年9月6日)
どちらにせよ
先日、阪大病院で院内感染の疑いのある多剤耐性
菌による死亡事故が起こりました。
多剤耐性菌は抗生剤の過剰な使用で起こることが多
く、今回はその感染ルートが経食道エコーという検
査機器によるもののようで、薬剤の使用と検査機器
の不適切な消毒という2重のミスによるかも知れま
せん。
抗生剤の使用に於ける耐性菌の発生は、一般的に
は畜産農家の抗生剤の不適切な使用も関係が深いの
ですが、これらの畜産農家の言い分としては、予防
的に抗生剤を与えることで流行性の疾患を未然に防
いでいるというのですが、実情はそうでもありませ
ん。
抗生剤には成長を促進する作用もありますので、
主にそちらが理由となっているのでしょう。
中には本気で病気を未然に防いでいると考えている
人も居るかも知れませんが、これは案外と無知によ
るもののようです。
酪農国として有名なデンマークでは、以前から人
間の抗生剤の使用に関してはかななり厳しい基準を
もっていましたが、畜産動物の抗生剤の使用に関し
ても現在厳しい管理を行っています。
つまり疾患を治療する以外の目的では使用しない
という取り決めがはっきりとしており、その結果畜
産動物由来の耐性菌が大きく減ったとのことです。
しかも抗生剤を減らしても、畜産動物の病気自体は
増えることも全くなく、生産コストもほぼ変わらな
かったと言うことです。
これからすると、多少のコスト増があっても消費
者の安心を買うことで、返って消費は増えるような
気がします。
わざわざ無農薬野菜なんてものを買う日本国民なん
て、喜んで買いそうですよね。
無知なのか、言い訳なのか、どちらにせよ最終的
には作る側も提供される側も損をするんですが。
(2004年9月4日)
プラセンタ
胎盤エキスと呼ばれる商品が美容外科などではよ
く使われています。
市販品としても胎盤エキスなどはよく聞かれるよう
になっていますが、これらは動物の胎盤を利用して
いると思っていたのですが、実際に人間の胎盤を利
用した物が承認され、使用されていることを知りま
した。
重い難病などに苦しむ方が使用するなら分からな
くもないですが、美容のためという理由だけで人の
胎盤を使うのは、私などには少々気が知れません。
どうも吸血鬼のイメージと重なるからです。
病気以外で人の血を飲んだり、自分の体内に入れ
たりしますか?
ましてや我が身が年齢なりの変化をしただけで。
やはり人の欲望は恐ろしいものだと感じてしまいま
す。
自分の使っているのは動物のもんだなんて思って
いても、先日摘発されたケースでは、未承認の製薬
会社が、自社冷蔵庫に刻んだ胎盤を保管して製品化
していたケースがあります。
必要かどうかをよく吟味して、これらの商品はお
買い求め下さい。
(2004年9月3日)
新コンテンツ
昨日見て頂いた方はお気付きと思いますが、不妊
のコンテンツが増えています。
これは以前から計画していたのですが、商売気が出
たのかと言われるのを避けるために実現出来ません
でした。
これが今回の家内の妊娠や出産、或いは陽和堂の
患者さんの妊娠や出産が続いていることで、やはり
妊娠と栄養のことも含め、広く知ってもらったり、
効果的に見て頂くために、こういったある意味ピン
ポイントな項を作ってみました。
不妊に悩む人は、明確な原因がない人ほど色々な
ものに手を出し、計画性・目的のない治療を続けて
います。
そこで鍼灸もそうですが、栄養に関してはこれだけ
やればある程度効果的であるというものを紹介し、
基本は身体作りにあり、妊娠や出産はまだ人生の途
中経過であるという観点で、治療を受けたり考えた
りして頂きたいのです。
最初妊娠が目的となり、その後出産が目的となっ
ても、大筋では狂い無く健康作りとするためには、
どうしてもその柱となるものが必要です。
又個別での対応も必要となってくるでしょう。
そこで通信販売のような形を取りながら、メール
で随時相談を受ける形にしてみました。
これは勿論不妊に限らず、体調不良全般のことなの
ですが、恐らく一番ニーズがあるであろう人をまず
対象に行うことにしました。
栄養療法は広く世間の悩みに対応する可能性を持
っていると考えていますので、ご相談はお気軽にお
寄せ下さい。
但し他社の製品の相談や、単一の栄養を切り取って
の相談(私はビタミンCを摂った方が良いかなど)
ではなく、あくまでも栄養療法全体への質問や、本
製品に関して、或いはご自身の栄養療法への適否に
はなるべく早く対応致します。
(2004年9月2日)
コーヒー
一部の不妊症の方々にとっては気になる話題です
が、一日に飲むコーヒーの量が多い女性ほど、排卵
前の卵子を取り巻く卵胞液中のテストステロン(男
性ホルモン)濃度が低いことが分かったとのことで
す。
多量のカフェイン摂取で流産率が高まったり、妊
娠しにくくなったりすることは知られていたようで
すが、これが初期の卵成熟の過程にテストステロン
が何らかの関与をしているのではないかとの予想も
立てられています。
あまり妊娠中にコーヒーをガブガブ飲む人はいな
いとは思いますが、東洋医学ではコーヒーなどの苦
味は心熱を取るとの解釈もあり、ストレスが多い人
ほどコーヒーを好み、それ自体も不妊や流産と関係
があるのではないかと思います。(予想ですが)
心当たりのある人は控え目にどうぞ。
(2004年9月1日)
難しいですが
医療(科学技術)の発達に伴い、科学と倫理が両
立し辛い状態になっています。
宗教的な話はさておき、人としての倫理観は時代時
代で異なりますから、この時代なりの倫理観や時代
に惑わされない真理のようなものを、各自で持つ必
要があります。
某国のように倫理観を含め、思想や国家としての
あり方が統一されていればある意味悩むことはあり
ませんが、良くも悪くも個人がある程度の意見や考
えを持てる国に於いては、個人個人の責任はかなり
重いものとなります。
例えるなら受精卵に人権を認めるか否か、或いは
命(性)の選択がどこまで許されるのか、生命を商
売にすることはどこまで許されるのか、その制約は
どこがどの程度の権限をもって行うことが出来るの
かなどでしょうか。
アメリカでは体外受精のために作られた受精卵の
取り扱いが、施設によりかなり差があるようです。
使用されなかったものを冷凍保存するところ、夫婦
に返還するところ、人工胚の実験に使われるところ
や、中には葬式まであがるところまであります。
これも受精卵をどのような存在として捉えるかの
違いでしょう。
今後日本でも生殖医療の普及に伴い、同じような
問題が議論されることもあるでしょう。
命を産む産業である生殖産業は、新たな問題や悩み
をもたらします。
その時に毅然とした態度で意見を言えるように、こ
れらの問題に直面する前から考えてみた方が良いの
かもしれません。(特に若い時期から)
(2004年8月31日)
本当は
先日掲示板に書き込みもありましたが、第3回の
鍼灸マッサージ師大会での集中討議で、無資格者の
問題を上げたそうです。
無資格者の蔓延は、安くサービスを提供するとい
う建て前と、実は消費者が無知であったり法的に怪
しいものでも、黒でなければグレーは白だという勝
手な判断によるものです。
勿論受ける人自身が、安ければ短時間だし少々下
手でも危険が無い限り良いだろう、という安易な考
えもあるでしょうが。(危険が無い限りというとこ
ろは怪しいが)
治療を受けるというのは何故か敷居が高いと言う
人には、リラクゼーションなんていうと敷居が低く
なるんでしょうね。
本当は治療院全体のレベルがばらつきがあって、ど
こに行っていいのか分からなかったり、怪しげな治
療院も結構あったりと、業界側にも責任はあるよう
な気もします。
ところで普通に流行っている治療院からして、こ
ういった問題はどうなんでしょうね。
無資格者が儲かっているというひがみでなくて、本
当に患者の為を思ってのことなら貴重なことだと思
いますが....。
(2004年8月28日)
安静
先日無事1ヶ月検診を終えた長女ですが、この度の
妊娠中は早産するかもと結構大変でした。
恐らく上の二人の世話が大変だったのでしょう。
本来器官の発達などは、体重や体格ではなく、月齢
が最も重要で、胎内に於いてもこれは同じです。
胎内で上手く育たず未熟児として産まれる場合も、い
かに長く胎内で育てることが出来たかで、その器官の
完成度は変わりますので、大きさが大きいからといっ
て早く産まれても大丈夫なのではありません。
早産などの場合も、いかに長く胎内に留めておける
かが、新生児の障害の持ち具合に大きく関連します。
早産するかもと言われた人は、多少大袈裟に安静にす
ることが必要です。
早産にはウテメリンなどの張り止めといわれる薬が
出されますが、間違いなく安静の方が効果があると思
います。(副作用もきついですし)
安静は一般の人が考えるような重いものを持たない
などではなく、殆ど寝て暮らすくらいに考えた方が良
いと思います。(返って早く安定します)
(2004年8月27日)
鰯の頭も....
読売新聞から、
『体の痛みを緩和する効果があるとされる「磁石」に
は、医学的な効果が認められないことが、米オクラ
ホマ大の研究でわかった。米医学専門誌「アメリカ
苦痛管理ジャーナル」の最新号に発表された。』
さらに、
『同大のデビッド・ギャリソン博士は「偽薬(プラシ
ーボ)でも効いたと思い込むプラシーボ効果ではな
いか。
磁石をつけた腕輪状の健康器具で、腕輪の圧覚が脳
に伝わり、結果として手首からの痛みの情報が制限
されることも考えられるが、それは磁石の効果とは
いえない」と説明している。』
と続いています。
磁力を用いた健康器具は非常に多いですが、この報
道の情報が本当だとすれば、個人的には大いに怪しん
でいる某メーカーの首輪やブレスレットも同様の結果
のような気がします。
日本人に限らずこの手の商売に引っかかる人は非常
に多く、心理的側面が身体的能力に多大な影響を与え
るスポーツ選手を広告塔に、かなりの売り上げを誇る
ようです。
鰯の頭も何とかって奴ですね。
(2004年8月26日)
メッキ
何故かテレビで最近某女占い師をよく見かけます。
一時期は表舞台に出ていなかったのに、熟女ご意見番
がいなくなったせいか、一人で各局のテレビに出るよ
うになってしまいました。
私個人的にはこの人物にはかなり疑わしい感が拭え
ませんが、怒られ好きな人々やオカルト好きな人から
は絶大な人気を博しているようです。
この人は晩年の安岡正篤という人物との婚姻騒動で
揉めています。
この安岡という人物は陽明学の大家と呼ばれ、戦後首
相のご意見番として君臨しています。
玉音放送にも手を加え、平成という元号の名付け親
としても知られるこの人物は、中国古典の教えを元に
して、歴代首相のブレーンとして中曽根総理あたりま
ではかなりの発言力を持ったようです。
この安岡氏が85歳という高齢の時に、当時40過
ぎの女占い師は婚姻証明証を元に婚姻届を出そうとす
るのですが、安岡氏の子息らがこの女占い師から安岡
氏を引き離し、痴呆症の進んだ安岡氏はそのまま亡く
なり、その後安岡氏の親族と泥沼の遺産相続争いをし
ています。
その他きな臭い話は多々あるのですが、お好きな人
もいるでしょうからこの位にしましょう。
占いにしろ人相学にしろ、中国古典から派生したもの
を生業にする人間は、やたらに金儲けに汚かったり、
必要以上に威張っていたりしてはいけません。
そういう意味でこの女占い師が本当の占い師と言え
るかどうか。
最低限「地獄に堕ちる」とか、「霊が憑いている」は
やめなければ、薄いメッキが剥がれそうです。
(2004年8月25日)
貧血
献血を習慣的にする人はあまりいませんよね。
私も昨年10年以上振りに献血をしましたが、最近は
献血を希望しても血液が薄いことを理由にして、不合
格となることが増えているようです。
血液が薄いとは要は貧血ということのようですが、
これは鉄欠乏性貧血と呼ばれるものですね。
食事で摂る鉄の量が少ないため、どうしてもヘモグロ
ビンが体内で合成出来ず、その結果酸素の運搬能力が
衰え、運動能力や記憶能力の低下が見られるようにも
なります。
現代人は食事内容がどんどん悪くなっているせいも
ありますが、実は食材自体の問題もあります。
30年前の野菜と比べると現在の野菜では、そこに含
まれるビタミンやミネラルの量が極端に少なく、食事
に気を付けても栄養失調となる可能性が高いのです。
また貧血の時には鉄材だけを摂っても、徒に便が黒
くなるだけですから、しっかりと蛋白質とビタミンC
やB群を摂ることも忘れてはいけません。
こういった正しい知識が普及していないことも原因で
しょうね。
またこれらが足りないときには、サプリメントなど
で補充することも躊躇うべきではないでしょう。
私自身も足りないと思われるものに関しては、サプ
リメントで摂ることにしています。
そのお陰か、前回献血の時には200ml希望だったの
に、400mlしてもらえませんかとお願いされてしま
いました。
十分に濃かったのでしょう。
(2004年8月24日)
使命
今朝のニュースより、
「脊椎披裂の子供とその母親45人、脊椎披裂ではな
い子供とその母親83人(コントロール)の比較から、
母親の血中ビタミンB12レベルが185 pmol/L以下
だと脊椎披裂の子供が生まれるリスクが3.5倍高
くなるという結果となりました。」
とのことです。
当院でも妊婦や妊娠を望んで来院される方には、総
合ビタミンの摂取を勧めています。
どうしても偏りがちな食事や、現代の農作物の事情か
らですが、当然VB12や葉酸を始め、足りないミネ
ラルも補充しています。
食事で摂れるなら問題ありませんが、中枢神経や身
体の重要な器官は妊娠初期に作られることが多いです
から、その時期だけでも栄養を十分の摂って頂くこと
で、最低限胎児だけは健康に産んで頂きたいのです。
これからも妊娠中の栄養と、出生児の問題はどんど
ん出てくるでしょう(というより分かってくるでしょ
う)。
それから慌てたって仕方ないんですよ。
防げる努力は最低限の母親の使命です。
となると、その情報集めは父親の使命でしょうか。
(2004年8月23日)
SIDS新説
以前SIDS(乳幼児突然死症候群)について、体
温調節が出来なくなることによる呼吸不全が原因との
説を紹介しましたが、今朝また違う情報を見付けまし
た。
これはSIDSの乳幼児の多くは、健康な乳幼児に
比べ、自律神経の発達に関わる遺伝子の変異が多く認
められたというものです。
以前の情報と併せて考えると、元々遺伝子の異常を
持つ乳幼児が、適切な温度管理を怠った状態で眠りに
着くと、SIDSが起こる可能性が高くなるというこ
とでしょうか。
自律神経は体内の多くの調節を自動的に行うもので
すから、自律神経の発達障害があれば体温調節にも影
響が出ることは想像に難くありません。
以前、体温調節の不良から呼吸抑制が起こり、その結
果死に至ると予想されていましたが、呼吸抑制自身に
も先天的要因が関係している可能性も出てきました。
勿論うつ伏せ寝が誘因になっていることも分かって
いますので、遺伝上の変異の原因が掴めるまでは、う
つ伏せ寝や乳幼児の体温管理をするしかありません。
遺伝子の変異の原因が妊娠前・中・後の生活に起因
することも考えられますので、これに関しても注意が
必要です。
インスタント食品や栄養価の低い食事、或いは極端に
高カロリーの食事も避けておく必要があるでしょう。
遺伝子の変位なんて言えば難しい感じがするでしょ
うが、遺伝子は単純なことでも変位を起こす可能性が
ありますので、生活の改善はやはり妊産婦にとっては
欠かせないことです。
(2004年8月20日)
妊婦と鍼灸
トップの写真が変わったことに皆さんお気づきでし
ょうか?
今回は私の子どもではありません。
以前陽和堂では妊娠と出産が続いていると書きました
が、先日また新たな命が誕生しました。
川原愛里ちゃんです。
お母さんは独身時代からの患者さんですから、妊娠前
から妊娠中、陣痛の起こる数時間前まで治療をしてい
ました。
開業するときに、妊娠出産に関わる治療をしたいと思
い、ここ最近やっとそういった治療を手掛けることが
出来るようになりました。
元々鍼灸は妊娠や出産にまつわる治療を古来からし
ていたのですが、そういった伝統技術の継承が適切に
されなかったことや、医家との兼ね合い、或いは最近
では医療訴訟が頻繁に行われ、業界が少しでも疑われ
る可能性のある治療を避ける傾向にあるため、あまり
妊婦などには治療は行いません。
恐らく学校でも安定期の決った時期にだけ、しかも
逆子やつわりなどしか治療を行うことは教えていない
でしょう。
ですが実際には薬があまり使えない妊娠中に、鍼灸
が果たす役割は大きく、妊婦にとっても十分にメリッ
トがあることだと思います。
鍼灸の新たな活躍の場は、こういったところにあるの
ではないでしょうか。
(2004年8月19日)
猫
最近アメリカでクローン猫ビジネスがスタートを切
ったようです。
これは皮膚の細胞の遺伝子からクローン胚を作り、代
理母に出産させるというものです。
誰かするだろうとは思っていましたが、命を複製し
て作ってみても同じ猫は育たないでしょうし、こんな
ことをしようとする人自体が少々問題があるように思
います。
敢えてこれについて批判する必要もないとは思いま
すが、これがビジネスとして成立してしまえば、恐ら
く生物の死というものに対して、少しづつ認識が変化
していくことでしょう。
代理母の問題は人間でも起こっていますが、これに
ついて厳密にどうとは言えませんが、金があれば願い
が叶うとか、やったもの勝ちの風潮だとか、倫理は学
者だけが考えれば良いとかいうことがあまりにも大っ
ぴらに言われるようになれば、最終的に人類にプラス
になるとは思えないのです。
皆さんはどうお考えになりますか?
(2004年8月9日)
滞産
昨日、以前から治療していた患者さんが無事出産し
ました。
陽和堂では今年に入って3人目(家内を含め4人目)
の出産で、妊娠中も治療を続けていた方ですので、無
事産まれてほっと一息といったところです。
初産のこの方は予定日よりも遅れていましたので、
病院からは陣痛促進剤の使用を持ちかけられていまし
たが、促進剤の副作用は結構有名ですし、初産では遅
れることが珍しくないことなどもお話しして、自然に
任せて(場合よっては鍼灸で対応しながら)出産を待
つことになりました。
来週の月曜には入院して促進剤を使用すると言うこ
とでしたので、火曜と水曜に治療をして、木曜から陣
痛が始まり入院し、金曜の午前2時頃に出産となりま
した。(母子共に健康でした)
出産の遅れは「滞産」といい、鍼灸適応症の一つと
して中国の文献にはよく紹介されています。
ただ日本国内では、滞産に対して治療を行う鍼灸院が
どの程度あるのかは分かりません。
私は家内の出産で滞産を経験し、その治療を行うこ
とで陣痛を促す効果を体感していましたので、はっき
りと効果があることを知っていましたが、学校でも習
わないし聞くこともない治療に関しては、自分で体得
するしかないのは残念ですね。
薬を使わずに出産に対する準備を整えることが出来
るなんて、本当に素晴らしいと思うんですけどね。
陽和堂でも、もうすぐ家内が受付に帰ってくると思い
ますので、そうなればもっと妊娠・出産に力を入れて
いきたいと思っています。
やっぱり野郎一人ではねぇ。
(2004年8月7日)
極端
先日帰宅の途中で、阿倍野ルシアスという商業スペ
ースを通って帰ったのですが、いつもと違う場所を通
りながら帰ると、通路の両側がクイックマッサージと
リフレクソロジーで埋まっていました。
これだけ密集しているのですから、それだけの需要
があるんでしょうね。
さて最近はこういった施設でも鍼灸を行っていると
ころが多く、その料金を見てみると大体は4000円
前後でしょうか。
結構立派な金額取るんだと感心するやら、この金額は
何を基準にしているのかと悩むやら。(大抵うちより
高いですから)
こういった慰安的鍼灸では、診断名を持った疾患や
病院では効果が上がりにくいとされている症状に対す
る治療は断ることが多いようです。(妊婦なども勿論
お断りです。)
こういった施設はあくまでも慰安目的ですから、熟
練の技術を求めるべきではないのかも知れませんが、
患者の側からすれば同じ鍼灸ですから、そこで駄目な
ら他のところでも駄目だと思うでしょうね。
でも実は肩こりや腰痛、生理痛でも、大袈裟な診断
名が付いてくる疾患と同じように、治療によっては危
険性を持っていることがあります。
そういった人を診たことが無い鍼灸師にとっては、ミ
ソもクソも同じと言うことでしょうか。
或いはもしもの時のために、良いわけをし易い人を
対象にするのでしょうか。
だからといって問診も四診もせずに、いきなり誰で
も鍼を刺すのもどうかと思います。
でも実は門前払いと何でも来い(誰でも同じ治療)は
紙一重で、一番多い鍼灸師のパターンなんですよね。
良い反面教師が沢山いて助かります。(苦笑)
(2004年8月3日)
とある休日
長女が産まれて以来、家内が外を出歩くことが出来
ませんので、必然的に家で閉じ籠もりっきりの長男と
次男は、最近ストレス満点です。
その状況を打開すべく、休みの日には二人を連れて
外に出掛けます。
先週末はキャンプの予定でしたが、台風が近付いてい
ると言うことであえなくキャンセルに。
そんなこと子ども二人が納得するはずもなく、それ
ではと怪しい天気の中、虫取りに出掛けました。
どうせならと虫除けスプレー振り掛け、長ズボンに運
動靴、一応水着も持ってで山へ向かいました。
車で取り敢えず川西へ向けて出発し、気付いてみれ
ば....箕面です。
はい..猿がガードレールに座っています。
「まぁ山やし良いか..。」
車を止めるところを探しながら道を行くと、何故か
坂を下っているようで、車を止めれられそうなところ
がありませんし、土地勘のない方向音痴が入って行け
そうな道もありません。
そんなこんなで車で移動していると、気付いた頃に
は茨木でした....。
そうか、みんな繋がっているんだなーと感心している
と、流石に子どもも明らかな不信感を顔に出していま
すので、車を路肩に止めて田んぼの近くに行ってみま
した。
そこには見たことのないトンボのような生き物が。
トンボのように軽快な動きではなく、ふらふら飛んで
いました。
長い触覚が古代生物のようです。
今朝調べたところでは、ツノトンボという種類のよう
で、どうもカゲロウの仲間のようです。
今度こそはとさらに道を行き、小さな川の傍に着き
ました。
そこは小さな河原(野球場の半分くらい)があり、既
に先客がいたのですが、何故か野球のユニフォーム。
子どもが水着に着替えているうちにさらに人数は増
え、川でビールを冷やし始めました。
バーベキューでもするのかと横目で見ながら子どもと
蛙を追っていると、
「優勝おめでとうー。カンパーイ。」
プシュー!! ワー!!
あれ....ビール掛けが始まっちゃった。
その後蛙や珍しいトンボを見付けて満足げな子ども
をと帰路につきました。
・総移動時間........4時間
・虫取りに使った時間....30分程度
という有意義な休日が終わりました。
(2004年7月31日)
ヒジキ
先日、英国食品規格庁がヒジキには発癌物質として
知られる「無機ヒ素」が含まれるとして、国民にヒジ
キを食べないように勧告を出しました。
この際検査に用いられたヒジキは日本産の物で、当
然日本国民も日々食しているものですから、日本の厚
労省もHPの中でコメントを発表しました。
この中では日本人が平均摂取する量のヒジキでは健
康被害がないとのことですが、さて厚労省の調査は本
当に正確なものでしょうか?
以前キンメダイやカジキ、マグロなどでも同じよう
な健康被害の問題があるとされ、その後問題ないと発
表があったように思いますが、日本の場合は被害があ
る程度広がってから、実は問題がありましたと認める
ことが多いですから、どこまで信じて良いのやら....
まぁ有害な物質に関しては、日本国内至る所にあり
ますし、海外からの輸入品も怪しいものですから、安
心の食材などは基本的にはないのですが、やたら怖が
りすぎて味気のない食事も嫌ですので、少なくとも情
報だけは集めておいて、食べるべきかどうか、本当に
食べたいのかを吟味すれば良いと思います。
某国産の野菜などは、個人的には最低限の自己防衛
として食べませんが、米国産と混じって販売されてい
たりするのですから、後は売る側の倫理観の問題でし
ょうかね。
(2004年7月31日)
それだけでは
最近は毎日のように医療関連のニュースが目に留ま
りますね。
ざっと上げても、
・熱冷ましシートで窒息事故
・リピーター医師の処罰無し
・風邪薬で4年間に100人以上の死者が出ていた
・着床前診断訴訟
・凍結精子出産認知判決
・中国でまた新生児売買組織摘発(?)
・色彩感覚は乳幼児期に備わる
などなど。
一つ一つを取り上げればいいのですが、各新聞社ニ
ュースサイトで詳細を御覧下さい。
最近のものですので、サイエンスや医療、科学のペー
ジで見ることが出来ます。
ただニュースを見ていると、同じような事件や事故
が多かったり、だから前から言ってたのにと思わせる
事件も多いですね。
自称素人の私が分かるのですから、お偉い医師や学者
の皆さんが分からないはずはないですし、それを考え
ると「裏に何かあるのかな」とか、実は本当にこんな
ことが分からない人が医療行為をしていているのかと
怖くなったりしますね。
色々なものを無条件に受け取る癖が付いたのか、様
々な医療事故や命に纏わる問題に直面したとき、余り
にも無防備な人が多く、それにも驚かされます。
小さい子どもをお持ちでも、子どもに関する薬の情
報を知らないとか、自分の病気に関して知識が殆ど無
いとか、こういった人は誰からどんな情報を受け取る
つもりなのでしょう。
最低限、このHPに興味を持った人は、ここからさ
らに色々なことを調べてみたり、色々な興味を持って
みたりして、我が身を自分で守り育てる術を手に入れ
て下さい。
語弊があるかも知れませんが、鍼灸だけして病気が
治るはずがないということも言えますよね。
(2004年7月29日)
ダーク
昨今目覚ましい発展を遂げていると言われる中国で
すが、未だに信じられないようなことが起こる国でも
あります。
先日中国である犯罪者達に死刑判決が出ました。
その犯人達が犯した犯罪は、人身売買。
この人身売買組織は、生まれたての赤ん坊を一人13
円ほどで買い取り、電車に乗せて運び売りさばいてい
たようです。
その際騒がないように麻酔で眠らせ、電車の網棚な
どに鞄に詰めて運んでいました。
当然そのまま死亡した赤ん坊もいました。
中国では一人っ子政策や根強い男尊女卑のせいで、
出生届のある赤子は圧倒的に男が多いようです。
当然産まれてくる子どもが都合良く男ばかりな訳が
ありませんから、その理由はお察し下さい。
男は家のためにお金を稼ぐものだという考えが強く、
女の子では稼ぎにならないのでしょう。
これは農村部での出来事ですが、同じような命を軽
視する風潮は、文革以降の中国では珍しいことだとは
思えません。
中国のダークな部分はこれから徐々に出てくるかもし
れません。
(2004年7月26日)
問題山積み
最近は医療の問題と生命倫理の問題、その他宗教な
ども絡み合って複雑な問題が増えてきました。
最近話題になった着床前診断や、出生前診断、中絶し
た胎児の廃棄に関する問題、クローンや胚の利用問題
に加え、さらに中絶した胎児の再利用(?)の問題も
起こっているようなのです。
中国では脊髄損傷の患者に対して、中絶した胎児の
細胞を脊髄損傷の患者に移植し、脊髄細胞の再生を促
すということがされているようです。
勿論日本では認められていませんし、科学的な証明は
ないまま実験的にされているようですが、これを聞き
つけた日本人が中国へ渡ってこの処置を行っているよ
うです。
実際にしている人には失礼かもしれませんが、これ
は手術とも移植とも言い表せるような代物では無いよ
うな気がします。
関係者によれば、2001年秋から三百数十人の中国
人に同処置を実施し、その後日本人も数十人同じ処置
を受けています。
この処置を日本人で初めて受けた男性は、約二万ド
ルをかけてこの処置を受けましたが、目立った変化は
ないとのことです。
中国の研究チームによれば、この処置の後3人が死
亡し、殆どの患者は異常な痛みを訴えるらしいのです
が、その原因は不明。
あなたならこの処置についてどう考えますか?
身体が一生動かないくらいなら、危険を冒して一発
勝負を200万以上かけて行いますか?
死ぬ病でないのなら、危険を冒してまでは行いません
か?
それとも中絶した胎児の細胞を自分に植え付けるのは
抵抗がありますか?
あなたはこの問題のどの部分に抵抗を感じるのでし
ょうか?(感じませんか?)
(2004年7月22日)
1歩
昨日、出産報告をしましたが、お祝いのメールや掲
示板への書き込み頂きましたことを心より御礼申し上
げます。
さて先日久し振りの患者さんが来まして、寝違えて
頚が痛いと訴えます。
その横には小さな女の子が大きな目でこちらを伺って
います。
この患者さんは開業当初に来院しており、以前勤務
していた治療所からの患者なのですが、以前治療して
いた時は丁度出産間近の状態で、産後も数回治療しま
したが、それ以来の来院でしたから、この子があの時
の子どもかと不思議な感覚でした。
こうして知らない内に時を経て、少しづつ本当の治
療所になっていくのかもしれません。
(2004年7月17日)
【祝】私事ですが【祝】
長女 栞(しおり)が誕生しました。
私の理由により不定期更新になっていましたが、こ
れも今回の妊娠・出産によるものでした。
今回の妊娠では早産するかもということで、丁度不
定期更新になった頃から、子どもの朝の食事や幼稚園
への送りを私がしていたもので、時間的や心理的な余
裕がありませんでした。
結局はその努力の甲斐あってか、予定日よりも3日
早いだけでしたし、分娩台に乗ってから1時間ほどで
産まれてきました。
今回の妊娠では上の二人の子どもの世話もさること
ながら、鍼灸師の妻たるものは安産でないとというプ
レッシャーが非常に強く、結果としては余計なストレ
スから体調を崩すことになってしまいましたので、こ
れは少々考えさせられました。
まだ家内が本来の身体に戻るまでは不定期更新とな
りそうです。
私自身今回が3度目の立ち会い出産でしたが、回を
重ねるごとにより深い感動を覚えますね。
私は出産したばかりのへその緒が繋がった状態や、ま
だ血が流れるへその緒を、非常に美しいものと感じて
います。(決して気持ち悪いという類のものではあり
ません)
<追記>これから暫くは頻繁にトップ写真が更新さ
れると思います。
(2004年7月16日)
ちょっとブルーな現実
やはり毎日コラムを更新しないと、訪れる人も疎ら
な感じですね。
さて今日のお話しは、先日ちょっとした用事で行っ
た産婦人科のことです。
まぁ私が産婦人科に行った理由は、その内嫌でも知れ
ることになりそうですので割愛しますが、たまたま訪
れた産婦人科の外来受付で座っていると、2歳前後の
子どもさんを連れたお母さんが来院されました。
このお母さんは受付で、
「すいません、
子どもなんですが診てもらえますか?
最近鼻水が止まらないんです。」
このお母さんも「ゴホ!ゴホ!」言って咳をしてい
ます。
お母さんが風邪を引いていて、その子どもさんは鼻水
が止まらない....
至って当たり前のというか、実に自然な光景(現象)
ではないかと思うのは私だけでしょうか?
それにこのお子さん元気に走り回っていますし....。
それでもこのお母さんは診察を受けさせて、
「これは風邪ですね。
風邪薬と抗生物質を念のため出しておきますね。」
なーんて言われて、せっせと薬を飲ませるのでしょ
うね。
うーん....ちょっとブルーな気持ち。
苦笑いしていると横から家内が、
「あんた、営業妨害したらあかんで!」
と釘を刺されました。
さすがに病院の受付では、
「風邪に薬は要りませんよ。
ほら子どもさん元気そうでしょ?
放っておいても治りますし、これは良い経験だと思
って暫くは様子を見ましょうよ。
薬は治すものではないし、副作用だってあるんです
よ。」
とは言えないですよね。
でも産婦人科では言ってくれないだろうなーって、ち
ょっと複雑な気分でしたね。
(2004年7月15日)
家族会議
久し振りの更新ですね。
一般的に医療機関にかかる場合、本人がかかる場合
以外は、家族の病気に関しては母親がその世話を担当
し、子どもなどの健康管理も母親が一人ですることが
多いのではないですか?
当院でも治療で子どもさんを連れてくるのは大抵母
親の仕事です。(男性が一人で子どもさんを連れて来
たことは一度だけです。)
日中お仕事をされている加減で、どうしても専業主婦
である母親が連れて来るのなら理解出来ますが、父親
が本当にどれほど子育てや子どもの健康に関心を寄せ
ているかは少々疑問なところもあります。(奥さんの
ことも勿論です)
これは子どものことを心配しているとか愛している
とかではなく、暗黙の了解として父親が関わることが
少ないせいでしょう。
或いは普段関わることがない為、母親の方が的確に子
どものことを見ていると感じているからなのでしょう
か?
ただ母親とて一人で人(他人)の健康(命)を管理
していくのは大変なことで、いざ子どもが病気になっ
た時に医療機関の選択から生活習慣の改善、ご家族の
体調把握、行うべき医療の選択など、医療を患者が選
ぶ時代ですから、昔よりも遙かに大変なんです。
これに教育や家事が加わり、さらに共働きの人など
は仕事のことまで増えては大変です。
これは当院に来院される主婦の方や、子どもを持つお
母さんを見ていて痛感します。
特に子どもさんが体調を崩している方や、夫婦で取り
組むべき問題を抱えたときに、如何に夫婦で話し合い
をしていないかが分かります。
医療の問題は命の問題ですから、家族や夫婦、親子
で話し合う機会があっても良いのではと思います。
お互いのことを思いやり、命について考えるには医療
は避けては通れない問題ですから、お父さんも、お爺
さんも、お婆さんも、ご家族皆さんで意見を交わすの
も、これからの家族の姿としては必要なのではないで
しょうか。
(2004年7月8日)
白い便
「病気を見るな!患者を見よ!」とはどこかで聞い
たことのあるフレーズですが、ついつい多少の知識が
付いて来ると、病気を探して診断名を付けたくなるの
は誰しもあることでしょう。
私自身、最近大いに反省することがありました。
その患者はまだ2歳半のお子さんで、以前から風邪や
下痢などで度々診ていた患者でしたが、先日お母さん
が、
「この子白い便をしたんですが、大丈夫でしょうか」
と相談されました。
なけなしの知識で考えたところ、白い便で想像出来
るのは、ロタウイルス感染症か胆道の障害による胆汁
分泌不全でした。
「ロタウイルスは冬に多く、白い下痢と嘔吐を主症状
にしているからどうも違うなぁ。
胆管が急に詰ることなんてあるんかなぁ?
胆管の障害は先天的なもの以外ではないような気が
するけど、まさか2歳半で胆石もないよなぁ??」
「一度念のため病院で検査しますか?」
と一度は検査を勧めたもののどうも腑に落ちず、ネ
ットで白い便が出ても異常なしの症例を探したら....
ありました。
牛乳などの脂肪分の高い食事を多量に摂ると、便に
脂肪分が出て白くなるとあります。
早速電話すれば、最近牛乳を相当量飲んでいることが
発覚し、事なきを得ました。
大体相談を受ける2〜3日前に子どもを見たときに
黄疸なんて見られませんでしたし、元気な様子は電話
でも伝わっていましたし、元々病気を疑う要素はあま
り無かったんです。
勿論最初から門前払いしていい症例ではありません
が、子どもの場合には大人以上によく観察しなければ
いけません。
本人に問診が出来ませんから、当然それ以外の他覚的
所見を吟味して、必要ならば医師への紹介も迅速にす
る必要があるのです。
でも今回は少々お間抜けだったかと反省しました。
白い便にはお勉強させられました。
(2004年7月2日)
ダイエット
CNNニュースが伝えるところによると、アメリカ
で流行している低炭水化物ダイエットが科学的根拠が
ないものだとして、低炭水化物ダイエットに反対する
組織を米国がん研究財団などが立ち上げ、低炭水化物
商品を売り出す一部企業のことを痛烈に批判している
ようです。
低炭水化物ダイエットは、パスタやパンなどの炭水
化物を食べず、蛋白質や脂質を中心としたダイエット
のことで、アメリカのハンバーガーショップではパン
無しバーガーが売り出され、大ヒットしています。
炭水化物とは分解すると糖になりますが、この中で
ブドウ糖は脳のエネルギーとなりますが、余った糖は
一部グリコーゲンとして肝臓に蓄えられる以外は、中
性脂肪の形に変えられてしまうため、過剰な糖はダイ
エットにとっては天敵です。
但し最低限の糖は、生命維持のために最も必要な物
質の一つですから、必要な量だけはきっちり摂る必要
があります。
また炭水化物の中には、食物繊維のような糖もありま
すので、炭水化物を一切カットというのは、いささか
問題もあるでしょう。
腸内細菌のバランスから言っても、蛋白質を主に食
べる菌が増えすぎても良くありません。
適度な繊維質や適正な糖があってこそ、身体はバラン
スが取れるのでしょう。
今回の団体は極端なケースを戒めているのか、はた
また業界団体(農家やパン・パスタメーカー)からの
要請を受けてなのか分かりませんが、十分に理論的な
説明・情報を一般消費者に提供するべきですし、消費
者もそれらの情報に耳を貸すべきです。
(2004年6月29日)
偏食
先日の海外でのニュースに、究極の偏食ということ
でイギリスの少年が紹介されていました。
この少年は離乳食以来ジャムサンドを主食とし、それ
以外の通常の食事を一切摂らずにほぼ健康を保ってい
るという。
現在15歳のこの少年は、183p70sで病気もせ
ず虫歯も一本もないらしい。
但し栄養補助食品としてセミスキッドミルクを1日
に1リットル強、チョコレート味のシリアルとチョコ
レート味のケーキを一切れ食べるという。
このニュースで考えることは、好きなものだけを食
べて後はサプリメントで栄誉補給という人間も同様以
上の効果を上げるであろうと言うことと、それがその
後に示すものはちょっと恐ろしいということ。
この少年の場合、他の食事を摂ると吐いてしまうよ
うなので、これが単なる偏食なのか特異なアレルギー
のようなものなのか専門家の意見も分かれるようです
が、ただの偏食だとすると後々には何らかの健康被害
を示すかもしれませんね。
一個のガン細胞が1p大になるまでに約10年かか
ると言いますから、最もエネルギーが必要であろう成
長期に栄養障害があれば、成人期以降の健康に大きな
影響がありそうです。
彼の妹も菜食主義を唱えているらしく、家族の影響
がないとは言えないようです。
好きなものだけを食べ、後は味気ないサプリメント
で栄養補給をすれば身体は健康かもしれませんが、食
の意味や連鎖が壊れてしまい、自然とはかけ離れた存
在に(ますます)なりそうです。
サプリメントでの栄養補給は、治療目的外の場合に
は食事で摂れるだけの栄養を摂取し、摂りきれないも
のだけを最低限補うことにしましょう。
足りないものが分からなければ、徒に摂るのは避けま
しょう。
それなら要らないものを避ける方が健康的です。
そう、そのジュースやケーキ、お酒や煙草をです。
(2004年6月25日)
関係
一緒に暮らしていても、結婚していても、血が繋が
っていても、お互いの関係が希薄な人達がいます。
離れていても、恋愛感情がなくても、血が繋がって
いなくても、深い絆で結ばれているような人達がいま
す。
前者は周囲からすると、冷たい関係に見えたり、割
り切った関係に見えたり、クールで格好良い或いは発
展的な関係に見えるかもしれません。
後者は周囲からすると、暖かい関係に見えたり、割
り切れない関係に見えたり、ねちっこく鬱陶しい関係
に見えるかもしれません。
相手によると言う人もいるでしょうが、厳密にはど
ちらかに偏るでしょう。
私は....
(2004年6月25日)
ダイジナコト
小児の治療を行う場合や、慢性疾患の治療をする場
合には、中・長期的な治療や健康におけるビジョンを
持っておく必要があるように思います。
それは細かい症状がどうということではなく、トータ
ルで健康になっているかどうかということが重要では
ないかと思います。
これは予防的にと言うことで感染症に罹るたびに処
方される抗生剤や、アトピーにおけるステロイドの安
易な使用を戒める考えでもあります。
薬剤の適正な使用は素人には大変難しいように思い
ますが、自分の体調や子どもの体調に常に気を配って
いれば、防げる薬害はかなりあるのではないかと考え
ています。
但しこれには母親任せにしない家族ぐるみでの取り
組みも重要です。
親と同居であれば、まず親の説得や正しい考え方に
ついては夫婦で説明するべきですし、片親ならそれは
当然一人ですることになります。
薬は最早病気を治すものでないことは誰もが知ってい
ます。
こういった考えは若い世代には受け入れやすいので
すが、今まで薬漬けで育った世代には非常に不安なよ
うで(薬を飲ませないことが)、祖父母に薬を勧めら
れて断り切れずに長々と使用しているお母さんもいら
っしゃいます。
一歩踏み出す努力と、長い目で子どもの成長を見守
る根気と、自分の子育てや健康に対する考えに自身を
持つことが大切です。
知識も重要ですが、大事なことは「考えること」とフ
ィルター無しで見ることです。
(2004年6月23日)
癒し
先日、陽和堂に来た同業者の友人と久し振りに話を
しました。
約3〜4年振りだったでしょうか。
友人はアロマセラピーやリフレクソロジーのような
ことをやっているようで、鍼灸は週に1回程度とのこ
とでした。
同じように鍼灸の免許を持ちながら鍼灸を生業として
いない人は多く、例え鍼灸をしていても専業ではなく
て、マッサージや整骨院などでの勤務が殆どです。
こういった鍼灸師の中にも現在の仕事に真剣に打ち
込み、新たな治療の道を開拓するものもいますが、本
当は鍼灸で生活をしたいが、収入があまりにも低くて
現金収入の多いマッサージや整骨院での仕事を選ぶ人
間が多いのが現実です。
これからは柔整師でも実費で治療出来るだけの技術
は必要になってくるでしょうし、保険の給付が厳しく
なり、無資格治療の取り締まりが厳しくなれば、今ま
でのように中途半端な癒し産業では駄目でしょう。
当然本当の癒しとは、治療よりもレベルの低いもの
ではありません。
ある意味癒しは至高であるとも言えるでしょうから。
(2004年6月18日)
危険
健康食品が原因で起こる健康被害の中には、本来人
間があまり大量に摂ることが無かった食品の大量摂取
によるものもあります。
具体的に言うと、植物を加工した健康食品がそうで
す。
例えば藻や苔を主原料にしたものは、ビタミンやミネ
ラルを豊富に含むと言うことから、乾燥や濃縮した形
でタブレットとして服用されることが多いです。
またキノコ類も同様の服用のされ方をしますが、これ
らの食品から次々と副作用が報告されています。
最近ではアマメシバやアガリクス、コンフリーなど
が原因で肝障害を起こした例があります。
これらは何故肝障害を起こしたのでしょうか?
これから書くことは予想の範囲を超えませんが、基
本的に食物繊維や多糖体と呼ばれるものは、消化吸収
されずに大腸に於いて腸内細菌に利用されます。
この腸内細菌が利用した結果、代謝物が腸内に放出さ
れますが、この腸内細菌の代謝物によって肝臓への障
害が引き起こされている可能性が示唆されています。
これは糖を一部分解させずに繊維化する薬剤(ベイ
スン、グルコバイ)でも同様の肝障害が起こることか
ら、これらの繊維と腸内細菌の関与はかなり深いこと
が予想されます。
また繊維の種類によっては発ガン性も示唆されてお
り、身体に良いという触れ込みで含有成分のみを評価
するのは非常に危険で、体内に取り込まれてからどの
ように消化吸収、或いは代謝されるのかということま
で考えなければなりません。
その為当院でもフラクトオリゴ糖のような比較的研
究されているものでも、日常的には約8グラムを目安
にするようにと指導しています。
それほど繊維の摂り過ぎに関しては気を遣いますし、
徒に健康食品を服用することは危険であると考えられ
るのです。
(2004年6月16日)
用 OR 頼
「信頼」と「信用」という言葉があります。
「信用」とは字の通り解釈すると、信じて用いること
と理解出来ます。
漢和辞典を開いても、同じように信じて登用するなど
と書かれています。
これに対して「信頼」とは、信じた上に頼ることか
と思います。
漢和辞典でも同様の理解のようです。
さてこの似た言葉二つの使い分けですが、治療など
にかかる際にはいかがでしょうか?
皆さんは治療を受ける側として、治療を施す側に対し
てどのような思いを持っているのでしょうか?
「信頼」か、はたまた「信用」かどちらでしょうか?
治療を受ける際の心持ちとして、この二つは大きく
違いますよね?
(2004年6月15日)
必要なのは
精神科疾患や、そこまで至らなくてもストレス過剰
気味の方には、様々な特徴的な自覚症状が出ることが
あります。
例えばのど元の閉塞感や胸の圧迫感、肩こり、首の
痛み、動悸、吐き気など様々です。
これらの症状と同じく「喉の渇き」もよく見られる自
覚症状です。
精神的に疲れた方は喉の渇きを訴えることが多く、
その為か多飲という水分の過剰摂取になる方がいらっ
しゃいます。
私などが水分の過剰摂取といって真っ先に思い浮かぶ
のは、アトピーなどの民間療法で見られる、水を大量
に飲むものですが、これを無意識の内に行う方がいる
のです。
アトピーなどの水治療の場合、殆どのかたは無理矢
理飲んでいますから、それが役に立たないと分かると
止めてくれますが、喉の異常な乾きを感じて飲む場合
には、致命的な状態になることもあります。
これは水中毒と呼ばれ、低ナトリウム血症や低浸透圧
血症を引き起こし、専門機関での治療を必要とする重
篤な病態なのです。
ただアトピーの場合でも、水を飲めば健康になれる
という一心で、ひたすら大量の水を飲み続ければ同じ
ような事態になるかもしれません。
はっきり言うと、水だけを幾ら飲んでも綺麗な身体に
はなりませんし、貴方の身体はそんなに汚れてはいま
せん。
むしろそんなことに心を奪われる、心の治療が必要
なのかもしれません。
(2004年6月10日)
のど元過ぎれば
現在チャイルドシートの着用率が徐々に下がってい
るらしく、着用の義務化以来5年が経って、のど元過
ぎればという状態のようです。
チャイルドシートは生後直ぐに乗せ始めても、知恵
が付く頃になったり、一度広々としたスペースに乗せ
てしまえば、泣き叫んで嫌がることも少なくありませ
ん。
だからといって着用しなければ、事故の際の死亡率は
約3.7倍らしいです。
死亡率が3.7倍と言うことは、それに至るまでの
怪我を考えれば、その差は歴然でしょう。
軽自動車でスピードを出してトラックにぶつかれば、
チャイルドシートをしていても関係なく死ぬでしょう
から、軽い衝突や乗用車同士の衝突などでの事故で起
こる外傷は、かなりの確率で防げるはずです。
長男の時はチャイルドシートを産婦人科の退院時か
ら付けていました(ベビーシートですね)が、それで
も1歳前後には2時間以上続けて泣かれたこともあり
ます。
ただ慣れてしまうと直ぐに寝ますし、それを見ている
次男は自分で座るようになりました。
車に乗るなら必ずチャイルドシートを付け、そこに
座らせるまでは発車してはいけませんね。
助手席で大人の膝の上に座っている車などを見ると、
本当にバカな親だと思ってしまいます。
最初は誰でも大変ですが、これは法律云々の前に親の
義務として子どもの安全を守りましょう。
(2004年6月10日)
上善
不定期更新になると、何故か筆がというかキーボー
ドが進みませんね。
さて今更ですが、妊娠中の母親の喫煙が様々な影響
を胎児に及ぼすことは分かっていますが、妊娠中に喫
煙をしていた母親から産まれた男児は精巣ガンになり
やすいという調査結果が出ました。
これは1920年〜1940年に子どもを産める歳
(25〜29歳)であった母親の喫煙歴と、その母親
から産まれた男性(20〜34歳)の精巣ガンとの関
連を調べたところ、妊娠中の喫煙は息子の精巣ガンを
もたらすと言うことが分かりました。
本当に子どものことを思うなら、煙草や酒くらいは
自制しろと思いますし、勿論父親からの受動喫煙も問
題でしょうから、室外で吸うくらいの気遣いは欲しい
ですね。
当たり前に出来る気遣いが「最上の気遣い」という
ところでしょうか。
上善は水の如しです。
(2004年6月8日)
自分なら
アトピービジネスは以前から結構問題にはなってい
ましたが、このアトピービジネスに目を付けたのがオ
ウム真理教(現アレフ)でした。
名前はどちらでも良いのですが、人に迷惑を掛けてで
も騙してでも金を稼ごうというところは今も昔も変わ
っていないようです。
今回のオウムは塗り薬に天然成分と書いておきなが
ら、最強クラスのステロイドを混ぜていたようです。
これも中国製と言うことで、個人的には中国製のロー
ションや民間薬は使わない方が良いと思いますね。
日本人は漢方薬や中国製、東洋医学というと、何故
か神秘的な力や自分たちの思いもしない作用をすると
考えがちですが、決してそんなことはありません。
漢方薬に副作用があるように、どんなに生薬であれ天
然成分であれ作用も副作用もあります。(薬と同じで
効くものは必ず副作用があります)
まぁ今回はそれ以前の問題ですが....
自然界のものでも量が変わるだけで、どんな物質で
あっても毒になりうるのです。
その機序が科学的に分かっているかどうかだけです。
さらに中国製品は未だ信用出来る品質にはないと思い
ます。
私なら絶対買いません。
(2004年6月4日)
明日は我が身
一身上の都合で朝の更新がままならない状態ですの
で、暇な時間を見ての不定期更新に致します。
トップページにもアップマークは付けません。
でも恐らく毎日更新にはなるのでは(?)ないかと思
います。
さて今日はショッキングなニュースというか、本当
はもっとありそうなニュースです。
米ニューヨーク州司法当局は2日、英大手製薬会社
「グラクソ・スミスクライン」の抗うつ剤「パキシル」
に関し、同社がデータ隠しを行ってきたとして、同社
を相手取って、同薬販売による利益を被害者に支払う
よう求める損害賠償請求訴訟を、ニューヨーク州地裁
に起こした。」
とのことですが、これは要は副作用を故意に隠して、
販売を続けたと言うことです。
我が国でも重大な副作用や感染などが内外から示唆
されながら、何故か販売を続けて副作用や感染者を広
げるだけ広げ、何故か処分されないままうやむやの処
理という事件は、今までにも数多くありました。
これは厚生省の怠慢・不正、業者との癒着、製薬会
社の利益主義、国民の意識の低さ、メディアの怠慢或
いは利益主義、医師或いは薬剤師の怠慢や利益主義、
又は司法機関の偏った判断などの数多くの原因から成
り立っているように思います。
精神科領域の薬は、パキシルだけでなく他の薬品に
も副作用や強い依存性があります。
それにも関わらず、現在は鬱病が社会問題化されてき
たせいで、精神科への抵抗感や薬剤への抵抗感が薄れ
てしまい、名前と主たる作用だけしか知らない「プチ
知ったか専門家」が増えてしまいました。
これは精神科疾患の薬を安易に処方する専門医以外
の医師にも言えることで、この害は計り知れません。
その上発売元がデータを改ざんしていては、私達の身
の安全は誰が守るのでしょう?
これは海外で起こっている事件ではなく、私達の周り
で起こっていることなのです。
だってパキシルは日本でも簡単に処方されていますか
ら。
明日は我が身ですよ。
(2004年6月3日)
アレルギー
米ミシガン大学の研究チームは、近年先進諸国でア
レルギー疾患が増えているのは、抗生物質を使ったこ
とでの腸内細菌叢の変化が原因であるとの研究結果を
発表しました。
このような説は、以前から日本の研究者の間でも比
較的よく知られていました。
抗生物質は細菌を殺す薬ですから、腸内細菌の中でも
特に有用(必要)な菌をも殺してしまい、その結果腸
管免疫を狂わせ、アレルギーの原因となっているとい
う説です。
実際にオリゴ糖などでビフィズス菌を育てると、幼
少期のアレルギー疾患は軽減すると思いますし、腸内
細菌が身体の器官の一部であるということも、以前こ
のコラム風では書いてきましたので、今更という感も
否めません。
但し現在のアレルギーの一部はこの抗生物質の多用
によるものでしょうが、より悪質なものはステロイド
剤やプロトピック、一部漢方薬の不正な使用によるも
のであるのではないかと考えています。
要は身体に本来必要なものと必要でないもの、必要
な時と必要でない時を見分ける目が、重症のアレルギ
ーから自分や子どもの被害を防ぐ唯一の手立てという
ことなのです。
(2004年6月1日)
茹だちそう
大阪では暖房が要らなくなったと思ったら、今度は
冷房の要る季節になってしまったようです。
昨日も雨が降るとは言っていましたが、家で退屈する
よりもと思い、ダメ元で海に向けて出発すれば、見事
なタンクトップ焼けとなってしまいました。(風が強
かったせいもあり、肩の部分が捻れてキャミソール焼
けにも見えます)
この急激な気候の変化は、体調の悪い人にとっては
かなりきついでしょうね。
実際に体調を大きく崩して来院される方や、慢性疾患
で治療中の方は症状が逆戻りする方もいらっしゃいま
す。
季節に応じた生活と言っても、これほどコロコロ温
度や湿度が変わっては、食事で対応するのも衣服で対
応するのもしんどいですね。
となると、最終的には気持ちの問題になったりするの
でしょう。
暑い季節には逆に熱い気持ちですね。
冷めた気持ちではすぐに茹だってしまいそうです。
熱を以て熱を制す。
(2004年5月31日)
楽しみ
昨日は約1年振りに子どもを連れて遊びに来てくれ
た患者さんがいました。
妊娠前から治療をしていましたが、出産以来遠方でな
かなか会えませんでしたが、こうやって治療以外でも
来てもらえるのは非常に嬉しいことです。
また連絡しますと言いながら引っ越しをされて、そ
の後連絡がある方は殆どありませんので、余計にこう
いった人が来てくれると嬉しいですね。
(これに関しては、治療院や治療家に依存心が無くな
ってきて、自立したということも言えますから、良い
とも悪いとも言えないのですが。)
治療をする側とされる側の関係は結構微妙なもので
すから、微妙なバランスを保ちながら良い関係を続け
るのは案外難しいようです。
これは同じ利害関係でも、飲食店とお客さんの関係
とは少々違うような気がします。
金銭の利害関係と身体や健康というものを同時に扱い
ますから、これは仕方がないですね。
ただこういった子どもを連れて遊びに来たり、将来
的にはその又子どもだったりを診ていきたいのは、以
前からの理想です。
勿論長期に渡って治療させて頂いた慢性疾患の患者さ
んが、すっかり治ってから忘れた頃に楽しい話題を持
ってきてくれるのも、これからの楽しみの一つです。
(2004年5月29日)
肉食
以前もこちらで読売新聞の医療欄は最近良い記事を
書いていると紹介しましたが、昨日の記事で流石と思
わせるものがありました。
これは高齢者の食事に関するものですが、70歳以
上の高齢者は肉や油脂を摂り、運動をすることでより
健康に生活できるというものです。
また血液検査のアルブミンの数値に目を付け、アルブ
ミンの数値が高い人はより高い生活能力を持つことも
指摘していました。
実は同じことを陽和堂でも言っていたんです。
アルブミンについては説明しても分かってもらえない
ので、血液検査を見せて頂いた方のを見て勝手に納得
するだけですが、食事に関しては高タンパクであるこ
と、動物性の蛋白を摂り運動することは全くその通り
指導しています。
ただ若い世代の場合、肉を主食とすると腸内細菌叢
のバランスが崩れやすく、その為腸内細菌を調節する
意味でもオリゴ糖を薦めていました。
これを考えると、70歳以上の高齢者に肉を薦めてい
る辺りは適切ですね。
低蛋白であれば骨粗鬆症の危険性や、血管の脆弱性が
心配ですので、単に筋肉を付けると言うだけの話では
ありません。
これからも読売の記事には期待が持てますね。
(2004年5月28日)
実は
今朝は健康食品の不当表示について各紙が取り上げ
ていましたが、これは今更ですので簡単に。
キノコや鮫の軟骨にガンを治す働きがあるとして、本
を出版し製造元を記したとということで、出版社が不
当表示で厚労省から指導されました。
これは人の弱みにつけ込んだ商売で、売り上げから
しても罪の重さを考えさせられます。(如何に多くの
人を騙したか)
さて今朝気になったニュースは、アメリカで犬のD
NA鑑定をしてそれぞれの種類のルーツを探ったとこ
ろ、様々なことが分かりました。
中には犬好きにはかなりショックなこともあったよう
です。
中でも目を引いたのは、現在犬と考えられているも
のの中に、実は犬でないものがあったとのこと。
具体的にはチワワはネズミやリスなどと同じ齧歯類で
あり、ペキニーズは中国の水生ネズミ(ドブネズミな
ど)、シーズーは山イタチ、ヨークシャテリアはハト
といったことのようです。
これらは何世紀もの間犬として育てられた結果、こ
のような現在の姿になったようです。
にわかに信じがたい結果ですが、DNA鑑定は今後も
私たちの常識を覆すようなことを発見するかもしれま
せん。
実は人間の中にも、人間でないものがいたりして。
(2004年5月27日)
賠償責任保険
私のような開業している鍼灸師は、普通賠償責任保
険と呼ばれる保険に加入します。
これは万が一の医療事故の時の為に加入しているので
すが、鍼灸師が起こす事故といえば内出血や症状の悪
化、或いは診察時の見落とし(誤診)がほとんどでし
ょう。
当然現代の医療界でトップに君臨する医師も、同様
の賠償責任保険に加入しています。
医師が起こす医療事故は、鍼灸師のそれとは危険度が
違いますので、保険料もそれなりに高いのは当たり前
ですが、それでも最近の医療訴訟の急増、或いは支払
う賠償金の高騰で、未払い金も含め139億円の累積
赤字になっているそうです。
事故は特に産婦人科に多く、医師の数と比べると訴
訟の割合が多いようです。
出産に伴う事故での想いは、他の医療事故と比べても
強いからかもしれません。
或いは現在の産婦人科のマニュアル自体に問題がある
のかもしれません。(陣痛促進剤など)
それとは別に、長い時間や費用をかけて裁判をする
よりも、訴訟を回避するために示談をして支払いに応
じるケースも増えたようです。
このままでいけば当然保険料の引き上げや、医師が
積極的に治療に取り組まないなどの問題も出てくるか
もしれません。
怠慢な治療による医療ミスは許されるものではありま
せんが、人が行う医療において、どこまでが許される
行為なのか、今後も残される課題です。
(2004年5月26日)
酷なこと
現在、未来の金メダリスト発掘のために、国立スポ
ーツ科学センターという機関が、過去の金メダリスト
を対象にして、遺伝子解析からスポーツの適正を見分
けることが出来るように、調査を開始したとのことで
す。
旧共産圏や現在も中国ではスポーツ選手育成のため
に、同じようなことをやっているのですが、現在の日
本でどの程度の効果を示すかは?です。
選手を見てではなく、遺伝子的な特徴で才能がある
からと言われても、本人はどう思うのでしょう?
漫画ならそこから未知の才能が開花と言うところでし
ょうが、ご存じの通り一流選手は才能以上に努力が必
要なのです。
しかも周囲から「君は遺伝子は良いのになぁ」なん
て言われたら....
人事ならやればと思っても、自分が当事者になること
を考えれば、結構酷なことですよね。
(2004年5月25日)
気持ちの良いこと
昨日何年かぶりにバレーボールをしました。
自分の身体は予想以上に重く、体重を思うように移動
出来ないことにショックです。
まぁ現役を引退してかなり経ちますので、ある程度
は仕方がないのですが、せめて高校生の女子相手に恥
ずかしくないくらいには動けないと、後でかなり凹み
ますね。
ただ運動後はかなり身体が気持ち良く、また機会が
あれば汗を流そうという気になりました。
やはりだらだらと汗を流すというのは、身体には悪い
ですが精神的には浄化されるような気がします。
人は機械のような単純なものではなく、心身がトー
タルで働くものですから、身体に悪くても心に優しい
ものがありますよね。
それは最終的に身体を癒すことになりますし、逆に身
体に良いことばかりをしていると言っても、身体がど
んどん悪くなるようなら、もっと別の問題が潜んでい
るのでしょう。(大抵は心の問題でしょうが)
皆さんも気持ちの(心身共に)良いことしています
か?
(2004年5月24日)
どちらも
現在アフリカの国の中には、エイズが蔓延し大いに
国力を失い、感染者は若くして死んでいく人が少なく
ありません。
さらにアフリカでは未だに呪(まじな)いが固く信じ
られている地域もあり、その中には処女と性交するこ
とでエイズが治るというものがあるため、女性は幼い
頃(産まれた直後)からレイプの危機に直面していま
す。(エイズの感染にも)
このような未開の地と同じような状況におかれてい
るのが、残念ながら日本の若者です。
これだけの先進国でありながらエイズがどんどん増え
るのは、薬害だけの話では勿論ありません。
若い人は刹那主義と言いますが、実は最も長い時間
を生きなければいけない人達ですので、あまりにも先
を見ていても現実的ではないのでしょう。
だからといって目先のことばかり見ていると目標を見
失います。
この辺のバランス感覚が無くなれば、一方は刹那的で
快楽主義、一方は理想主義で鬱になりやすいといった
ことになるかもしれません。
(2004年5月22日)
実は
今朝の朝日新聞より、自己免疫疾患についての記事
を紹介します。
「リウマチなどの自己免疫疾患は自分の免疫が異常に
なって起きるとされる。
その原因は、細胞が死んでもうまく処理されないか
ら、という可能性を示す研究を、大阪大大学院の長
田重一教授(遺伝学)らが21日発行の米科学誌サ
イエンスに発表する。
マウスで実験した結果で、自己免疫疾患の原因解明
につながると期待される。」
このように自己免疫疾患では、常に起こる細胞の死
と再生がスムーズに行かないことが原因で起こるので
はないかということです。
これが全てでは無いとは思いますが、自己免疫疾患は
原因不明であることから、患者さんは解決法の見つか
らないまま対症療法を繰り返していましたので、これ
が一つの契機になって、解決の糸口が見つかればと思
います。
ただこの細胞の処理に関わる蛋白質の異常が、案外
生活の何てこと無い繰り返しに因る可能性もあります
ので、治療法は案外生活改善なんていうことになるか
もしれません。(食事を含め)
なるかもしれないと言うよりは、そういったことに問
題の本質があるように思うのです。
(2004年5月21日)
不慮の事故
現在、死亡原因の第一位がガンであることは多くの人
が知っています。
では若年者に限ると第一位は何かご存じでしょうか?
実は第一位は不慮の事故なんです。
交通事故や溺死などが主でしょうか。
このような不慮の事故が多いと言うことは、それらの事
故で重症を負い、重い後遺症を遺している子ども達も数
多くいるということです。
勿論先天的な障害でも大変なのですが、昨日までの元
気な姿がある分だけ、その後の生活は心理的にも肉体的
にも辛いものです。
こういった障害を負った方のためのリハビリ施設や、
受け入れ態勢を持った教育機関、地域の施設はなかなか
少なく、文化活動などはボランティアの手によって運営
されている状態のようです。
無駄な医療費や無駄な箱物施設を作るなら、それらの
税金をこういった社会的弱者の為の資金に充てるような
心遣いが出来る国になって欲しいですね。
(2004年5月20日)
次男
先日からトップの写真が次男になりました。
今年の春から幼稚園の年少に入園し、長男と共に通って
いますが、長男がいるせいもあってか周りの子どもより
も発達が早く、同級生からは「お兄ちゃん」と呼ばれて
いるようです。
入園当初は本人も自分が年上だと思っていたようで、
自分よりも一回り小さい同級生に、
「君いくつ?何歳?」
と赤ちゃん言葉で聞いていたようです。(少々お馬鹿で
すが)
相手が怪訝な顔で「3歳」と答えると、
「ママー、この子3歳やって。僕のクラスに同じ歳の子
おるわ。」
と嬉しそうに言っていたようです。
体力的にもかなり差があるせいで、同じ歳の子どもよ
りも年中や年長の子どもと遊んでいるようです。
以前からHPを御覧の方は、写真でその成長を見て頂い
ていますが、本当に日々大きくなる姿には考えさせられ
ることが沢山あります。
(2004年5月19日)
保育カウンセラー
文部科学相の諮問機関である中央教育審議会では、い
わゆるスクールカウンセラーの幼児版を創設することを
検討中のようです。
小さいお子さんをお持ちの親御さんは、我が子の成長に
一喜一憂しながら子育てをしていますが、時としてその
成長のスピードが遅いことが原因で、子育てが憂鬱とな
る方もいらっしゃいます。
このカウンセラーにどういった方がなるのか分かりま
せんが、十分な経験と知識を持った方がならないと、さ
らに問題は深刻化するでしょう。
今までにも保健所の育児相談や1・3歳児検診などで、
心無い保健婦の言葉に傷付いた経験があるお母さんは私
が聞いただけでも少なくありません。
出来れば障害児保育の専門家や、医療の専門家が相談
役をされることが望ましいと思います。
育児に関してのアドバイスは、しばしば医療的な話も含
まれますので、それに適切に答えられる方がなることが
必要で、話を聞くだけのカウンセラーだけでは少々役不
足でしょう。
それほど育児に関する問題は深刻で、場合によっては
一生を左右することになりかねません。
小中高のスクールカウンセラーと違った、もっと細かい
専門的な配慮が必要となるでしょう。
(2004年5月18日)
食事
今朝の朝刊より、
「家族で食事をする機会がめったにない子供はある子供
より、他人の話し掛けに答えるなど対人技術の発達が
遅れるリスクが70倍、理解度が遅れるリスクは44
倍高かった。(共同通信)」
という記事が目に入りました。
最近は共働きの家庭も多く、小さいお子さんを預けて
働いているご家庭も多いことでしょう。
そういったお母さん方が気にされるのは、小さい頃から
長時間保育園などに預けていて、専業主婦のような家庭
と同じように愛情が伝わるのかどうか、言葉の発達が遅
れたりしないかどうかです。
上の記事でも書いてあるように、食事を家族で取ると
いう行為は非常に重要なようで、長時間保育でも食事だ
けは家族でする習慣があれば、これらのリスクは時間の
長さとは関係なく、短時間でもより密度の濃いコミュニ
ケーションとなるようです。
小さいお子さんをお持ちの方は、食事の時間にはテレ
ビを消して、密度の濃い時間をお過ごし下さい。
(案外夫婦でもそうかもしれません。)
(2004年5月17日)
一つの経験
私が中高生の頃は、大抵の友人は何らかのクラブに入
っていて、日々部活漬けの毎日でした。
クラブの強い弱いは関係なく多くの部が存在し、部活動
というものが学校活動ではかなり大きな役割を担ってい
たように思います。
ところが今現在はそのような部活動がどんどん姿を消
していったり、形を変えていっているようです。
私などはかなり弱いクラブでしたが、練習だけは恐ろし
く厳しくて、その甲斐もあってか数年後にはそこそこ強
い学校の仲間入りをしていました。
ただその時でさえも、私たちの頃に経験したような恐
ろしい厳しさは無くなっていましたし、顧問の教員は口
々に生徒の質が変わってしまったと言っていました。
それが今現在ではさらに加速し、しんどい思いをして
クラブをしたり、怒られながら何かをするということが
あり得ないことのようです。
恐らく一部の熱心な学校のみが従来通りのクラブ活動
を行い、それ以外は勝敗は関係なく楽しい思い出作りを
するか、クラブ活動そのものが消滅してしまう傾向にな
っているようです。
順位を付けることが良くないと、バカな理由で運動会
まで様変わりする世の中ですから、甲子園や春高バレー
を目指す学生がグンと減り、プロになってお金を稼ごう
という人間のみが熱心にスポーツを行い、勉強やが出来
る一部のものが日々勉強をし一流大学へ入り、それ以外
の大多数の人間は適当に日々を過ごすようです。
スポーツも勉強も、一部のエリートだけがその対価を
得て、それ以外の大部分の人間が何も得られないはずが
ありません。
出来上がりの味だけを楽しむのではなく、その過程や失
敗をも楽しめる(後々にですが)為には、もっと一生懸
命何かに打ち込む体験を若い内にしておくべきだと思い
ます。
それが後の人生に必ずプラスになるのです。
中途半端ではいけません。
また一つの経験は全てではありません。
一つの経験として、若い内に熱中して一生懸命になれる
ことがあれば良いと思うのです。
(2004年5月15日)
精子
今までは不妊症の原因で男性側と言えば、精子の運動
率や精子の数が問題で、一旦受精してしまえば女性側の
原因であるかのように思われていましたが、最近の研究
では精子にはDNAの運搬だけでなく、蛋白質の合成に
関わるRNAも一緒に送り込んでいることが分かり、こ
れが受精卵の正常な発育を助けている可能性があるとし
て、不妊症の新たなメカニズム解明がなされるかもしれ
ないとのことです。
もう少しかみ砕くと、今までは精子の役割は男性の遺
伝子情報を伝えるだけの情報屋さんと捉えられていまし
た。
ところが精子には、受精後に蛋白質を合成するために必
要なものを卵子に運ぶ役割もあったということです。
つまり精子がこのRNAを卵子に手渡せないと、正常な
受精卵の発育が出来ない可能性があるということです。
精子の役割をDNAの運び屋だけとして認識していた
時の、受精したら後は女性次第という間違った知識が如
何に馬鹿げていたかが分かります。
藁をも掴む思いで鍼灸に一人で通われていた女性は、男
性にも大いに摂生が大事であることや、女性だけが必死
ではいけないことを教えてあげて下さい。
(2004年5月14日)
妊娠
最近アメリカで不妊症に効果があると結果が出たサプ
リメントが発売されているようです。
メーカーのHPを見てみると、内容はビタミンとミネラ
ルで出来ているのですが、やはり栄養の必要量が足りて
いないことが原因でもこういったことが起こると言うこ
となのでしょう。
ビタミンやミネラルは主に生肉や野菜、海藻、果物か
ら得ることが多いのではと思いますが、これでは絶対量
が少なく、特に日本のように粗食が身体に良いとされる
国では、こうした自体(栄養不良・偏向)が起こりやす
いかと思います。
さらに不妊症では個人的に夫婦間の問題も多く、子ど
もや妊娠に対しての夫婦間の温度差があり、不妊治療を
するならしたら良いし、しないならしないでいいという
旦那さんが多く、協力はするがどうしても欲しいという
ことではないとか、子どもがいないならいないで構わな
い人が結構な割合でいらっしゃいます。
中には奥さんにプレッシャーをかけたくないという心
遣いからの人もいますが、奥さん自身が切実に妊娠を願
う場合、返ってこの心遣いも逆に女性のストレスの一因
になるようです。
妊娠に関しては夫婦間でよくよく話して、納得のいく
計画妊娠・出産をすることが大事であると感じるように
なりました。
人知れず悩んでいる不妊の方は、取り敢えず夫婦間で
の話し合いが一番、その後様々な方法を試してみる方が
良さそうです。
そうしないと妊娠してから、或いは出産してからの方が
大変なことになるでしょう。
(2004年5月13日)
自賠責
ここ最近交通事故の患者さんが続けてこられました。
交通事故の場合、通常は自賠責保険という強制保険での
医療費の支払いになりますので、患者さん本人の自己負
担はありません。
その為、被害者としては少しでも早く治るために、治
療をを集中して掛かりたいのですが、治療期間が2〜3
ヶ月を越えると、これが保険会社にとっては返って目障
りなようで、少しでも早く治療を終わらせようと躍起に
なるようです。
(勿論治療に掛からなければそれも打ち切りの原因にな
るのです)
例に漏れず今回も患者さんに治療を終了する催促の電
話がかかりました。
基本的には医療行為に対して、保険会社の担当者が口出
しすることは出来ないのですが、鍼灸や柔整に治療に掛
かっている場合には、医師の同意書を出せとか社内では
期間制限があるとか、一方的な理由で打ち切りを迫るよ
うです。
今回の保険会社は、鍼灸は対症療法だからもう止めて
くれと言ってきたようで、患者さんが「では首の牽引や
電気を当てるのは対症療法ではないのか」と論争になっ
たそうです。
この方のように論客の方は良いのですが、殆どの方は事
故で治療を受けるなんて一生に何度もありませんから、
揉めるくらいならと治療を打ち切る人が多いはずです。
私は職業柄保険会社の担当者と話し合うことも多いで
すし、被害者の治療を担当することも多いですが、満足
に治療を受けて治癒していくためには、少なからず自分
の要求を主張する押しの強さが必要です。
日本人が非常に弱い部分ですね。
(2004年5月12日)
手遅れ
6月以降、ビールの缶には煙草のように注意書きが付
くそうです。
この注意書きは妊婦は胎児遺影教が出ることがあります
と言う内容らしいのですが、個人的にはこんな事書かな
くては分からないのかと思わないでもないですが、まぁ
悪いことではないのでどんどん促進して下さい。
その内醤油などにも「これは飲み物ではありません」
とか、マヨネーズに「これは主食ではありません」なん
て注意書きが付いてくるかも知れません。
確かに試みとしてはこのような注意書きは必要かもし
れませんが、本来は人が何を食べ成長するべきなのかと
いうことを、もっと小さい段階から叩き込む必要がある
のかとも思います。
出来上がった食生活を変えるのは、大人になるほど大
変ですし、それをする頃にはもう手遅れになっているか
もしれません。
(2004年5月11日)
出来ちゃった
芸能界でも一般の社会でも、出来ちゃった結婚が大流
行のようです。
特に若い世代では、それがあたかも結婚の条件であるか
のように、妊娠したから結婚、出産という流れがあるよ
うに思います。
私の危惧は知らぬ間に妊娠していることへの準備不足
に対するものだけでなく、意識の上で本当に子育て出来
るのかが心配です。
何か最近の若い世代では、若い内に好き放題やってお
いて、子どもに変な期待を抱いて妊娠したり、結婚自体
に変な期待を抱いたりしているような気がします。
子育ては楽しいこともありますが、勿論辛いことやし
んどいことが山積みで、毎日ニコニコしながら出来る代
物ではありません。
やってみないと分かりませんから、やってみて楽しい毎
日と感じる人もいるでしょうが、日々のニュースを見て
いると、そうは感じていない人が数多くいることは確か
です。
特に芸能界ではこのような構図が出来やすく、若くし
て高収入を得て大人(?)の世界に仲間入りし、頭は子
どもで周囲の扱いだけは大人では、生活や生きているこ
とそのものに喜びをというよりは、他の何かに喜び求め
ることになるのでしょう。
最近は若くして出来ちゃった結婚する人も多いですし、
離婚する確率も高いように思います。
子どもにすればいい迷惑ですが、これからもこういっ
た傾向はどんどん増えることでしょう。
(2004年5月10日)
恐れるパターン
このHPではよく薬や現代医学などについて批判的に
書いていますが、これはあくまで適正な使用を促すため
であって、薬や現代医療自体を否定しているわけではあ
りません。
その辺を勘違いされ、ここでは何でも鍼で治している
と思う方もいらっしゃいますが、ここは「なるべく常識
的な話をしながら鍼治療をする治療所」を自称していま
すので(?)、なるべく素っ頓狂な治療や発想をしない
ように心掛けているだけなのです。
それくらいおかしな「なんちゃって現代医学」もまか
り通っているので、否定する機会も増えてしまう。
そうすると東洋医学と西洋医学との対決的な風合いが出
てしまい、西洋医学不信の患者さんのニーズに合ってし
まう。(当然欲求としてであって、必要ということでは
ない)
これが一番恐れるパターンですね。
(2004年5月8日)
難しい
「米イリノイ州シカゴの「生殖遺伝学研究所」は5日、
重い血液の病気を持つ小児患者の治療のため、患者に
移植可能な白血球型(HLA)の遺伝子を持つ胚(は
い)(受精卵)を着床前診断で選別し、骨髄提供者と
して出産することに成功したことを明らかにした。
最適の骨髄提供者が見つからない小児患者を救う緊急
避難措置ではあるが、骨髄提供者という特定の目的を
持って生命を生み出す行為に、医療技術の安易な適用
拡大を懸念する声も出ている。」-読売5.7-
上の記事は御覧になった方も多いことでしょう。
これに関しては賛成も反対もしませんが、新たに産まれて
くる命に今後どのような人生が待っているのか、それに懸
かっていることと思います。
愛のある育てられ方をすれば、兄弟を救うために出てき
た救世主として兄弟の絆も強いことでしょうが、今後何ら
かの不幸な人生を歩んだときには、大いに産まれてきたこ
とを悲観するでしょう。
恐らく自然に産まれてきた以上に....
このようなケースは今後日本でも出てくるだろうと思い
ますし、日本向けの医療サービス(ビジネス)として計画
中でもあるようです。
これに関しても今のところノーコメントというところです
ね。
(2004年5月7日)
GW明け
今日からGW明けということもあり、電車もいつもの
平日よりやや多いようでした。
私はと言うとGWひどい風邪で子どもの相手が辛い状態
でしたが、父親の1周忌法要が実家であったためバタバ
タしている内に終わったように思います。
私は大体家族で最後に風邪を貰うことになるので、3
人が回復する頃にピークが来て、辛い時期にどこかへ出
掛けたりというパターンが多いようです。
今回も熱が出た翌日に川で魚捕り、治りかけに梅田のポ
ケモンセンターに入場制限1時間半で行くという羽目に
なりました。
咳をしながら魚を追いかける親父と、それを追いかけ
ながら咳をする子ども二人、見守りながら咳をする嫁、
という色黒な病弱家族は奇異な光景だったことでしょう
ね。
昨日は義妹からカブトムシの幼虫をもらっていました
し、子どもにとっては良いGWだったのではないでしょ
うか。
私はと言うと、コラム風を書いている方が落ち着くのは
世のお父さん諸君の仲間入りだということでしょうか。
(2004年5月6日)
エゴ
今は一昔と違い、精神科や神経科、神経内科へ通うの
は一般に抵抗感が無くなってきました。
また安定剤や睡眠導入剤などを内科などで処方される人
も多く、良くも悪くもこういった薬が普及しています。
日本の医療事情は欧米の数年から10年遅れで訪れる
ようですので、今欧米で問題になっていることが恐らく
数年後には日本でも問題になりそうです。
特にアメリカでは安定剤と呼ばれる薬剤が既に小児に
も使用されており、3歳児がSSRIなどと呼ばれる薬
剤を投与されています。
この幼児への薬剤の投与は、後に大きな問題を呼び起こ
すような気がします。
まず幼児にそこまできっちりとした診断を行うことが
出来るのかどうか。
さらに成長期における薬剤の長期投与が、身体に及ぼす
影響がどのようなものか。
これは全く未知の世界なのですから。
幼稚園に通う年代では発達に個人の差が大きく出るた
め、発達の遅さや周囲に溶け込む能力が多少劣っている
と、親として不安になることは大いに理解できますが、
それを薬剤で感情をコントロールすることはどこまで許
されることなのか。(誰が許すのか)
不安な環境に対して子どもが不安を感じることや、ス
トレスを感じることはそんなに病的なことなのか。
或いはその境目はどこなのかについては、大いに親の主
観的な部分が関係するでしょうし、場合によっては親の
エゴが丸出しで子どもは被害者になる恐れもあります。
治療とエゴの境目はどこにあるのでしょう。
(2004年5月1日)
GW
いよいよGW突入ですね。
こんなコラム誰も見てないだろうと思いながら、抜ける
ような青空を見ながら書いております。
例年GWは人混みを避けて、なるべく遠出はしないの
ですが、昨年GWから父が容態悪化→死去となりました
ので、昨年の5月はバタバタでした。
今年もGW中に一周忌となりますので、レジャー気分は
全くありません。
来年も出来ればGW関係無しで仕事しようかとも考え
ています。
案外、GWにどこへも行く予定が無く、日々身体を酷使
しているけれど治療に行く暇がない人が集まるのかとも
思いますし。
鍼灸は一度目が一番行きにくいもので、やってみると
何ということはないんですよね。
でも確かに一度目に鍼灸院を訪れるのは、怪しげな風貌
の人が出てきたらとか、訳の分からない話をされたらと
かどうしようとか、布団針のような針で刺されたらどう
しようとか考えますよね。
だから第一歩を少しでも踏み出しやすくするために、
他がしていない時期に開けるのは良いかもしれません。
そうまでしないと受ける気にならないのかとも思わない
でもありませんが....。
(2004年4月30日)
自己責任
先日の人質報道以来、自己責任という言葉が一人歩き
しているようで、何でもかんでも自己責任といえば良い
かのような報道で、少々皆さんも食傷気味でしょう。
そもそもボランティア自体は国の制限を受けるような
ものではありませんし、ボランティアをしようという人
は貴重な存在なのです。
但しボランティアをしようとする人には、せめて自分の
足で立って何かを行う人間であって欲しいと思います。
あれがマザーテレサのように、貧しい人のお世話をす
ることが自分の喜びであり、ただそれを行うだけの人な
ら今回のような騒動にはならなかったでしょうし、救出
の費用負担をさせるようなことは無かったでしょう。
今回の騒動では、政治的な意図が見え隠れする地域、
タイミングで危険な地域にわざわざ出掛けていったこと
が批判の対象になり、且つ家族の言動が大いに国民感情
を害したということです。
それに加え、一般社会経験の浅い人物像なども後に報道
され、益々批判に拍車がかかりました。
一般の国民が生活に奔走する中、自分のやりたいこと
を周囲の状況も考えずに行っていることへの、無意識の
嫉妬などもあるのではないでしょうか。
やりたいことだけやっていては駄目なんだという、いわ
ゆる大人の意見とでも言うのでしょうか。
こういったいわゆる大人の意見に晒された、或いは大
きな敵意に晒された人間は、多大なるストレスを感じて
いることでしょう。
一般の人間がこれだけ多くの敵意を感じることなど、一
生の内に全くないひとの方が多いでしょうから。
期待されても辛いのですから、敵意をむき出しにされて
はどうしようもありません。
一個人に対してこれだけの敵意が向いてしまったこと
に関しては、マスコミを含めて大いに反省することも必
要です。
これも一種の自己責任でしょう。
(2004年4月28日)
逆風
今日はこれといったニュースもありませんが、もうす
ぐ改正される介護保険やこの度変わった消費税に一言。
介護保険は予想よりもかなりの請求額になったため、
対象者の縮小と徴収の拡大が予定されています。
対象者は現在の要支援と要介護1と呼ばれる、比較的軽
い介護の方は対象外となり、今まで40歳以上に支払い
義務のあったのが、20歳以上になるようです。
さらに消費税も今まで売り上げが3000万以上から
納める義務がありましたが、今年からいきなり1000
万以上に改正になり、小さな個人商店(接骨院、美容院
鍼灸院?)などがかなりの出費増になることでしょう。
特に従業員を1〜3人雇っているような商売に関して
は、直接的に死活問題となります。
消費税は所得税と違い、経費を差し引く前にかかる税
金ですから、年商1000万程度なら現在は5%の消費
税で50万がかかります。
残り950万から従業員の給料や必要経費を差し引き、
そこから所得税を払うことになります。
まぁ簡単に消費税引き上げなんて言いますが、将来的
に15%を越える額になったら小規模の商店は維持して
いくことが出来ないでしょうね。
1000万×15%=150万
従業員の給料一人月給15万×12×2人=360万
テナント料10万×12=120万
これだけで1000万の売り上げから630万が消え
ました。
残りは370万ですが、これから必要経費を差し引けば
生活費は出ませんから、従業員を解雇するか月3万程度
で働いてもらうか。
まぁ実際に売り上げ1000万程度なら従業員は雇わ
ないかもしれませんし、一人でなら十分やっていけるか
もしれませんが、税率が15%などになると、今まで無
かった出費がいきなり150万増えるわけですから、介
護保険料などとは次元が違う話です。
勿論現在の50万でもかなりの痛手でしょうが。
小さい規模の商店主には逆風の時代でしょう。
(2004年4月27日)
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアといえば、腰痛持ちなら一度は耳にす
る腰痛の中の腰痛ともいうべき病名です。
ヘルニアという病名自体は、「脱出する」という意味の
ようで、脱腸などもヘルニアと呼ばれます。
椎間板ヘルニアとは、その名の通り椎間板と呼ばれる
背骨の間にある関節軟骨が飛び出してしまい、傍を通る
神経や脊髄を圧迫するものです。
但し急性期の劇的な症状は、神経や脊髄の圧迫と言うよ
りは、いわゆる抗原抗体反応で起こるものだと言われて
います。
つまり何もなかったところへ軟骨が飛び出してきたも
のですから、身体がそれを異物として攻撃し、その時の
炎症反応が劇的な痛みを発生するのです。
その為一定期間経てば自然に痛みが治まることもあり、
その間の症状を和らげるための痛み止めの注射などで治
ってしまう場合もあります。
また出てしまった椎間板は、抗原抗体反応によって異
物として分解吸収されたりして無くなってしまうことも
あります。
これらの場合には基本的に保存療法と呼ばれる治療が
選択されるのですが、これは手術以外の方法と考えれば
良いでしょう。
では手術の場合はというと、これらの保存療法で効果が
得られない場合か、高度な脊髄症状が出ている場合や患
者が早期復帰を願う場合が適応となります。
さて厚生労働省では、この度椎間板ヘルニアのガイド
ラインを出したとのことで、詳しくはきいていませんが
カイロプラクティックは薦めないとか、レーザーによる
手術は薦めないなどの内容となっているようです。
鍼灸のことが載っていたかどうかは不明ですが、レー
ザーも結構最近は多い治療の一つですから、この評価は
現場で何らかの影響を出すのでしょうか。
また新たな情報があればお知らせする予定です。
(2004年4月26日)
それでも
インフルエンザの特効薬として最近病院でよく使用さ
れる「タミフル」という薬があります。
この薬は発症してすぐに使用しないと効果的ではなく、
直ぐに使用したとしても全体の治療に掛かる日数を1日
程度短縮するものなのです。
それに対してタミフルは耐性菌を作りやすいことや、
最近になって溶血性の貧血患者が出たこともあってか、
1歳未満の使用が原則禁止になりました。
そうしているところに重大な副作用報告がされました。
中外製薬によると、急性腎不全や肝炎、呼吸困難、血
圧低下なども報告され、添付文書に記載されることとな
りました。
添付文書といえば以前ここで書いた陣痛促進剤も、度重
なる文書の改訂を繰り返しています。
タミフルは日本でのみ異常に多く処方されている薬の
一つですから、副作用報告も日本の報告を待つしかあり
ません。
それでも多くの人はインフルエンザになると、病院に行
ってはタミフルを処方されることでしょう。
(2004年4月24日)
釣り
日本でも以前森永ヒ素ミルク事件というのがありまし
たが、今朝の報道では、
「22日付の中国系香港紙「文匯報」などによると、中
国安徽省阜陽(ふよう)市の農村で、多数の赤ちゃん
が品質の劣悪な粉ミルクを飲んだ影響で、異常に頭が
大きくなる奇病にかかり、これまでに171人が発症
し、13人が死亡した。」
とあります。
中国産の野菜や養殖エビに問題があることは多くの人
が知っていますが、これは別格ですね。
特に母乳が出ない母親にとっては、人工乳は子どもの命
綱ですから、他のもの異常に安全性が求められますが、
今回はそれが無視された形となっています。
中国製の製品は食品や電化製品、衣料など、多くが日
本に輸入されます。
漢方薬や健康食品などでも問題が度々起きていることを
見ても、今後も安易に安さや謳い文句に釣られるのは考
えものです。
(2004年4月23日)
足下
今朝は医療関連のニュースをサクッと3つほど紹介し
ます。
まずはこれですが、以前紹介した傷の新しい治療とし
て、傷口を消毒せず乾燥させずに治す治療に使う、新た
な絆創膏とでも言うのでしょうか。
これはかなり使えそうです。
ただコストはそれなりにかかるとは思います。
二つ目は人工眼が開発されたというニュース。
この人工眼とは、眼鏡に付けたカメラから画像を取り入
れ、画像をコンピューターで解析し網膜に電気信号とし
て伝えるというもので、今年度中には猫で実験し、さら
に2010年には人に実用化するということです。
人工臓器や人工器官がどんどん増えるようです。
さらに3つ目は、精子を使わずに単為発生という方法
で、卵子のみからマウスを誕生させることに成功したと
いうものです。
まだまだヒトには実用出来ませんが、本来ほ乳類には単
為発生は不可能と言われていただけに、将来的にはヒト
への応用も出来るようになるでしょう。
但し今回の実験でも、371個の胚から正常に産まれ
たのは2匹だけで、まだまだ問題は山積みでしょうし、
倫理的な問題も含めクローンと同じ扱いをされるとは思
いますが、科学だけでは割り切れない領域の問題です。
先に行けば行くほどヒトとはかけ離れたところに行って
しまいそうです。
砂上の楼閣といったところでしょうか。
(2004年4月22日)
促進剤
現在妊娠中の方には聞き逃せない情報ですが、最近の
出産は決った時間帯や曜日に集中していることをご存じ
ですか?
別にこれは帝王切開のことではなく、計画分娩という名
の下に行われる陣痛促進剤の使用によるものです。
2002年12月の出産記録を見てみると、曜日で言
えば火曜日に時間帯で言えば昼過ぎに出産が多いことが
よく分かります。
日曜の出生数は2400人前後で揃っていますが、火曜
の出生数は3500〜4000人までとかなりの差があ
ることが分かります。
さらに時間帯では夜8時以降から朝7時までの出生数
は平均して3万5千人前後なのに比べ、それ以外の時間
帯では正午付近の8万2千人をピークにして山なりにな
っています。
これは医師が常駐している時間や曜日に意図的に出産
させた結果であることは明らかで、これに伴い分かって
いるだけで2004年3月現在、338事例の重篤な被
害が発生しています。
昔から出産は月の満ち欠けの影響で起こると言われて
いますから、自然に任せると夜間の陣痛から始まり朝方
の出産が多いのではと思います。(うちは2回ともそう
でした)
自然の理に反した行為は、母胎を危険にさらすという代
償を必要とするのでしょうか?
陣痛の促進剤は、本人が自覚しないまま子宮口を柔ら
かくする薬として出される場合も多く、知らないままに
飲んでいるケースもあろうかと思います。
望むべき出産の姿があるのなら、子を産む環境選びには
かなり気を遣う必要がありそうです。
(2004年4月21日)
時代
インフォームドコンセントという言葉が一人歩きする昨今
では、患者の権利が謳われる一方で患者の責任に関してはあ
まり議論がなされていないように思います。
インフォームドコンセントで自分に関する医療情報を得てし
まえば、その後の治療を決断するのは当然自己責任となるわ
けで、自分の権利を主張すればするほど自分にのし掛かる責
任は大きくなってきます。
最近の患者さんは自分が体調不良になった原因を知りたが
る人は多いですが、それを知った上で自分でそれを変えるべ
く努力する人はそう多くありません。
治療をする側には、今後より一層の責任や義務が転嫁され
ることが予想されますが、あまりにも極端になると今までと
は逆に、治療をする側を保護しなければ怖くて治療など出来
なくなるかもしれません。
明らかな医療過誤は別問題として、治療法の選択が話し合い
の上で行われた場合、その結果起こりうることに関しては患
者側の享受も致し方ないような気もします。
これは私が患者として医療を受ける場合もそう思いますの
で、無駄な薬剤は私は一切服用しませんし、家族にも服用さ
せません。
但し必要な場合には抗生剤とて子どもにも服用させますし、
そう教育もしています。
これからは偏り無い知識(全てに対して)を有する努力をし
ていくのは致し方ないことであって、必要な自衛策であると
考えます。
嫌な言い方をすれば、そういう時代になったということで
しょうか。
(2004年4月20日)
赤いんです
ここ最近の晴れた日は、屋外に出ていると強烈な紫外線が
降り注いでいることに気付かされます。
何故かというと....
かなりのスピードで色黒になっていっているからです。
先日来られた患者さんに、
「色黒いですね。」
なども言われました。
恐らく一番白いはずのこのシーズンにです。
これから夏にかけては、外を散歩するだけでも真っ黒けにな
る私としては、これからは日々黒くなることが予想されます
し、家内にこの話をしても、
「まだ白いのになー。」
なんて話していました。
そういえば去年の夏頃は、脈を診るときに自分の手と患者さ
んの手を見比べては、自分の黒さを再確認していましたね。
ところで今の私ですが、赤いんです....
(2004年4月19日)
危
人を羨みながら日々過ごしている人や、人のことを下に見
ながら日々過ごす人達が多くいます。
ある意味殆どの人がそうかもしれませんが、その世界から抜
け出すことは治療に於いても非常に意義のあることです。
人を羨みながら、或いは恨みながら、周りばかりしながら
生きている人達は、なかなか治療の効果はあがりません。
自分を見つめてそれを真っ直ぐに見ることが出来るかどうか
は、自分なりの生き方、自分なりの治り方をするには欠かせ
ないものなのです。
これを見て心当たりのある人はまだ軽症です。
これを見て馬鹿馬鹿しいと思う人、関係ないと思う人、怒り
出す人が危ないのです。
(2004年4月17日)
信念
皆さんご存じのように、昨日イラクの人質3人が解放され
ました。
これを御覧の皆さんはあの報道をどのように見ていたのでし
ょう?
解放後、3人の内の一人はイラクに残り写真を撮り続ける
と言い、一人は米軍による町の破壊を見てくれと言っていた
ようです。
自作自演だという話もありますが、これについては分かりま
せん。
東京では自衛隊撤退を求めたデモがあったようです。
これに関しては民主主義国家としてはある程度当たり前かと
も思います。
様々なプラカードの中に、北朝鮮にも核兵器を持つ権利をと
書かれたものもあったそうです。
様々な思想の方が、自衛隊撤退という点で一致してのデモだ
ったのでしょう。
これも民主主義なら仕方ないでしょう。
誰が何を考えようとも、ある程度は勝手だということです。
さらに人間の盾になっていた人が拉致された模様ですが、
結果としては拉致されてもされなくても当事者にとっては目
的を遂行するためには同じことです。
今回の拉致騒ぎも、当事者達にとっては同じ効果だったのか
もしれません。
騒いでいたのは周囲だけで、当事者達は目的をある程度果た
したのですから。
それに関して同情の余地はありません。
それが彼らの表情に表われたのでしょう。
皆さんはどうお考えになるのでしょう?
(2004年4月16日)
新聞
日本には色々な報道機関がありますが、その中でも新聞か
ら情報を仕入れる人も少なくないですよね。
この新聞報道ですが、各新聞社によってかなり記事の内容や
表現が違います。
勿論新聞だって記者という人間が書くのですから、当然その
記者の主観が入ってくるでしょうし、編集者の意図も入って
くるでしょう。
さらに取り上げる記事にも各紙の個性が出ています。
個人的には医療や科学の記事を探すことが多いので、これに
関しては読売が他紙を引き離しているように思います。
特に医療に関しては、医療班が充実していることを思わせる
記事が多く、その内容も読者にとってかなり直接的に有益な
情報ではと思います。
それに対して未だにかなり無責任な記事を載せているとこ
ろもありますので、新聞によってはその記事を参考にして健
康作りをすれば、返って健康を害するのではないかというも
のまであります。
これは某健康番組レベルで、所詮興味を引けばいいというだ
けの記事かと思わせます。
新聞記者といえども人ですから得意や不得意はあるでしょ
うが、大学教授や医師の言葉なら何でも正しいのではなく、
さらに精査することが必要であること、記者にはそれだけの
責任があることを考えて頂きたいと思います。
(2004年4月15日)
自分力
今朝の毎日新聞に、妊娠中に投与された薬の副作用で胎児
が死亡した記事を掲載しています。
『女性は出産予定日を間近に控えた昨年5月、子宮口を柔ら
かくするホルモン剤を投与され、その直後に死産した。
このホルモン剤は、医師らで作る研究団体などが「薬とし
て有効性がないだけでなく、胎児への影響も懸念される」
として、安全性の再検討などを厚労省に要望していた。
先進国では日本でしか使われていない。』
とのことです。
日本にはこの手の薬は多いですね。
そもそも日本人は妊娠や出産に関して、少々過敏になりすぎ
ているのではないかと思われる節もあります。
勿論リスクを抱えた出産もありますが、本当に心配なら妊娠
前から身体を作ればいいことで、しかもそれすらも特別なこ
とではなく、必要なものを食べ、あまりにも大事にし過ぎず
身体を動かし、体調が悪ければ少々休み、酒や煙草は飲まな
いなどの基本的な注意を守れば良いわけです。
同じく今朝の毎日では、不妊症の女性を対象にした集団カ
ウンセリングを行ったことを書いています。
その中では、不妊症は精神的な要因も強いため、同じ悩みを
持った人同士が悩みを話したり、受精するイメージを作った
りすることで、妊娠の確率が上がったと書かれています。
これも納得です。
何か不安になったときには外からの力に頼るのではなく、
自分自身の力を如何に発揮するかと、本当の自分の力を知る
ことが、あらゆる困難を乗り越える唯一の絶対的要素だと思
います。
(2004年4月14日)
病院は....
C型肝炎が肝がんや肝硬変を引き起こすことは、今では多
くの人が知っています。
今朝の新聞では、C型肝炎の患者から噛みつかれた看護師が
唾液から感染し、その慰謝料として2500万を支払う判決
が出されたとありました。
2500万が高いか安いかは別として、以前医院で働いて
いた時にも同じように医療事故でC型肝炎に感染した看護師
がいましたが、やはりいつ発症・悪化してしまうか分からな
いという恐怖は、金銭に換えがたいものであることは想像に
難くありません。
この看護師の場合20歳の時に感染しており、翌年にはC
型肝炎と診断されています。
それ以来身体の不調に悩まされており、10年来病気に苦し
んだことになります。
ただ看護師は元々こういった危険と隣り合わせの仕事であ
り、それを覚悟の上でするのですから、学生時代に危険管理
の重要さをもっと教育し、病院内では細やかなリスク管理が
必要なのです。
これからも未知のウイルスが出てくれば、最も感染の危機に
晒されるのは医療関係者であることは間違いありません。
病院内は清潔だとか、病気を治しに行くとだけ思ってはい
けません。
病院は一番病原菌やウイルスがいるところなのですから。
(2004年4月13日)
アガリクス
今朝の新聞ではガン患者の民間療法として有名な「アガリ
クス茸」の粉末が原因とされる劇症肝炎で、初めて死亡例が
報告されました。
キノコ類は比較的肝臓に対する毒性が強いことは以前から知
っていましたが、これが本当なら1例だけということはない
でしょう。
ガンの民間療法に使われる性格上、副作用の発現やそれに
よる生命活動への影響は判別しにくく、今回のように肺ガン
で使用した場合や比較的初期のガンの場合には判別しやすい
かもしれませんが、初期を過ぎた肝臓や胆嚢のガンなら、症
状だけを見ていれば分かり難いかもしれません。
このアガリクスは実際ガン患者には驚くほど使用されてい
ますので、情報の整理や研究が正確になされるべきです。
(2004年4月12日)
ビデオは友達?
以前から言われていたことですが、長時間テレビやビデオ
を見ている幼児は言葉や社会性の発達が遅く、特に親が話し
かけず長時間テレビやビデオを見せている場合、言語の発達
に3倍近い格差が出ることが分かりました。
子どもの言葉が遅いことは親の(特に母親の)ストレスの
元になりますが、今回出たこのデータは余計に母親の怠慢が
子どもの発達の遅れの原因であると、短絡的に解釈される元
になりそうです。
確かに中には子どもには殆ど話し掛けない親もいるでしょ
うが、今回の結果は発達の自然な個人差を否定するものでは
なく、あくまでも一つのデータだと考えるべきです。
但し子どもとのコミュニケーションが不足しているとの自覚
があり、ついついテレビを話し相手にしている親御さんは、
これを十分に反省して子どもとのコミュニケーションを持つ
きっかけにするべきです。
どんな情報も使う側の考え方でどんな風にも歪められます
ので、くれぐれもご注意を。
(2004年4月10日)
チョコレート
妊娠中はとかく体重制限をうるさく言われる昨今ですが、
本来問題になるのは食べる内容と、体重の増え方が問題かと
思います。
体重が増えるということだけで言うと、一番急激に増えるの
は不適切な炭水化物の取り方が原因で、特に飲み物から摂る
不適切な糖分は非常に問題です。
ただ妊婦は非常にストレスの溜まりやすい環境にあります
ので、どうしても甘い物に手が伸びるようです。
本当は精神的ストレスを感じたときには、ブドウ糖などの脳
の栄養になるものを補給すればいいのですが、つい甘味の強
い砂糖(果糖)が欲しくなります。
私はただ単に強い甘味の中毒のようなものかと思っていま
したが、先日のロイター通信では、
「研究チームは、妊娠中の女性300人を対象に妊娠期間中
のチョコレート消費量とストレスのレベルを記録するよう
依頼。
出産後6カ月たった母親からの報告によると、チョコレー
トを摂取していた母親の場合、出産した子どもは笑顔など
の反応が大きかった。
さらに、チョコレートを摂取していた母親の子どもは、新
しい環境に不安を見せることが少なかったという。
研究チームはチョコレート消費と新生児の行動が、ほかの
要因と関連していないとの裏付けはないとしている。
ただ、チョコレートには、子宮内の胎児の気分を積極的に
させる化学物質が含まれているとの見方を明らかにしてい
る。」
ということのようです。
チョコレートの成分自体に赤ちゃんをリラックスさせるよう
な成分があるとのことですが、これは妊婦自体にもリラクゼ
ーション効果を与えているかもしれないですね。
但し、食べ過ぎは駄目ですから、くれぐれも少量をリラッ
クスするために食べて下さい。
しかも食べるべきものを食べた上での話です。
(2004年4月9日)
変動
最近鍼灸や柔整関係で摘発が相次ぎ、遂に昨日の読売新聞
の3面記事として、マッサージ行為を保険適応としての請求
での摘発、更に治療部位数での不正請求が問題になり摘発さ
れていました。
これには少なからず業界の衝撃も大きいのではないかと思い
ます。
少し解りにくいので解説すると、鍼灸の保険適応は医師の
同意書の指示で慢性疾患を、柔整の保険適応は医師の指示無
しでも行えますが、打撲や骨折捻挫などの急性疾患を対象に
しています。
そのため柔整では肩凝りや慢性腰痛のマッサージ行為や電気
治療には、本来保険が使えません。
ただご存知の通り、柔整では肩凝りや腰痛、変形性関節症
に対する治療が主で、町の安い按摩屋さんになっているのが
現状だったり、朝一は老人の集会所になっている所も少なく
ありません。
更に保険請求の仕方も鍼灸は一日一律(1500円前後)の
請求額ですが、柔整の場合治療部位数に応じて治療費が上が
るようになっているため、書類上は一度に4部位捻挫してい
たり、肩凝りで受診していても、書類上は転倒して首を始め
肩や手首を捻挫しているとして請求していれば、かなりの収
入が得られました。
今回摘発された接骨院も、11ヶ月で4400万の不正請求
をしていたと言いますから、恐ろしい金額です。(実はそん
なに驚く数字でもないのですが)
それだけに収入を目当てに開業を目指す人間も多く、実際
に学校でも治療のために鍼灸、収入のために柔整の資格を取
る人間も多いのです。
これが慢性疾患の治療に保険が使えなかったり、多部位の請
求が制限されれば、それだけで営業が困難な接骨院も数多く
出るでしょう。
今後考えられるのは、柔整にも医師の同意書が必要になる
とか、部位の数に関係なく治療費が一律になるなどの「はり
きゅう保険方式」となることです。
そうなれば手続きの煩わしさや、同意書を得ることの難しさ
が問題となり、今までのような営業は出来ない可能性があり
ます。
恐らく減収となることは間違いなく、その上今回から100
0万以上の売り上げに対して適用される消費税が重くのし掛
かることでしょう。
ここ数年で柔整業界に大きな変動が訪れることは間違いあ
りません。
(2004年4月8日)
プールの怪
つい先日までうちの長男と次男はスイミングに短期集中で
行っておりました。
春休みだけの1週間コースで、顔付けすら出来ない二人が頭
まで入水出来るようになりました。
子どもの成長は凄いですね。
これとは関係なく、プールで起こった出来事を。
プールでは数コースを区切って違うメニューをしていたよ
うで、子どもの横では年配の女性がウォーキングをしていま
した。
この女性(便宜上おばさまと書かせてもらいます)とは当然
更衣室も同じ訳で、同じ更衣室で家内と兄弟、多くのおばさ
まは着替えていたようです。
次男は少々変わった着替え方をしていたらしく、素っ裸に
水泳帽をかぶり、水着を着ようとウロウロしていました。
それを見ていたおばさまが、
「あらっー、見てー、可愛いお○ん○んやわー。
でも後20年後に見たかったわー。」
「奥さん私ら20年後には死んでますがな。」
「ほんまやねー。しゃーしゃっしゃっ(笑)」
更衣室に響く笑い声....
無言で隠れて着替え出す長男....
いやぁ正に大阪のおばさまというか、長男はさぞかし怖かっ
たことでしょう。
(2004年4月7日)
18〜88
以前このコラム風で、鍼灸は個人の技術に差が出やすいと
いう話を書いたのですが、実は西洋医学に於いても同じこと
が言えるようです。
特に予後が比較的不良なものに関しては、特にその傾向が顕
著です。
最近出た記事の中から紹介すると、厚労省は自治体のガン
検診でのガンが発見される発見率は、都道府県によって大き
く異なり、その地域差が10倍に及ぶと発表しました。
さらに違う記事では、肺ガンの手術後5年生存率に大きな
違いがあり、それが病院による技術の差であるということが
書かれています。
さらに今朝の毎日新聞では、肝臓ガンの初期患者の5年生
存率も病院によって大きく違い、18〜88%の差があると
のことです。
これは治療法の選択、それを行う技術や知識などで変わり、
大阪厚生年金病院のように調査後治療内容を変化させること
で、5年生存率を大きく伸ばした病院もあります。(62%
→73%)
これは逆に言えば病院の治療次第で4倍以上の結果を出せ
るということですから、生存率18%の病院だけ難しい患者
が来ているわけではありません。
これを考えれば少しでも長く生きたい人は、病院選びを最初
からかなり慎重にする必要があります。
(2004年4月6日)
女性ホルモン
今朝の朝日新聞の中で、東京湾の魚がメス化しているのは
環境ホルモンなどではなく、天然の女性ホルモンが原因だと
いう記事がありました。
天然の女性ホルモンとは何のことかというと、どうも女性
の尿の中に含まれているホルモンのことのようで、下水処理
施設がある近くの海では、この女性ホルモンが海水中に含ま
れるため、魚のメス化が起こっているのではないかというこ
とです。
現在は環境ホルモンがかなり脅威として伝えられているた
め、これが本当かどうかをしっかり調べてもらいたいところ
です。
(2004年4月5日)
薄々
昨日、掲示板で書き込んで頂いたことですが、現在の医療
保険では基本的に予防のための治療というのはあまり行われ
ません。
まぁ高脂血症に対してコレステロール低下剤を出したりはし
ますが(血管疾患の予防と称して)、これは予防というもの
になるかどうか怪しげです。
勿論必要なものもありますが、コレステロールだけ高い場合
には返って健康であるとの指摘もありますし、コレステロー
ルを下げることで癌の発生が増えたり、薬の副作用に苦しむ
人もいるようですから、真の予防のためにはもう少し適応を
厳密に定める必要があります。
昨日の書き込みでは、数値に異常が出てしまったが対策が
ないということでした。
現在の医療制度では、疾患名がないものには医療保険を使っ
て治療は出来ませんし、保険を使おうにも何をすべきかが分
かりません。
これは本来予防するという概念自体が強くないことが原因だ
と思います。
笑い話ではないですが、健康診断を行っていてもいなくて
も、寿命自体はあまり変わらないというのです。
つまり健康診断で何かが見つかっても、その時点でその人は
既に病に冒されているのであり、予防ではなくあくまでも早
期発見なのです。
勿論早期発見も重要だとも言えますが、これで本当に救える
かどうかは別の話かと。
例えば見つかったときには既に手遅れと言うことも多いで
すし、見つかってから本当に養生できる人なら、普段からも
養生できる人なのではないかと思うんですね。
多くの人は健康診断で異常が見つかっても、生活を大きく変
えることはなく、慢性疾患が日々悪くなっていく。
或いはどうして良いか分からず、健康食品などのオタクに
なっていく。
健康診断に一喜一憂するなら、もう少し自分の身体を自分
自身で感じ、必要なことを考えて実行することです。
それが出来なければどんな薬を飲んでも意味がありません。
大抵の慢性疾患の人は何が問題であるかを薄々感じているも
のです。
(2004年4月3日)
絶滅か....
まずはこちらを御覧下さい。
「イギリスの科学者チームは、ほとんどすべての在来種の数
を対象として過去40年間に行なわれた、6つの調査記録を
分析した。
この結果、この20年間にイギリスに生息する蝶の71%の
種で個体数が大きく落ち込んでいることが判明した。
また、イギリスに生息する鳥類の54%の種、在来種の植
物の28%も、この40年間に大幅に減少していた。」
「研究者たちが世界の6つの地域について調べたところ、温
室効果ガスの排出量を大幅に削減しなければ、地球上に存
在する全動植物種の4分の1が2050年までに絶滅するという
結果が出た。」
「『サイエンス』誌の3月19日号に掲載された2本の研究
論文によると、イギリスのイングランド、ウェールズ、ス
コットランド地方で、鳥類、蝶、植物の数が大幅に減少し
ているという。
今回の調査結果は、地球が6度目の大量絶滅のまっただ中
にいることを示す強力な証拠となっている。」
これは変なカルト誌や宗教団体誌に掲載されているもので
はありません。
大真面目な研究の結果です。
元々人間は少々増えすぎなのかも知れません。
だからといって別に寿命が短くなればいいとか、今生きてい
る人間を延命治療するななんてことではなく、実感として出
来ることをしなければいけないということです。
ここでは地球温暖化の話ですが、別にゴミを道ばた捨てるこ
と(勿論吸い殻なども)も、廃棄物を地中に埋めてしまうこ
とも、無駄な開発や利益重視の開発を止めることも、同じこ
とですよね。
この度の大量絶滅は非常に緩やかなもので、実際には人間
を追いつめる程ではないでしょうが、だからこそ実感が無く
て怖いですね。
気付いたときには手遅れで、人知れずどこかの地域で人が死
んでいく。(ある意味現在もそうですが)
過去の大量絶滅では、有名な恐竜の絶滅が5度目のようで
すが、一番大量に絶滅したときには二畳紀末(2億5千万年
前)の全生物の内、約96%が絶滅したようです。
私たちは高度な文明を持っているから大丈夫というのは、自
然を相手にしている人なら、如何に愚かな考えか分かるでし
ょう。
(2004年4月2日)